小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

〝寄せ活〟で年間17万5000ポイントも!ポイ活の達人に聞く楽天経済圏で得するコツ

2024.12.14

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

ひとつのポイントプログラムを中心とし、提携する企業やサービスを利用することができる仕組みの「ポイント経済圏」。2024年は新たなポイントの誕生によってポイントを軸とする経済圏の動きが活発になった。

2025年のトレンドは経済圏を絞る「寄せ活」

6大ポイント経済圏のひとつとされるのが楽天グループの楽天ポイント。楽天はグループの様々なサービスを結びつけ、グループサービス内の回遊性を高めるビジネスモデル“楽天エコシステム(経済圏)”を2006年に発表。楽天市場や楽天カード、携帯キャリアなどを通じて経済圏を拡大している。

楽天IDを持っていれば、ネット通販、フィンテック、デジタルコンテンツ、通信など70以上のサービスを利用できることができ、これらを楽天ポイントとして貯められることが強み。貯めた楽天ポイントは約920万ヶ所(「楽天ペイ」「楽天Edy」「楽天ポイントカード」の利用可能カ所合計数、2024年6月時点)と、幅広い場所で利用できる。

楽天グループの調査では、日常で主に利用しているポイント経済圏の数は1~2つが過半数で、多くの消費者が経済圏を絞っていることが判明。

ポイント経済圏が複数ある中、メインで利用する経済圏を絞る決め手について、一番多かった回答が『ポイントが貯めやすい』約9割、次いで多かったのが『ポイントが使いやすい』約6割。貯めやすさ、使いやすさが大きな決め手になっていることわかった。

調査結果から、楽天では2025年経済圏のトレンド予測として『寄せ活』がキーワードになると発表。寄せ活とは、経済圏をひとつに寄せてポイントを貯めたり、使ったり、増やしたりすることを指す。

「各経済圏では様々なプランやキャンペーンが多く展開されていますが、寄せることを意識すると、ポイントを貯める、使う、増やすのサイクルが回しやすく、お得な特典が受けやすくなります。そのため、ユーザーは経済圏が複数ある中でも自分に合った経済圏を選んで、経済圏を寄せてポイントを貯めて使うことが、今後トレンドになってくるのではないかと考えています」(楽天グループ サービス広報 荒川さくら氏)

楽天サービスの寄せ活に欠かせないのが、「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」。「SPU」とは楽天グループが提供する、対象サービスの条件を達成すると、「楽天市場」での買い物のポイント進呈倍率がアップするプログラムだ。

普段利用しているサービスを楽天サービスに寄せて、利用条件を達成するだけで最大17.5倍までポイントアップすることが可能。特に、楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」を使っているユーザーであれば「SPU」が誰でも毎日5倍(楽天会員1倍と楽天モバイル対象プランご契約者様特典+4倍の合計値)になるため、寄せることでポイントが貯まりやすくなる。

併せて「お買い物マラソン」や「楽天スーパーSALE」、「毎日5と0のつく日はポイント4倍」のキャンペーンを利用するとさらにポイントが貯めやすくな。

時短節約家・くぅちゃんが実践している「寄せ活」術

時短節約家としてテレビ・雑誌などでも活躍中している、ポイ活の達人・くぅちゃん氏が実践しているポイント経済圏「寄せ活」術について聞いた。

「私が初めて楽天カードを作ったのが2011年。カードを使って楽天市場でお買い物をするようになったのが2015年で、ポイントを意識し始めたのが2019年です。この頃に年間で6万ポイントほど貯めることができており、いろいろサービスをひとつに寄せるとお得だと意識するようになりました」(以下「」内、くぅちゃん氏)

【くぅちゃん プロフィール】

看護師時代の浪費家生活を経て結婚。二児の母となったあとも変わらない金銭感覚に危機感を覚え、節約生活を開始。6年間で1000万円の貯金を達成し、著書「節約主婦の今すぐ真似できる1000万円貯蓄」(KADOKAWA)を出版。時短節約家として、テレビ・雑誌などでも活躍中。FPの資格も取得し、活動の幅をさらに拡大中。10月29日新刊「一生お金に困らない みるみるお得が増える暮らしのコツ」(扶桑社)発売中。

くぅちゃん氏は1日を通じて「寄せ活」を実施。生活のさまざまなシーンでポイントを意識している。

【朝~午前中の「寄せ活」】

起床後アプリの「楽天スーパーポイントスクリーン」を開いて広告をタップ、ポイントをゲット。「楽天スーパーSALE」の期間はポイントがついた広告がたくさん出ていて、朝だけで15ポイントぐらい貯まることも。

楽天ポイント総合サイト「楽天PointClub」で期間限定ポイントやお得なキャンペーンをチェック、ここでもミッションをクリアするとポイントがもらえる。ここまでが朝のルーティン。

ランニングの時間は「楽天ヘルスケア」を活用して、歩数の達成でポイントが当たる抽選に参加。外出中にローソンに寄ったときは、アプリを使って来店を検知させる「楽天チェック」をしてポイントをもらうことも。

【午後~夜の「寄せ活」】

昼食時もスマホを触りながら「お買い物マラソン」、「楽天スーパーSALE」で買うものや、同じ商品でもポイント倍率が高い店をチェック。

日用品の買い物も楽天ポイントがたまる店を意識。「楽天ペイ」が使えるスーパーやドラッグストアに行ったり、使えない店でも楽天カードは使えるかを考えながら買い回り。

店によっては楽天ポイントだけでなく、店独自のポイントも貯まる。また、「楽天ペイ」を使うとさらにポイントが3重、4重取りできるところがあるので、ポイントを貯める習慣を日常に取り入れることが寄せ活の基本とのこと。

夕方には再び「SPU」をチェックして、就寝前には楽天市場のクーポン情報や、ショッピングSNSの「楽天ROOM」を見てインフルエンサーの人気商品などをチェック。

〇「寄せ活」の秘訣その1・楽天モバイル利用で楽天市場のSPU倍率を上げる

「楽天市場で買い物をするときにはSPU倍率を上げることを意識しています。楽天銀行で口座を作り楽天カードの引き落とし先にすると倍率が上がるので、節約を心掛けながら、お金を貯めてきました。

さらに固定費の節約としてたどり着いたのが楽天モバイルです。現在、子ども2人と私のスマホ3台を楽天モバイルで契約しており、3台持っても月6000円台程度で済んでいます。

SPUは楽天モバイルユーザーの場合、毎日ポイント5倍になるので、『お買い物マラソン』などのキャンペーンのタイミングで購入すれば驚くほどポイントが貯まります。

いろいろなサービスをあれもこれもとやってしまいがちですが、できるところからひとつずつサービスを増やしながらポイント倍率を上げていくと、ポイントが貯まったという感覚をすごく持てるので、楽天モバイルの利用はかなり効果的です」

〇「寄せ活」の秘訣その2・楽天市場の「楽天スーパーSALE」や「お買い物マラソン」を有効活用

12月は必要なものも多いので前もってリストを作り、「楽天スーパーSALE」や「お買い物マラソン」を狙ってお得に購入して、ポイントも取り逃がさないことが大事とのこと。

「年末の手土産や、忘年会、新年会用のものなど、セールを有効活用して購入するとポイントも一気に溜まります。毎年、年末に家電系のセールがありいつもより安くなるので、価格をチェックしておくのも忘れずに」

〇「寄せ活」の秘訣その3・貯めたポイントは「楽天ペイ」で決済

「楽天ペイは支払いで最大1.5%還元と還元率が高いので、楽天ペイが使えるお店であれば楽天ペイで決済するようにしましょう。

スーパーやトラッグストアなど生活用品を買うお店でも楽天ペイが使える場所が増えてきているので、楽天ペイを当たり前に使うというのは押さえてほしいポイントです」

〇「寄せ活」の秘訣その4・通常ポイントは運用に回す

「楽天モバイルに替えて固定費の節約でできたお金を運用に回そうと、数年前からNISAを始めました。楽天のサービスでまとめると、楽天市場で使った時お得になると思ったので、証券会社は迷わず楽天証券を選び口座を開設しました。

通常ポイントを獲得したときは『楽天PointClub』の楽天ポイント運用や楽天証券でのポイント投資に回してみるのもよいでしょう。現金では躊躇してしまう資産運用でも、おまけとしてついてきたポイントなら一歩踏み出せます。

買い物をするともらえたポイントが、今や資産の一部のようになり、さらに運用して増やすこともできるようになりました。ポイントは資産同様の価値があるものだと実感しています」

くぅちゃん氏の楽天ポイントの累計数は120万ポイントを突破。2024年は約17万5000ポイントを獲得しました。ポイント運用は開始約3年で31%増という驚くべき実績です。

「月給を1万円上げる、1か月の食費を1万円減らすのはとても大変です。でも先ほどの1日のスケジュールを習慣化すれば1万ポイントが貯まるとなると、もはや副業のような感覚になります。

先日、ランニングシューズを買いに行きましたが、お店で試着をして決めた靴のお値段は1万9800円。楽天市場でも売っているかチェックしたら、なんと2000円クーポンが出ていて1万7800円で買えることがわかりました。

家に戻り楽天市場で購入しましたが、私のSPU倍率は常に7.8倍、さらにその時+10倍になっていたので、17.8倍のポイント還元率になりました。2000円クーポンが使えて、さらに3000円分ほどのポイントが還元。知っているかどうかで、得する度合いが全く違ってくるのが寄せ活です」

【AJの読み】「経済圏」争いが激化する中でユーザーはなにを選べばいい?

今年「JRE BANK」でインターネット銀行事業に乗り出し「経済圏」争いに参戦したJR東日本が、12月に交通系ICカード「Suica」の機能強化を打ち出した。先行するドコモも銀行業への参入を目指しており、PayPayはデジタル給与に対応するなど、各経済圏はサービスの構築にしのぎを削っている。

各社が自らの経済圏にユーザーを囲い込む施策を打ち出し、競争は激化しているが、ユーザー側も経済圏をひとつに寄せた方がお得なのか、いくつか併用した方が様々なサービスが受けられるのかなど、ポイ活をする上で迷うことも多い。

達人の1日を見ると、ここまでサービスが多いと常にポイントを意識するのは正直難しいと感じたが、達人が言うように「できるところからひとつずつサービスを増やしながらポイント倍率を上げていく」ことがポイ活初心者には肝要。

実際、ひとつの経済圏に寄せていけば、管理がしやすく、ポイントも貯まりやすくなるのも事実。複数の経済圏を使っていて思うようにポイントの恩恵を受けていない、ポイ活を意識するのがしんどくなってきたという場合は、利用頻度を考慮して、1~2程度に絞った方が満足度は上がるかもしれない。

取材・文/阿部純子

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年12月16日(月) 発売

DIME最新号は、「大谷翔平研究!」。今年を象徴するDIMEトレンド大賞の発表や、Aぇ!group、こっちのけんと他豪華インタビューも満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。