YouTubeは2024年12月11日、2024年日本のYouTube年間ランキングを、「国内 注目されたトピック」「国内トップ楽曲」「国内トップショート楽曲」「国内トップ登録者増加クリエイター」の4ジャンルで発表した。
「国内 注目されたトピック」は、ミームや音楽、スポーツなどのトピックについて、2024年 YouTubeで特に話題となったトピックの上位10件を順不同で取り上げている。
トピックは、関連する動画の視聴数やアップロード数など、さまざまな指標に基づいて算出されたものだ。
「国内トップ楽曲」1位、Creepy Nuts『Bling-Bang-Bang-Born』の視聴回数は2億8000万回を突破
「国内トップ楽曲」の1位となった Creepy Nuts『Bling-Bang-Bang-Born』は、主題歌として起用されていた TV アニメ『マッシュル-MASHLE-』とのコラボレーションミュージックビデオを発表。動画の視聴回数は、現在までに2億8000万回を超えている。
Creepy Nuts は「国内 注目されたトピック」にアーティスト名が入ると同時に、楽曲『Bling-Bang-Bang-Born』でも「国内トップショート楽曲」にランクインした。
このように、動画のジャンルやフォーマットの垣根を超えて広がっていくことが、2024年のトレンドの特徴のひとつと言える。
同様に「国内 注目されたトピック」に入ったゲーム『ゼンレスゾーンゼロ』は、登場キャラクターであるエレン・ジョーのイメージソングとして制作された、弌誠の『モエチャッカファイア』も「国内トップショート楽曲」にランクイン。
■ファンの間で人気のフォーマット動画をアーティストサイドが制作
そして、「国内トップショート楽曲」の1位となった、こっちのけんと『はいよろこんで』は、「1時間耐久」やミュージックビデオの「考察」など、ファンの間で人気となってきたフォーマットの動画をアーティストが制作することで、音楽の世界により深く没入することを可能にした。
「国内トップ登録者増加クリエイター」では、「けんた食堂」など、ショート動画でも人気を博したクリエイターが、登録者数を大きく伸ばす傾向が今年も見られた。
その一方で、ビジネスなどの学びのコンテンツをメインに扱うチャンネル「PIVOT 公式チャンネル」が 2 位にランクインした。
動画のジャンルやフォーマット、視聴の目的など、さまざまな視聴者のニーズや好みに答えるクリエイターが活躍した一年と言えそうだ。
各ジャンルのYouTube年間ランキング
<国内 注目されたトピック>
YouTube 上のミームや音楽などのトピックについて、関連する動画の視聴数、アップロード数、クリエイターの活動など、さまざまな指標から分析した結果をもとに作成。2024 年に新しく登場したトピック、またはユーザーの関心が大幅に増加したトピックなど、今年顕著な人気があると判断されたトピックのみが対象となる。
<国内トップ楽曲>
本ランキングは、国内の視聴数をもとに作成。対象は2024 年に公開された楽曲、または前年比で大幅に視聴数が増加した楽曲で、公式ミュージックビデオや歌詞動画、アートトラックの視聴数を含む。
<国内トップショート楽曲>
本ランキングは、楽曲を使用したショート動画の国内のアップロード数をもとに作成された。対象は2024年に公開された楽曲、または前年比で大幅にショート動画のアップロード数が増加した楽曲。
<国内トップ登録者増加クリエイター>
2024 年にアーティストやブランドを除き、登録者数を大きく伸ばしたチャンネルのランキング。
◎各ランキングは 2024 年 1月1日〜10月31日のデータに基づきます。
関連情報
https://www.youtube.com/@YouTubeJapan
構成/清水眞希