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2024年の印象に残った経済ニュース、3位マイナス金利解除、2位日経平均の最高下落幅、1位は?

2024.12.14

2024年を金融トピックスから振り返ると、大きな動きがあった1年であった。そこでSiiibo証券は、投資経験がある20代から60代の男女300名を対象に、2024年の金融ニュースを投資行動の変化と併せて振り返るとともに、2025年の注目トピックスへの関心と投資意欲について調査を行った。まずは、改めてこの1年の経済ニュースで主だったものを振り返ってみよう。

1月の新NISAからトランプ氏再選まで、激動の1年

1月には新NISAがスタートし、投資家はより多くの資産をより長期間にわたって非課税で運用できるようになった。

3月には、2016年1月以来約8年続いたマイナス金利が解除、8月には日経平均株価が過去最大の下落幅4451円を記録。11月には東証が株の取引時間を1954年以来70年ぶりに30分延長し15時30分までとした。

国内の情勢では、10月に最低賃金が前年からの伸び率4.98%と、42年ぶりの高水準で上昇。11月には衆議院選挙により内閣が再編され、第2次石破内閣が誕生。

家計への影響が大きい分野では、食品や輸入品を中心としたインフレ傾向が続いており、2025年以降も継続すると予想されている。

海外情勢に目を向けると、対米ドルの円安が進行し、7月には一時1ドル161円と1986年12月以来約37年半ぶりの円安水準を更新した。

また、米国金利の高止まり傾向が継続し、11月には世界中の注目を集めた次期米国大統領選でトランプ氏が再選するなど、2025年の投資動向に大きく作用していくであろう出来事もあった。

2024年の印象に残ったニュース1位は「新NISAの開始」!投資動向はすべての金融商品で「買い増し」が増加

2024年のニュースの中で「印象に残っているもの」を3つまでと「投資判断に最も影響したもの」を質問したところ、「新NISAの開始」がどちらにおいても突出して1位を獲得。

開始直後からメディアで連日取り上げられ、書店では関連書籍コーナーが設けられるなど、社会的にも盛り上がりを見せたトピックであった。

「日経平均株価が最高下落幅を記録」は、印象に残ったニュースでは4位だったにも関わらず、投資判断に最も影響したニュースでは2位となった。

同設問において、3位は「マイナス金利の解除」、4位には「円安の継続」が続き、投資判断には、日本国内の相場や値動きに関する出来事の影響が大きかったと見てとれる。

「2024年のニュースがどのように投資判断に影響したか」を質問したところ、「期待を感じた」(47.3%)と「不安を感じた」(45.0%)がほぼ同数ずつに分かれた結果に。

このことから、2024年の金融・経済ニュースがポジティブとネガティブの両面で捉えられたと考えられる。

「2024年に買い増やした投資商品・買い減らした投資商品を教えてください」と質問したところ、どの金融商品においても「買い増やした」が上回った。

買い減らしは「特になし」が31.0%を占め、市場動向に左右されずに投資を継続した人が多かったと考えられる。

買い増やしと買い減らしを比べると、「国内株式」に32ポイント、「投資信託」に30ポイント、「外国株式」に11ポイントの差があった。

2025年の投資意欲、「積極的」が「控えたい」の約3倍に。2024年の積極投資傾向は継続

「2024年のニュースを踏まえて、2025年はどのように投資していきたいですか」という質問に対して、「積極的に投資」(37.7%)と「2024年と変わらない」(39.9%)がほぼ同数で多い傾向となり、「2024年よりも控えたい」(13.8%)は少数派となった。

「2024年と変わらない」という回答が最も多い点と合わせて考えると、投資経験者は短期的なニュースや市場の波に左右されず、安定した投資を継続しようとしていると言えそうだ。

また、2025年の投資判断に影響しそうだと感じるトピックスを3つまで選択してもらったところ、「科学技術の発展」、「国内政治」、「日本の社会課題」、「国内金融経済」の国内トピックスについては、「積極的に投資したい」人が、「投資を控えたい」人よりも30ポイント以上多く選択した結果に。

国内の動向に関するトピックスが、「積極的に投資したい」意向の背景にあることが伺える。

まとめ

数々の金融ニュースがあった2024年。今回の調査では、社会的にも関心が高かった「新NISAの開始」が「印象に残ったニュース」「最も投資判断に影響したニュース」ともに1位であった。

投資経験がある投資家にとっても2024年を象徴する出来事だったことがうかがえる。金融商品の購入状況が、選択肢の全ての商品において「買い増した」が「買い減らした」を上回る結果となったことからも、投資熱が高まった2024年だったと言えそうだ。

2024年のニュースの投資判断への影響は「期待を感じた」と「不安に感じた」がほぼ同数に分かれたものの、2025年の投資意欲については「積極的に投資したい」(37.7%)もしくは「今年と変わらない」(39.9%)と回答した人が多いという結果に。

不安を感じたニュースがありつつも、投資動向については長期的な視点や制度の活用を重視して、安定した投資を継続したい意向を持った投資家が多いと考えられる。2024年に盛り上がりを見せた投資熱は、2025年もさらに高まるかもしれない。

調査概要
調査時期:2024年11月22日
調査方法:インターネット調査
調査対象:投資経験3ヶ月以上、世帯年収400万円以上の、全国20~69歳の男女300名
※本文中では、小数点第2位を四捨五入している
※nは有効回答数
※Siiibo証券調べ

関連情報
https://siiibo.com/

構成/Ara

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