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海水のミネラルから誕生したサステナブル素材「NAGORI®」が、日本のモノづくりを支える企業に採用される理由とは【PR】

2025.01.16PR

【Sponsored by パナソニック】

今までにない丸みを帯びたデザインを採用し、電動シェーバーの常識を覆したパナソニックのシェーバー『ラムダッシュ パームイン』。

手のひらに収まるコンパクトなボディには、同社のシェーバーブランド「ラムダッシュ」の5枚刃テクノロジーを凝縮。さらに『ラムダッシュ パームイン』のハイエンドモデルとなる「ES-PV6A」には、家電では初採用の、海水のミネラルから誕生した素材「NAGORI®」を使用した。

まるで天然石のような自然な佇まいと、ひんやり手に馴染む質感で、シェーバーとは思えないほどのやわらかな印象を実現している。

本格機能を担保しながらも、前例のない素材で新しいカタチに挑戦した『ラムダッシュ パームイン』。その評価は、グッドデザイン金賞など数々の輝かしい賞の受賞に現れている。

まさに新たな価値の創出に貢献した「NAGORI®」素材だが、なぜ電動シェーバーに初採用されることになったのだろうか。その理由を紐解いていこう。

「プラスチックの食器は味気ない」をきっかけに開発スタート

そもそも「NAGORI®」とは、三井化学が開発した海水のミネラルから誕生した新規複合材料。研究者の「樹脂の食器で食べる食事は味気ない…」というひと言がきっかけとなり、2015年に開発がスタート。樹脂の特徴には、「落としても割れづらい」「成形しやすい」「軽い」「熱を伝えにくい」などが挙げられるが、ここに「重さ」と「陶器のような質感・温冷感」を加えることで、味気なさを払拭し、美味しさを表現できるのではないか、と考えたのだ。

また、それと同時に、開発チームでは、世界の水問題についても頻繁に話し合っていた。中東やアフリカなどの地域では、生活用水を確保するため海水をフィルターに通して真水にする淡水化が行なわれているのだが、その際、ミネラル成分を多く含んだ濃縮水が生まれる。

この濃縮水は、塩分濃度が高いにがりのような塩水で、十分な処理が行なわれず海に廃棄されることが多く、局地的な塩分濃度の上昇を引き起こし、サンゴの消失など深刻な環境問題になっているという。

つまり、「美味しさを表現できるプラスチック」と「未利用資源利活用促進による環境負荷低減」、これら2つの課題解決につながる新たな素材として開発されたのが、この「NAGORI®」というわけだ。

「NAGORI®」に使用する海のミネラルは、金属成分の一種で、ここに樹脂を混ぜ合わせることで、プラスチックのような容易な成形を可能にしつつも、重量感と陶器のような質感・温冷感が再現できる。しかも海水由来成分を最大75%配合できるため、プラスチックの使用量削減にも大きく貢献。そのうえ、海水ミネラルに由来する抗菌性・抗ウイルス性も有しており、求めていた以上の機能を備えていることもわかった。

開発開始から約3年、次世代の素材「NAGORI®」が完成すると、2018年度グッドデザイン賞を受賞し、「グッドデザイン・ベスト100」にも選出された。

パナソニックだけじゃない。多くの企業が注目するサステナブルな素材

そんな優れた素材「NAGORI®」は、多くの企業に注目されることになる。樹脂成形メーカーの石川樹脂工業もそのひとつだ。

石川樹脂工業は、漆器などの工芸品の生産が盛んな石川県加賀市で創業した企業。元々、木製漆器の製造を行なっていたが、時代の流れに合わせて、樹脂製の食器雑貨などの製造、販売を拡大していった。

そんな時に直面したのが日本のモノ作りの危機。樹脂は「使い捨て」などの負のイメージが強く、海外の安価な製品が台頭。2044年には、石川県加賀市の生産人口の数が、約半数にまで激減するという予測を目にしたのだ。

石川樹脂工業は、この課題解決のために、こだわりのある人の普段使い食器ブランド「ARAS(エイラス)」を2020年に立ち上げる。「ARAS」は、樹脂という素材の価値をアップデートし、日本のモノ作りの存続に貢献するのが最大のテーマ。そのためには、時代に求められるサステナブルな素材と、持ち続けたくなるデザイン性の確立が重要。そこで着目した素材が「NAGORI®」だった。

「ARAS」から登場したサステナブルコレクション「海水」は、海水のミネラルを50%以上含んだ「NAGORI®」を採用。こうすることで食体験がより楽しめる独自の質感、重厚感のほか、食洗機や漂白剤、電子レンジでも使用できる機能性も兼ね備えた。

また、デザインは、石川樹脂工業と同じく石川県に工房を構えるクリエイター集団「secca」が担当。「secca」は、宿泊施設やレストランから依頼を受け彫刻作品や器などをデザインから制作まで一気通貫で行っている。その経験を活かし、デザイナーとして様々なプロジェクトに参画しており、革新的な素材の特性を新たな食体験に変換する「ARAS」の食器のデザインも全て担当している。

こうして、サステナブルな素材「NAGORI®」と「secca」が手掛けた持ち続けたくなるデザイン性を確立した「ARAS」は、「第22回JIDAデザインミュージアムセレクション2020」にてゴールドセレクションを受賞し、デザイン性とサステナブルなコンセプトが評価された。

世界に誇る、“日本のモノづくりの強さ”を再認識

時代に求められる新素材の「NAGORI®」。『ラムダッシュ パームイン』が探していた素材は、まさにそれだった。『ラムダッシュ パームイン』は、持ち手を無くし、丸みを帯びたやさしい印象のデザインに仕上げることで、従来のシェーバーにはなかったインテリア性を高めている。

今まで、隠すものだったシェーバーを見せるものに昇華させる。こうすることで、置き場所を限定することなく、剃りたい時に剃れて、愛着も湧き、製品を大事に使うことにつながる。そのためには、製品の佇まいに直結する素材感が重要。また、サステナブルな意識が高まっている昨今は、環境への配慮も必要不可欠だ。

「NAGORI®」は、環境にやさしい素材でありながら、樹脂特有の強度も併せ持ち、なおかつ陶器のような質感を再現できる。しかも、マットな触り心地なので、水場で濡れた場合でも滑りにくい。適度な重量感もあるため、チープにならず、特別な存在感も醸し出せる。『ラムダッシュ パームイン』のデザイナーは、「NAGORI®」をひと目見るなり、これだ!と確信したという。

持ち手のないフォルムで電動シェーバーの新たな価値を創造した『ラムダッシュ パームイン』。樹脂のイノベーション素材「NAGORI®」との出会いは、日本のモノづくり発展に寄与したいという志が引き寄せた、必然の巡り合わせだったのかもしれない。

関連情報:
パナソニック『ラムダッシュ パームイン』
三井化学「NAGORI®」
石川樹脂工業
「ARAS」
「secca」

取材・文/オビツケン(ob1) 撮影/福永仲秋

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