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メイクをしない男性に人気のクレンジングオイルとは?@cosmeリサーチプランナーに聞く2025年コスメの注目トレンド

2024.12.12

実際に商品を使用した@cosmeメンバーから寄せられた口コミ投稿をベースに選ばれる「@cosmeベストアワード」。2024年12月5日に2024年のベスト10が、2025年上半期のトレンド予測と併せて発表された。

ランキング半数がベースメイク!大賞は二冠となったクレンジングオイル

ランキングのうち、半数がベースメイク関連となった今回のベスコス。見事大賞に輝いたのは、『アテニア スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ』。上半期にもベストコスメを受賞している製品であり、史上初のスキンケア商品がダブル受賞となった。

人気は国内にとどまらず、インバウンドでの購入も前年比5倍。リピーター率35%と言う圧倒的な支持を集めている。「パートナーに勧められてシェアしている」、「息子に使われる」といった、男性からも好評なのだとか。

前回の登壇で「総合大賞を狙いたい」と話していた代表取締役の保坂社長。「まさか本当に獲れるとはと思わなかったけれども、嬉しい」と喜びを語っていた。

■ベースメイクのヒットは「もはや崩れることが前提」なほどの暑さが理由のひとつ

ベースメイクがヒットしている背景にあるのは、今年の猛烈な暑さ。もはや避けられない化粧崩れに対し、厚塗りせずキレイを保ちたいという消費者の願いが、薄づきメイクに対応するアイテムへの支持につながった模様。スキンケアアイテムは低~中価格帯の商品であることに対し、ベースメイクはほぼ高価格帯のデパコス。円安や物価高の中、「自分に必要な消費は何か」を考える傾向が窺えた。

平成リバイバルがコスメにも波及?2025上半期トレンド予測

続いて発表された、2025年上半期のトレンド予測。今回発表されたのは6つのキーワード。

・#気まぐれ天気プチ直し
・じゃら×2チャームコスメ
・貼るコスメ
・ぷるんリップ界隈
・血色リンクメイク
・お家で韓流肌管理
韓国のトレンドに大きく影響を受けたラインナップとなった。

■#気まぐれ天気プチ直し


11月に真夏日を記録するなど、暑さが長びくようになり、ゲリラ豪雨や停滞する雨雲による大雨といった気まぐれな天気が続く昨今、化粧や髪の乱れが気になる若年層が増加。外出先での「お直し需要」が伸びる見込みだ。鏡がついたリップや、髪の乱れを外出先で直せるコンパクトなヘアアイテムなどが次々登場中。

ヘアアイロンを貸し出すスタートアップが登場するなど、ビジネスの側面でも注目となりそうなキーワードである。

■じゃら×2チャームコスメ

平成の時代、カバンや携帯にキーホルダーやストラップ、小さなぬいぐるみなどをぶら下げていたのを覚えている人も多いはず。そんなブームが令和に再燃中だそう。ポイントとなるのは自分だけのオリジナリティーだ。

また、韓国でも10~20代「MZ世代」の間でスマホや手帳をデコレーションすることが流行中。それに伴い、ノベルティーにチャームをつける、持ち歩けるチャームコスメを出す韓国ブランドが登場している。平成レトロブームの後押しもあり、日本でもさらにブームになりそうだ。

■貼るコスメ

こちらも韓国でのデコレーションブームの一環。韓国のアイドルが、目や鼻の周りにキラキラしたシールを貼っているのを見たことがある方もいるのでは?

元来ニキビを隠すために使う「ニキビパッチ」を、むしろアピールするような可愛いデザインのものが登場するなど、さまざまなバリエーションが登場している。

日本でも資生堂が2025年1月に、貼るコスメを一部店舗でテスト販売を開始する。コスメを「乗せる」メイクから「貼る」メイクに変わる日も近いかもしれない?

■ぶるんリップ界隈

コロナ禍では人気がぐんと売り上げをしたリップコスメ。最近では回復どころか、むしろ好調の様子。 2023年と比較すると、売り上げ数は1.5倍!(@cosme TOKYOの場合)リップへの関心の高さが伺える。

最近は色より、ぽってりぷるんとした唇の質感に重点が置かれ、唇のケアに注目が集まっている。中でも近年トレンドの「ニードルコスメ(通称:痛いコスメ)」で唇をふっくらさせるリッププランパーが、各ブランドから次々登場中。主に若年層で人気だが、加齢により唇が痩せがちの40代以上からも支持を集めている。リップ用美容液、唇用のニードルパックなど、唇を土台からケアしたいというニーズが生まれつつあるようだ。

■血色感リンクメイク

2024年上半期から続くトレンドのミュートメイク。自分が本来持っている素材を生かし、淡めのワントーンカラーを重ねて仕上げる韓国初のメイクテクニックだ。

自然な盛りブームが続く中、次にヒットしそうなのがリップとチークを同色でリンクさせ、自然な血色感が演出できる「血色感リンクメイク」。チークとリップが兼用できるコスメを使うのがポイント。韓国ブランドのみならず外資ブランド、そして日本国産ブランドからも新作が登場予定。ポーチに入れるコスメが減らせるので、お直し需要にもマッチしそうだ。

■おうちで韓流肌管理

美容医療を受けるために、「渡韓」する若い世代の日本人が非常に増えている。2023年の韓国訪問外国人観光客数は1100万人のうち、日本人は232万人と最多数を記録した。

今や、病院に“肌管理”をしに行くことが当たり前となってきたこの時代。そこまでは難しい、というニーズに応えおうちで肌管理できるようなコスメが人気を集めている。

様々な肌悩みに寄り添い、厳選された成分をもとに開発されたダーマコスメは韓国コスメの定番になりつつある。

また、白玉点滴としておなじみの美白やくすみに期待できる成分グルタチオンにも注目。こちらはエイジングケアにも一役買ってくれるため、加齢が気になるお年頃にも人気の成分だ。

@cosmeリサーチプランナーに聞く!メンズのスキンケアやメイクは今後どうなる?

@cosmeリサーチプランナーの原田彩子さんに、メンズのコスメについてお話を伺った。

――今回は若年層のブームや韓国コスメが強かった印象ですが、メンズのスキンケアやコスメはどんな動向ですか。

原田彩子さん(以下、原田):もうZ世代や若年層にとってはスキンケアかなり浸透してきているようです。今回大賞となったアテニアのクレンジングオイルは、シェアコスメとしても人気が高いです。朝に使っている男性もいるそうですよ。

――クレンジングオイルは、メイクを落とすものなのに朝使われているんですか?

原田:角質や皮脂にアプローチするコスメなので、朝の洗顔にも良く、ユニセックスに使えます。今は日差しが強いので、日焼け止めは使わざるを得ない。どうせ塗るならトーンアップ効果のあるものをという風にコスメを取り入れる方もいます。カラーメイクまでする男性は少ない印象ですね。

――だいぶコスメが身近になってきたということですね。大人世代はどうですか?

原田:40代以上の方にはやはりハードルは高いようですが……ただ皆さんとお話をすると「清潔感」をというワードが非常に出てきます。そういったところには気を遣われていますよ。

女性並みにメイクすることに関しては抵抗があっても、スキンケアは身だしなみとして浸透してきている様子。男性のスキンケア需要は、2025年、もっと伸びるかもしれない。

自分のために「選択する」ことが重要に

物価高の影響、地球温暖化による気象の変化、生活が目まぐるしく変わる昨今。
自分がどうなりたいか、何にお金をかけるべきか、「選択する」ことに重点が置かれた今年のベスコス。2025年どんな結果となるのか、引き続きコスメトレンドから目が離せない。

取材・文/宇野なおみ

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