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「友人は多いほうがよい」と考えている人ほどSNSでの発信頻度が高い傾向

2024.12.12

NTTドコモの企業内研究所であるモバイル社会研究所では、SNSと価値観との関係に関する調査を実施。本稿では同社リリースを元に、その結果概要をお伝えする。なお本レポートにおけるSNS利用者はX、Instagram、Facebook、TikTokのいずれかを利用している人としている。
出所:2024年SNS利用者行動調査

若年層と男性は「友人は多いほうがよい」と思う割合が高い傾向

図1. 友人は多いほうがよいと思うか(性・年代別)
[調査対象:全国・15~59歳のSNS利用者・n=3936]

10代~50代を対象に、「友人は多いほうがよい」と思うかどうかについて調査を行なった。その結果、全体の34%の人が「友人は多いほうがよい」と思うと回答した。

そう思う割合は男性・若年層ほど高い傾向がみられ、男性10代では6割強、男性20代および女性10代では5割弱が「友人は多いほうがよい」と思っていることがわかった。また、「友人は多いほうがよい」と思わない割合は各年代で女性のほうが高く、30代~50代の女性では8割弱となっている。

■「友人は多いほうがよい」と思う人は友人との連絡頻度も高い

図2. 友人とのメールやLINE、電話の頻度(性・年代・友人は多いほうがよいと思うか 別)
[調査対象:全国・15~59歳・SNS利用者・n=3936]

次に、10代~50代を対象に、「友人は多いほうがよい」と思うかどうかと、友人へのメールやLINE、電話などでの連絡頻度の関係について調査した。

その結果、各年代において、「友人は多いほうがよい」と思う人のほうが、友人へのメールや電話などの連絡頻度が高い傾向がみられた。

連絡頻度が「1日1回程度かそれ以上」の割合に着目すると、若年層ほど価値観による差が大きく、男女とも15~24歳において20ポイント程度の差がみられた。

また、連絡頻度が「月に1回程度かそれ以下」の割合については、各性年代で「友人は多いほうがよい」と思わない人たちのほうが割合が高く、男性15~24歳では20ポイント以上の差があることが判明した。

■「友人は多いほうがよい」と思うかどうかによってSNSの利用頻度はあまり変わらない

図3. Xの利用頻度(性・年代・友人は多いほうがよいと思うか 別)
[調査対象:全国・15~59歳・X利用者・n=3023]

次に、SNSのうち利用者が多いXとInstagramそれぞれの利用者を対象に、「友人は多いほうがよい」と思うかどうかと、それぞれの利用頻度の関係について調査した。

図3にXの利用頻度と「友人は多いほうがよい」と思うかどうかの関係を示した。全体では、そう思うかどうかによって大きな差はみられなかった。

性年代別では、男性40~59歳において高頻度の割合に10ポイント程度の差があり、「友人は多いほうがよい」と思うほうが高頻度の割合が低い。ほかの性年代については大きな差がみられなかった。

図4. Instagramの利用頻度(性・年代・友人は多いほうがよいと思うか 別)
[調査対象:全国・15~59歳・Instagram利用者・n=3038]

図4ではInstagramの利用頻度と「友人は多いほうがよい」と思うかどうかの関係を示した。全体では、「友人は多いほうがよい」と思うほうが高頻度の割合が5ポイント程度高い。

性年代別では、男性15~24歳において高頻度の割合に10ポイント程度の差があり、「友人は多いほうがよい」と思うほうが高頻度の割合が高区なっている。ほかの性年代については大きな差がみられなかった。

多くの年代で「友人は多いほうがよい」と思う人ほどSNSでの発信頻度が高い

次に、10代~50代のX、Instagram利用者を対象に、「友人は多いほうがよい」と思うかどうかと、XおよびInstagramの発信頻度の関係について調査した。

図5にX、図6にInstagramの結果を示した。XとInstagramの両方において、すべての性年代で「友人は多いほうがよい」と思うほうが高頻度の割合が高くなっている。

また、Xの女性40~59歳を除いて、「友人は多いほうがよい」と思わない人のほうが、発信しない割合が高いことが明らかとなった。

図5. Xの発信頻度(性・年代・友人は多いほうがよいと思うか 別)
[調査対象:全国・15~59歳・X利用者・n=3023]

図6. Instagramの発信頻度(性・年代・友人は多いほうがよいと思うか 別)
[調査対象:全国・15~59歳・Instagram利用者・n=3038]

このように、「友人は多いほうがよい」と思うかどうかといった価値観の違いは、性年代や、電話やLINEなどの連絡頻度と関係があることがわかった。

また、「友人は多いほうがよい」と思うかどうかによっては、SNSの利用頻度はあまり違いがみられなかったが、よいと思うほうがSNSでの発信頻度は高頻度な傾向があるようだ。

調査概要 「2024年 SNS利用者行動調査」
調査方法/Web
調査対象/全国の15~59歳男女
有効回答数/3936
サンプリング/QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付しSNS利用率(※)を調査。調査結果からSNS利用者比率に比例して再割付を実施。
※ 本調査におけるSNS利用率とはX、Instagram、Facebook、TikTokのいずれかを利用している人の割合
調査時期/2024年2月

関連情報
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

構成/清水眞希

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