
最も手軽な自己鍛錬手段である筋トレ。理想の体型を手に入れるため、あるいは、健康維持のためなど、様々な理由でジムや自宅で取り組んでいる人がいるだろうが、では、筋トレの頻度は、週や月に何回程度が一般的なのだろうか?
スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」はこのほど、全国の10~60代の男女5267名を対象に「筋トレ」に関する意識調査を実施し、その結果を発表した。
ジムや自宅での筋トレの頻度、どの年代でも「週に1~3日」が最多
ジムに行く場合や自宅で筋トレをする場合のどちらも含めて、普段どのくらいの頻度で筋トレをしているか聞いた。
全体では、「週に4日以上」「週に1~3日」「月に3日以下」を合わせた、ジムや自宅で筋トレをしている人は約4割となった。
また、「以前していたが、今はしていない」という人は3割台後半で、「一度もしたことがない」という人は2割台半ばとなった。
年代別にみると、ジムや自宅で筋トレをしている人は10~30代で4割台となっており、特に10~30代の男性で5割台と高くなっていた。
グラフにはないが、「以前していたが、今はしていない」という割合は、40~50代の男性と、30代女性で4割超と高めだった。さらに、「一度もしたことがない」の割合は女性のほうが高く、特に40代以上の女性で高くなっていた。
筋トレをしてよかったことの1位は「体力がついた」
ジムや自宅で筋トレをしている人に、筋トレをしてよかったことを聞いた。
全体では、「体力がついた」が3割台後半で1位に。2位以降は「やせた・太りにくくなった」「ストレス解消できた・ストレスがたまらなくなった」「気持ちが明るくなった・ポジティブになった」「姿勢がよくなった」がそれぞれ1割台後半で続いた。
一方で「特にない」と回答した人の割合は2割弱となった。
年代別にみても、すべての年代で「体力がついた」が1位となった。特に10代で高く、4割台半ばとなっている。「理想の体型になれた・近づいた」「自分に自信がついた」は、10~20代で2割台と高く、若い年代ほど高くなる傾向がみられる。また、「理想の体型になれた・近づいた」は、30代でも2割強で3位に入っている。
30~50代では「やせた・太りにくくなった」が2位にランクインした。
40代以降では「姿勢がよくなった」がランクイン。年代があがるにつれて順位があがり、60代では2位になった。特に60代女性で2割台半ばと高めとなった。
グラフにはないが、男女別にみると「体力がついた」「自分に自信がついた」は男性のほうが高い割合となった。「体力がついた」は、特に10代男性で4割台後半となっていた。また、10代男性では「集中力が上がった」がほかの年代と比べて高くなっていた。
他方、女性のほうが高かったのは「肩こりや冷え性、むくみなどが改善した」で、特に30~50代の女性で2割前後となった。
全体では約4割がジムや自宅で筋トレをしており、その頻度は「週に1~3日」が最も高いことがわかった。筋トレをしていてよかったこととして、「体力がついた」がすべての年代で1位になった一方で、男女や年代別では、筋トレによる効果の感じ方に差がみられる結果となった。
<調査概要>
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~69歳の男女
実施時期:2024年11月8日~2024年11月11日
有効回収数:5267サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合がある
出典元:リサーチノート
構成/こじへい