
ウェザーニューズは、2024年12月14日頃に極大を迎える三大流星群(※1)の一つ「ふたご座流星群」の観測を楽しむため、見頃となる13日夜から14日明け方にかけての全国の天気傾向を発表した。
13日夜から14日早朝にかけて日本付近は西高東低の冬型の気圧配置
それによれば、13日夜から14日明け方にかけて日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となり、太平洋側を中心に流星観測が期待できる。
しかし複数のシアーライン(※2)が予想されるため「バッチリ見える」エリアは北日本太平洋側や九州太平洋側など一部の地域に限られる予想。
また日本海から寒気の影響で発生した雲が流れ込む日本海側のエリアでは雨や雪が降りやすくなり、気圧の谷が近づく東シナ海側、北西の風が抜けやすい豊後水道周辺、高気圧の縁辺流の影響で沖縄も雲が優勢になる予想のため、流星観測は「難しそう」だ(※3)。
ふたご座流星群2024
同社による24時間生放送の気象情報番組『ウェザーニュース LiVE』では、13日夜にふたご座流星群の様子を生中継する特別番組を配信する予定。流星観測が難しいエリアの人や、暖かい室内で流星を見たいという方は、この特別番組がおすすめだ。
※1 三大流星群:1月の「しぶんぎ座流星群」、8月の「ペルセウス座流星群」、12月の「ふたご座流星群」
※2 シアーライン:風の流れが変化する境界線
※3 本予報は12月6日時点のものです。
■1時間に最大40個の流星出現に期待
「ふたご座流星群」は出現する流星数の多さから1月の“しぶんぎ座流星群”、8月の“ペルセウス座流星群”と共に「三大流星群」の一つとされている。
2024年12月13日 21時頃 東の空(東京)
今年のふたご座流星群は、14日10時頃に活動のピーク(極大)を迎えるため、13日夜から14日明け方が最大の見頃となる。東京では18時ごろから東の空に昇り始める。
放射点(※4)が空高くに昇るにつれて流星の数も増えてくる。今年は15日が満月のため、ほぼ一晩を通して月明かりの影響を受けることになる。
※4 放射点:流星(群流星)が放射状に飛び出してくるように見える天球上の点
国立天文台によると、空の暗い場所で観測した場合、13日夜は21時から流星の数が増えていき、14日0時頃には1時間あたり約30個の流星が観測できそうだ。
さらに、3時から5時頃には1時間あたり約40個を超える流星を観測することが期待される。流星は放射点を中心に放射状に出現するが、放射点付近だけではなく空のあちらこちらに現れるため、空を広く見渡して観測するのがおすすめだ。
しっかりと寒さ対策をして流星観測を楽しみたい。
12月13日21時から『ウェザーニュースLiVE』で星空を生中継する特別番組を配信
24 時間生放送の気象情報番組『ウェザーニュースLiVE』では、12月13日21時から、ふたご座流星群の様子を生中継する特別番組を配信する。各地の流星を高感度カメラで捉え、解説を交えながら流星をお届け。
番組はYouTube LIVEやTikTok LIVEなど各種動画サイトで視聴できる。なお、気象状況によっては番組の放送時間が変更になる場合や、放送自体が中止になる場合がある。
<『ウェザーニュースLiVE』 ふたご座流星群 特別番組>
放送日時/12月13日(金) 21:00〜
出演者/ウェザーニュースキャスター 山岸愛梨、青原桃香
中継/ウェザーニュースキャスター 戸北美月、小川千奈、岡本結子リサ
気象解説/予報センター解説員 内藤邦裕
ふたご座流星群2024特別番組/https://www.youtube.com/live/rh2WYkFWGeY
・配信媒体
YouTube チャンネル/https://www.youtube.com/user/weathernews
TikTok LIVE /https://www.tiktok.com/@weathernewslive
関連情報
https://weathernews.jp/s/star/gemini/
構成/清水眞希