ガーミンジャパンは、GPSダイブコンピューター「Descent」シリーズから、初の大型ディスプレイを搭載した「Descent X50i」を2024年12月20日に発売する。価格は258,000円。
Garmin初の大型スクリーンを搭載したプレミアムダイビングコンピューター
「Descent」は、時計として洗練されたデザインでありながら、ダイビング・アドベンチャーを楽しむための多彩な高機能を搭載したダイビング用コンピューターシリーズ。目的やレベルに合ったラインナップを展開し、プロダイバーからファンダイバーまで、幅広い人に高い支持を得ている。
今回登場する「Descent X50i」は、上級テクニカルダイバーやレクリエーションダイバーのために、より詳細な情報をダイブ中に確認できるようにと開発した、Garmin初の大型スクリーンを搭載したプレミアムダイビングコンピューター。手首に装着可能ながら、鮮やかな3インチのカラータッチスクリーンLCDディスプレイを採用しており、ダイブビューマップやダイブプロフィール、潜水深度チャートなど、重要な情報を見やすく表示し、大きな画面を活かしたダイナミック深度グラフで、リアルタイムに潜水深度と浮上プランを確認することができる。
もちろん、堅牢性や操作性にもこだわっており、キズのつきにくいサファイアレンズを搭載し、20ATM(20気圧)防水機能も装備。インターフェイスは、ボタンとタッチスクリーン(ダイブ中はオフ)のダブルインターフェイスを採用している。
また、ダイブビューマップは、水深をカラーマップで表示し、約4,000のダイブサイトも確認可能。水面でのGPS機能は、ダイビングの開始位置と終了位置を自動的にマークし、ログデータで潜水ポイントを確認することができる。
既存のウォッチ型モデルより大き目のLEDフラッシュライトを内蔵しているのも特長で、これにより、予備ライトとしてだけでなく、手首に装着してピンポイントに手元を照らすことができるため、暗部探索などにも活用できる。
さらに、ダイビングサポート機能として、単一ガスモード、マルチガスモード、ゲージモード、CCRモードに対応する4種のダイブモードを装備。ダイビングのエントリーとエキジット地点をマークし、水中ではビュールマンZHL-16cアルゴリズムの計算式で算出された減圧理論により最適な浮上指示を行なう。
なお、ダイビング時は水深1.2mに達すると自動でダイビングモードが開始され、潜水データを自動的に保存するほか、深度、潜水時間、水温、NDL/TTS、浮上/潜行速度、ガス混合、PO2、N2負荷、減圧停止情報などを表示。異常な情報を検視した時は音とバイブレーションですばやく知らせるアラート機能も搭載する。
このほか、SubWave2.0ソナーテクノロジーも搭載し、「Descent T2トランシーバー」(別売)とペアリングすることで、最大30メートル離れたダイバー同士のテキストメッセージを送受信することが可能。10メートルの範囲内で、最大8人のダイバーのタンクの圧力と深度をモニタリングすることもできるので、グループでのダイビング時、仲間の状況やコミュニケーションで、緊急時の兆しを素早く認知し、状況判断に役立つ。
■主な仕様
サイズ:W62.4×H98.3×D24.5mm
重量:280g(バンド含む)
ディスプレイ:3インチLCD(640×360ピクセル RGB)
レンズ素材:サファイアクリスタル
バンド素材:調整ロックバックル付きのエラスティックナイロン
内蔵メモリ:32GB
防水機能:20ATM(200m防水)
インターフェイス:ボタン/タッチスクリーン(ダイビング中はオフ)
稼働時間:ダイビングモード約16時間(ディスプレイ標準の明るさの場合)
衛星測位:GPS/GLONASS/Galileo/みちびき(補完信号)
標準付属品:Descent X50i ダイブコンピューター(ナイロンバンド付き)、キャリングケース、Descent チャージングケーブル to USB-C、バンド取り外しツール、製品保証書
製品情報
https://www.garmin.co.jp/products/wearables/descent-x50i/
構成/立原尚子