パナソニックは、20代~60代の男女800名を対象に、食に関わる年末の大掃除調査を実施し、その結果を公開した。
使い切れない食材が生まれる理由は「たくさん買うから」「ストックしているから」など様々
今回の調査は、2024年11月22日~11月23日にインターネットで行なったもの。「年末の大掃除シーズンに、冷蔵庫の食材整理を行ったことあるか?」「冷蔵庫や冷凍庫の食材整理に悩んだ経験はあるか?」といった質問をしたところ、時間のある年末には、特に冷蔵庫の食材整理をする人が半数以上いることが明らかに。また、「食材を捨てるのがもったいない」ことを理由に整理の仕方に悩んでいる人が多いこともわかった。
【調査結果】
・6割以上の人が年末に冷蔵庫の食材整理をしたことがあると回答
まず、「年末の大掃除シーズンに、冷蔵庫の食材整理を行ったことはありますか?」と質問したところ「ある」と回答した人は合わせて64.4%となり、年末の時間が確保できる時期に、大掃除の一環として冷蔵庫整理をする人が多いことがわかった。
続いて、そのうち「賞味・消費期限が切れた食材を見つけたことはありますか?」と聞いたところ、「何度もある」「たまにある」と回答した人は合わせて80.0%と、多くの人が期限を切らしてしまった経験があることがわかる。
さらに、「掃除をしていて見つかった食材(冷蔵庫や冷凍庫に残りがちな食材)はどのようなものですか?」という質問に対し、最も多かったのは「調味料」で77.2%、次いで「ジャムや海苔の佃煮などのびん詰め食品」が39.6%、「冷凍食品」が31.1%という結果となった。細々とした調味料は、知らず知らずのうちに奥に入って使うのを忘れてしまうなど、こまめに食材整理をしないと残らせてしまうことがうかがえる。
・8割以上の人が、冷蔵庫の食材整理で出てきた食材は「炒め物にする」と回答
また、「冷蔵庫や冷凍庫の掃除をして見つかった食材は、どのように処理することが多いですか?」と聞いたところ、「料理に使う」と回答した人は60.9%となり、そのうち「どんな料理に使いますか?」と聞いたところ、「炒め物にする」が最多の82.9%となり、次いで「汁物に入れる」(53.8%)、「煮物にする」(33.9%)という結果となった。特に発見されがちなものは「調味料」であったことから、味付けがしやすく手軽に調理できる炒め物レシピが人気なのかもしれない。
次に、「使い切れない食材が生まれる要因は何だと思いますか?」と質問したところ、35.3%の人が「たくさん買うから」、続いて「ストックしているから」(32.4%)、「ちょうどよい量が売っておらず使い切れないから」(30.6%)、「冷蔵庫に食材があることを忘れた(冷蔵庫で見つからない)ため再度買うから」(28.9%)と、それぞれ3割程度の結果となり、様々な理由によって使い切れない食材が生まれてしまうことがうかがえる。
・半数以上の人が、冷蔵庫の食材整理に悩んだ経験があると回答
「冷蔵庫や冷凍庫の食材整理に悩んだ経験はありますか?」という質問には、「かなりある」「少しある」と回答した人が合わせて53.6%と半数以上の人が悩んだ経験があることがわかった。
また、そのうち「どんなところで悩みますか?」と聞いたところ、「捨てるのがもったいない」が67.8%と最多の結果となり、続いて「食べられるか食べられないか迷う」(38.5%)、「残っているものを使い切るレシピを考えるのが大変」(30.1%)という結果となった。
【調査概要】
・エリア:全国
・調査対象:20代~60代 男女 計800人
・調査期間:2024年11月22日~11月23日
・調査方法:インターネット調査
・調査会社:楽天インサイト株式会社
構成/立原尚子