防犯ブザー選びのポイントとは
じつは、100均の防犯ブザー、上記の130dBの防犯ブザーのほか、いろいろなブザー音量、電池タイプの防犯ブザーを買い揃えてみたのだが、重要なポイントに気づくことになった。それは防犯ブザーを鳴らすための方法。そのほとんどは、ピンを抜くことでブザーが鳴り、ピンを戻すことでブザーが鳴りやむようになっている。下の左にある、以前買った100均の防犯ブザーは1年もたたずに音が鳴らなくなったものであると同時に、ピンを抜くことでブザーが鳴るのだが、ピンが抜けるタイプで、ブザーを鳴らすためにピンを引き出したあと、慌てていてピン側を見失ってしまう、あせっていて、あるいは暗くてピンを元に指し戻せない・・・なんていう”ブザーを止めることができなくなる問題”が発生するかも知れない。勘違いで鳴らしてしまったとすれば、大迷惑である。
一方、防犯ブザーの中にはピンを抜いてブザーを鳴らすことには違いがないが、抜いたときにピンが止まり(引っ掛かり)、抜けないようになっているものがあり(筆者がアマゾンで買ったもの)、こちらのタイプのほうが”鳴らし間違えた時”にも安心であることを確認した。
あくまでも筆者の感想だが、防犯ブザーを自宅の防犯対策として利用する場合は、
(1)100dB以上、できれば130dB程度の大音量が必要
(2)バッテリーはボタン式より単4電池のほうがコスト的にも良さそう
(3)ブザーを鳴らすために引くピンは途中で止まるものが安心
・・・という3点の要件を満たすものがよいと思えた。
なお、わが家ではベッド周りを含む、各部屋に用意して万全を期している(以前この@DIMEでも紹介した災害対策など、そうしたことに躍起になる性格なもので)。全部鳴らしたら、それはもう凄すぎる大音量になるはずで、かなりの防犯・撃退効果が期待できそうだ。
ちなみに、ここで紹介した防犯ブザーはどれもテスト用電池付きだったが、購入直後、不具合のテスト用に使うのみにして、新しい電池に交換してから使い始めたい。単4電池は10年保存可能なロングライフで、液漏れ防止機構付きのマクセルや東芝、パナソニックのものを選ぶのが正解。というのも、使わずに済むのが一番で、日ごろから使わず、電池交換せずに年数がたってしまいがちなアイテムの場合、とくに液漏れ防止機構は欠かせないのである(非常用ライトも)。万一、使わざるを得ないときに、電池切れ、電池の液漏れで故障していてブザーが鳴らない!!なんていうことになったら、防犯ブザーを用意した意味がまったくなくなるから、ここはしっかりと押さえておいていただきたい。
文・写真/青山尚暉