ゲオホールディングス傘下の総合リユースショップ、セカンドストリートから『2024年 年間販売数量ランキング』が発表された。これは2024年1月1日から2024年11月10日の期間で、全国約850店舗にて取り扱われた衣料・服飾品の「カジュアルブランド」「ラグジュアリーブランド」カテゴリーの販売数量を集計したものだ。
カジュアルブランド 販売数量ランキング
■カジュアルブランド担当者コメント
ゲオ セカンドストリート事業部 セカンドストリート商品1課
リユースバイヤーユニット(カジュアル衣服) 竹下氏
カジュアルブランド販売数量ランキングは、1位「THE NORTH FACE」、2位「LEVI’S」、3位「POLO RALPH LAUREN」という結果になりました。
今期も前期から引き続き、アメリカ発祥のアウトドアブランドとストリートブランドが大多数を占め、どのブランドも販売数量・金額共に好調に推移しており、人気の高さがうかがえます。
中でも6位にランクインした「patagonia」は1973年に創設されたブランドで、中古市場への供給量が多いこともあり、さまざまなデザインやカラーが存在します。過去に生産が終了した希少品など、新品市場では購入できない商品の需要が高く、中古市場の相場が高騰しています。
上位ブランドは全体の中でも売上構成が高いため、買取においても重点ブランドとして戦略的に価格を設定しています。重点ブランドの在庫確保が今後の成長につながる課題と捉えています。
ラグジュアリーブランド 販売数量ランキング
■ラグジュアリーブランド担当者コメント
ゲオ セカンドストリート事業部 セカンドストリート商品1課
リユースバイヤーユニット(LUXB) 百田氏
ラグジュアリーブランド販売数量ランキングは、1位「COACH」、2位「LOUIS VUITTON」、3位「GUCCI」となりました。
物価高の影響から安価なリユース品への注目度が上昇し、中でもブランド品は上半期に引き続きインバウンドの回復によって著しく成長しています。セカンドストリートでは、インバウンド需要によるラグジュアリーブランドの免税売上金額が前年比で28%増加しました。
中でも「LOUIS VUITTON」が、販売数量・金額共に最も構成比の高い主力商品となっています。一方で供給が追い付かない面もあり、在庫の確保が最優先の課題となっているため、買取価格・仕入れ領域の見直しを重点的に行ないました。
今後も在庫を安定的に確保することが、お客様のニーズに対応するための重要な課題であると認識しています。
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構成/清水眞希