「話題の新製品を試してみたい」「ストレス発散したい」という気持ちから、日頃ついつい浪費してしまったりしませんか?
そのお金の使い方、もしかしたら「浪費メンタル」になっているかもしれません。
浪費習慣を卒業して「貯金メンタル」を身につけることができれば、人生の満足度が上がるお金の付き合い方に変えることができます。
今回は、節約・投資系YouTuberの節約オタクふゆこ氏による著書『貯金はこれでつくれます 本当にお金が増える46のコツ』から一部を抜粋・編集し、初心者でも無理なく続けられる貯金・節約・資産づくりのヒントを紹介します。
「健康」にはお金に代えられない価値がある
節約生活において、一番に気をつけるポイントは「健康」です。
どんなに生活費を削っても、必要な食事や栄養の確保、医療費など、生きるために必要な支出まで削ってはいけないことを、みなさんに声を大にしてお伝えしたいと思います。
わたしは素人なりに生活に必要な栄養について学び、それを満たせる範囲で節約をしています。でも、もしかしたら、わたしが知識不足なだけで、毎日のパフォーマンスやメンタル、あるいは長い目で見た健康寿命を保つために欠けているものもあるかもしれません。
そんなことがないよう、自分の健康状態には気を配りますし、これからも栄養や健康については継続的に学び続けていくつもりです。むしろ、高額なサプリメントを買うくらいなら、毎日の食事のなかでしっかり栄養を摂取していけるように調整していこうと思っています。
また、医療費が高いからといって、「病院に行かない」という無謀な節約はしてはいけません。病気の初期症状や体調不良をそのままにして、深刻な病気に至ってしまうと、お金では取り返しがつきません。いうまでもなく、高額な医療費がかかってしまう可能性もあります。
「自分にとって、なにが本当に大切か」を考えることが節約のスタートであり、節約の過程のなかでも考え続けてほしいことです。そうすることで、「自分自身の健康」がなにより大切なものであると気づけるでしょう。
わたしは節約生活をはじめてから、以前よりも間違いなく健康意識が高まりました。趣味でボルダリングをはじめたこともそうですし、歯科クリニックの定期検診にもしっかり通うようになりました。
歯の健康状態は、なかなか自覚しにくいのがやっかいですが、長く健康に生きるうえで歯の健康は非常に大切です。虫歯であれば歯に痛みが走るのですぐ気づけるのですが、恐ろしいのは「歯周病」です。
厚生労働省の調査によれば、45歳以上の過半数が「歯ぐきに4mm以上の歯周ポケットがある」という歯周病の症状が出ているそうです(「平成28年歯科疾患実態調査の概要」)。
歯と歯茎のあいだの歯周ポケットで症状が進むため、目に見えません。歯の根本を溶かし歯茎を弱らせるような症状が進めば、歯がポロッと抜け落ちてしまいますが、その段階に至っても痛みはほとんどないそうです。
そんなふうに歯の状態が悪くなれば、差し歯やインプラントが必要になり高額な医療費がかかります。また、歯の健康状態は精神的なストレスや、全身の疾患とも関係しているといわれます。病気の予防という意味では、「歯を大切にする」ことも節約生活の一環といえます。
医師や専門家ではないので詳しい説明は控えますが、学びになる健康書やYouTubeはたくさん存在します。節約生活は長期的な営みですから、ずっと元気な心身を保つための勉強も、併せて行うことをおすすめします。
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『貯金はこれでつくれます 本当にお金が増える46のコツ』
著者:節約オタクふゆこ
発行:アスコム
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節約オタクふゆこ
1993 年2 月14日生まれ、自らを「節約オタク」と称する節約・投資系YouTuber。理系の大学院修了後に開発職として電子系メーカーに就職したものの、将来のお金に対する不安を拭えなかったことがきっかけでお金について学ぶ。その後、奨学金477 万円を返済しながら1カ月10 万円で生活し、年間300 万円を貯金、20 代で資産1000 万円を達成。現在は脱サラしてフリーランス。2021 年から運営しているYouTube チャンネル「節約オタクふゆこ」は日常的な節約法のほか、投資についての動画も初心者向けに配信して人気を集め、チャンネル登録者数は58万人を超える(2024 年12月時点)。
構成/DIME編集部