コクヨは、「ハサミ<サクサ>」シリーズをリニューアルし、2024年12月11に発売する。ラインナップは、「スタンダード刃」「グルーレス刃」「フッ素・グルーレス刃」「チタン・グルーレス刃」の4種類で、希望小売価格は「スタンダード刃」が528円、「グルーレス刃」が693円、「フッ素・グルーレス刃」が1,078円、「チタン・グルーレス刃」が1,397円。
ハサミ業界初の「傾斜インサート」構造を採用!
厚いものから薄いものまで軽い力で切れる「ハイブリッドアーチ刃」が特長の「ハサミ<サクサ>」は、切れ味の良さから高い評価を得ている人気のハサミシリーズ。今回、そんな「ハサミ<サクサ>」が、さらに様々な人が使いやすいよう、リニューアルされた。
注目ポイントは、ハサミ業界初(※)の「傾斜インサート」構造を採用したところ。「傾斜インサート」とは、ハンドルに対して刃を傾けて成型する手法のこと。一般的にハサミで対象物を切る際は、刃と刃の隙間が少ない方が、切れ味が良くなるため、使用者は、知らず知らずのうちに、刃と刃の隙間が少なくなるように、自身で左右の刃を近づけるための調整をする傾向がある。
そこで、今回、「傾斜インサート」を採用し、ハンドルを開閉するだけで刃と刃の隙間が自然と小さくなることを実現したのだ。
「傾斜インサート」では、切断する際の刃と刃の隙間が抑えられるので、対象物の噛み込みを軽減し、滑らかな切れ味が維持することが可能。これにより、厚手のものはもちろん、ビニールや湿布のような薄手のものも快適に切ることができる。
(左)傾斜インサートなしの場合、(右)傾斜インサートありの場合
また、利き手を問わず切りやすい(※2)のも特長で、同じハサミを家族や職場で共有して使うことが可能。なお、「傾斜インサート」を試行錯誤の末に開発したのは、左利きの開発者とのことだ。
さらに、多彩なラインアップを揃えているのも嬉しいポイント。薄いものから厚いものまでしっかり切れる「スタンダード刃」、テープを切ってもベタつきにくい「グルーレス刃」、のりの汚れとサビに強い「フッ素・グルーレス刃」、耐久性が高い「チタン・グルーレス刃」の4種類を用意しているので、用途に合わせて選ぶことができる。
(左から)スタンダード刃、グルーレス刃、フッ素・グルーレス刃、チタン・グルーレス刃
※1 ハサミ業界における傾斜インサートについて/2023年3月コクヨ調べ
※2 基本構造は右利き用ハサミと同様
製品情報
https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/saxa/
構成/立原尚子