iPhoneで見かける事が多い「ミー文字」はどうやって作るか知っていますか?ここでは作成方法や代表的な使い方について解説します。
目次
iPhoneユーザーであれば、一度は「ミー文字」を見たことがあるのではないだろうか。また、近年はYoutubeやSNSなどでミー文字を使った動画が人気になるケースもあるので、Androidユーザーであっても気になる人は少なくないだろう。
とはいえ、ミー文字は多少マイナーな機能であるため、いざ自分で使うとなると作り方や使い方がイマイチ理解できないこともある。そこで今回は、ミー文字の基礎知識と2024年12月現在の機能と使い方について解説しよう。
iphoneの「ミー文字」の機能と「アニ文字」の違い
ミー文字を端的に言い表すのであれば、自分自身の表情や声に合わせて作成する3Dの絵文字である。喜怒哀楽といった細かな表情や声をアニメーションで表現し、メッセージや動画で活用できる。
ミー文字について説明する前に、しばしば混同される「アニ文字」との違いを明確にしよう。ミー文字とアニ文字のどちらも「表情をカメラで読み取って3Dのキャラクターに変換して動かす」ことは同じである。明確な違いは、ミー文字はユーザーのアバターのような顔を制作するのに対し、アニ文字は猿やウサギ、キリンといったあらかじめ用意されている3Dモデルを使用することだ。
元々、テキストベースのコミュニケーションの新しい表現としてiOS11に搭載されたのがアニ文字だ。そしてiOS12に新機能としてリリースされたのが、アニ文字のカスタマイズ性を高めたミー文字というわけである。ミー文字は「自身のアバター」、アニ文字は「様々な動物などのキャラクター」と表情を投影できる3Dモデルの種類が異なることを覚えておけば、ぴったりな使いどころが分かりやすくなるのではないだろうか。
ミー文字の作り方
ミー文字を活用するには、ミー文字を作成して保存・管理し、メッセージなどのアプリで共有するのが一般的である。まずはミー文字の作成手順を実例をもとに紹介しよう。ミー文字作成の全体の流れは以下の通りだ。
- メッセージアプリを開く
- 新規チャットもしくは既存チャットを開く
- 画面を上にスワイプまたは「その他」をタップ
- 「ミー文字」をタップ
- 右にスワイプし、「新しいミー文字」をタップ
- 各項目を好みに合わせてカスタマイズする
- 「完了」をタップ
それぞれの流れを画像付きで解説しよう。メッセージアプリから作成しなければならないのが少々分かりにくいが、導入部さえ理解すればあとは十分直感で作り上げられる。ぜひ画像にしたがってチャレンジしてみよう。
1.メッセージアプリを開く、2.新規チャットもしくは既存チャットを開く
3.画面を上にスワイプまたは「その他」をタップ
4.「ミー文字」をタップ
5.右にスワイプし、「新しいミー文字」をタップ
6.各項目を好みに合わせてカスタマイズする
作成・保存したミー文字は、メッセージアプリの「ミー文字(画像4)」を開くことで確認できる。一度、作成したミー文字の編集も可能で、その際は以下の詳細ボタンをタップして編集・複製・削除などを選択できる。
また、iCloudにログインしてiCloud Driveを有効しておくことで、所有する対応しているすべてのデバイスでシームレスにミー文字を共有可能だ。
ミー文字の活用例:FaceTime、メッセージ、LINEスタンプ
作成したミー文字を使う代表的なiOSのアプリは「FaceTime(動画)」と「メッセージ(テキストチャット)」である。また、LINEスタンプにすることもできるので、それぞれの使い方を簡単に解説しよう。
FaceTimeでミー文字を活用する手順
- FaceTimeアプリを開く
- 電話をかける
- 通話が開始されたら、エフェクトボタンをタップ
- 使用したいミー文字をタップ
- カスタマイズしたミー文字を使用して通話を継続する
- 閉じるボタンを押すことで通常の画面で通話できる
メッセージでミー文字を活用する手順
- メッセージアプリを開く
- 新規チャットもしくは既存チャットを開く
- プラス記号ボタンをタップ
- ステッカーをタップ
- ミー文字のタブをタップ
- 送信したいステッカーをタップ
Androidではミー文字は使えない
Androidユーザーで「ミー文字が使いたい」と思う人は気の毒だが、2024年12月現在、Androidでミー文字を作ることは不可能だ。
一方、Androidであっても受信だけなら可能である。ただし、Androidに表示されるミー文字はiPhoneやiPadよりも画質が落ちていることも覚えておこう。
基本的にミー文字はあくまでiOS固有の機能であり、iPhoneとiPadユーザー同士のコミュニケーションを想定しているので、Androidとの連携はある程度諦めなければならないだろう。
ただし、ビデオに表情を録画することで絵文字の表情を変えられるなど、ミー文字やアニ文字の疑似的な機能を持つ無料アプリがGoogleストアで公開されている。
外部アプリの使用にリスクや抵抗感を感じない人であれば利用を検討してみても良いのではないだろうか。
まとめ
ミー文字の作成方法と代表的な使い方について解説した。ミー文字で表現できる表情などは意外と奥深く、クリエイティブなのでついこだわってしまう人も少なくない。
今までミー文字にあまり触れてこなかった人も、この機にぜひ一度作成してみてはいかがだろうか。
文/藤冨啓之(ふじとみひろゆき)
経済週刊誌の編集記者として活動後、Webコンテンツのディレクターに転身。2020年に独立してWEBコンテンツ制作会社、もっとグッドを設立。BtoB分野を中心にオウンドメディアのSEO、取材、ブランディングまであらゆるコンテンツ制作を行うほか、ビジネス・社会分野のライターとしても活動中。