「話題の新製品を試してみたい」「ストレス発散したい」という気持ちから、日頃ついつい浪費してしまったりしませんか?
そのお金の使い方、もしかしたら「浪費メンタル」になっているかもしれません。
浪費習慣を卒業して「貯金メンタル」を身につけることができれば、人生の満足度が上がるお金の付き合い方に変えることができます。
今回は、節約・投資系YouTuberの節約オタクふゆこ氏による著書『貯金はこれでつくれます 本当にお金が増える46のコツ』から一部を抜粋・編集し、初心者でも無理なく続けられる貯金・節約・資産づくりのヒントを紹介します。
お金を使うときの自分軸「つけ麺置き換え法」とは
買い物をするときになると、判断に迷ってしまうことがあるかと思います。 そんなときにおすすめの考え方が、「◎◎置き換え法」です。
突然ですが、わたしは「つけ麺」が大好きです。3食すべて、1週間でも、いや1カ月でも食べ続けられるというレベルで大好きな食べ物です。
そこでわたしは、「なにかをほしい!」と思ったときには、すべてつけ麺に置き換えて考えるようにしています。例えば、ほしいと思った雑貨が3000円だとして、それを「本当にほしいのか? いま買うべきか?」と吟味する際に、「つけ麺(1杯1000円)だったら3杯食べられるな」と置き換えてみるのです。
これが「つけ麺置き換え法」です。
「大好きなつけ麺3杯よりも、目の前にある素敵な雑貨1個のほうが価値は高い。それを買ったほうが幸せだ!」と思えたら、迷わず雑貨を購入します。
逆に、「やっぱりつけ麺3杯のほうがいいな」と思えれば、それをほしいという気持ちをなくせるというわけです。
この基準はなんでも構いません。スターバックスコーヒーのフラペチーノ®が大好きな人であれば、「フラペチーノ〇杯分だな」と考えればいいでしょうし、本やマンガが大好きな人なら「〇冊分だな」と置き換えればいいでしょう。
こういった基準をひとつ持っておくと、自分軸やお金の使い方の優先順位がはっきりして、日頃の小さな買い物の場面でも迷ったり悩んだりすることが減っていくはずです。
節約に取り組む際に、「とにかくお金を使わない」というストイックな考え方だけでは、お金で買える本当に大切な価値や幸せを見失ってしまいかねません。
お金を使うときは、「無駄な支出はしない」と同時に、「なにに使うなら、価値があるのか」を一緒に考えることが大事だと思います。
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『貯金はこれでつくれます 本当にお金が増える46のコツ』
著者:節約オタクふゆこ
発行:アスコム
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節約オタクふゆこ
1993 年2 月14日生まれ、自らを「節約オタク」と称する節約・投資系YouTuber。理系の大学院修了後に開発職として電子系メーカーに就職したものの、将来のお金に対する不安を拭えなかったことがきっかけでお金について学ぶ。その後、奨学金477 万円を返済しながら1カ月10 万円で生活し、年間300 万円を貯金、20 代で資産1000 万円を達成。現在は脱サラしてフリーランス。2021 年から運営しているYouTube チャンネル「節約オタクふゆこ」は日常的な節約法のほか、投資についての動画も初心者向けに配信して人気を集め、チャンネル登録者数は58万人を超える(2024 年12月時点)。
構成/DIME編集部