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思考を偏らせる〝アンコンシャス・バイアス〟の呪いとは?

2024.12.22

「話題の新製品を試してみたい」「ストレス発散したい」という気持ちから、日頃ついつい浪費してしまったりしませんか?

そのお金の使い方、もしかしたら「浪費メンタル」になっているかもしれません。

浪費習慣を卒業して「貯金メンタル」を身につけることができれば、人生の満足度が上がるお金の付き合い方に変えることができます。

今回は、節約・投資系YouTuberの節約オタクふゆこ氏による著書『貯金はこれでつくれます 本当にお金が増える46のコツ』から一部を抜粋・編集し、初心者でも無理なく続けられる貯金・節約・資産づくりのヒントを紹介します。

思考を偏らせる「アンコンシャス・バイアス」の呪い

「バイアス」とは、簡単にいえば「認識のゆがみ」、つまりは「偏見」「思い込み」「先入観」などのことです。

 バイアスには様々な種類があるのですが、自分でも自覚していない偏見や先入観を「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」といいます。

「〝普通〞はそうだろう」という価値観の決めつけ
「どうせダメ、きっとムリ、できるわけがない」などの能力の決めつけ
「そんなはずはない、こうに決まっている」などの解釈の押しつけ
「こうある〝べき〞だ」という理想の押しつけ

 このような考え方は、アンコンシャス・バイアスに該当します。

 職場や身近なところで起こりがちなアンコンシャス・バイアスは、例えばこんなことです。

「血液型で相手の性格を想像してしまう」
 ↓あの人は△型だから、おおざっぱで困る(イライラ)

「○○世代の人は根性がない」
 ↓Aさんは○○世代だから、すぐ仕事を投げ出すんだよね(イライラ)

「雑用や飲み会の幹事は若手社員がやるべき」
 ↓なんで先輩のわたしがやらなきゃいけないの(イライラ)

「〇〇は男の仕事」
 ↓女に仕事で負けるなんて……(イライラ)

「女性は、細やかな気遣いができる」
 ↓女性なのにどうしてあんなに配慮がないの?(イライラ)

「定時で帰る社員はやる気がない」
 ↓わたしは自分を犠牲にして残業しているのに!(イライラ)

 いくつか挙げてみましたが、思いあたるものがあるという人もいるでしょう。

 このような思い込みや偏見は、意図しない差別的な行動につながってしまうこともあるので注意が必要です。

 とはいえ、「必ずしも、そうとは限らない」と思える心の余裕や、別の角度から考えてみる視点があれば、ストレスを感じることはないはずです。

 わたしも、「エンジニアは男の仕事」「定時で帰る社員はやる気がない」という固定観念に無意識にとらわれていました。

 開発職のエンジニアをしていたのですが、1社目の会社は社員の9割が男性でした。

「女性だから」というだけで仕事を任せてもらえないこともあり、「見返してやる! わたしが男に負けないことを示してやるのだ!」という反発心でハードに働いていました。

 でも、「男性に負けない」という意識は、裏を返せば「女性はエンジニア技術で男性に劣るのではないか」という思い込みと自信のなさの表れで、それをごまかすために「わたしは違うのだ」ということを示したいだけだったのだといえるでしょう。

 そんなアンコンシャス・バイアスを持っていたため、ほかの女性社員が定時に帰るのを見ると「だからナメられるんだよ……」とイライラしたり、あらゆる男性エンジニアから「下に見られているのではないか」という不安感を持ったりしていたのです。

 言葉が悪いのですが……「わたしはクソだったな」といまなら思えます。

 そんな状態で生きていたら、息苦しいのは当然ですよね。「エンジニアの技術力と性別は関係ない」と考え、自分に自信を持って仕事ができていたら、もっと堂々としていられたでしょうし、ハードに働くにしても「自分ばっかり」という卑屈さを持つことはなかったでしょう。

 こんなふうに、アンコンシャス・バイアスは、みなさんそれぞれの人生経験のなかで染みついた固定観念として存在します。

「自分にそんなものはない」と思っていても、意外なところに隠れていたりするので、いちどストレスの原因を言語化して、洗い出してみるといいでしょう。

 自分でも気がつかなかった考え方の偏りが、現在のストレス、そして浪費メンタルにつながっているかもしれません。

☆ ☆ ☆

『貯金はこれでつくれます 本当にお金が増える46のコツ』
著者:節約オタクふゆこ
発行:アスコム
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節約オタクふゆこ
1993 年2 月14日生まれ、自らを「節約オタク」と称する節約・投資系YouTuber。理系の大学院修了後に開発職として電子系メーカーに就職したものの、将来のお金に対する不安を拭えなかったことがきっかけでお金について学ぶ。その後、奨学金477 万円を返済しながら1カ月10 万円で生活し、年間300 万円を貯金、20 代で資産1000 万円を達成。現在は脱サラしてフリーランス。2021 年から運営しているYouTube チャンネル「節約オタクふゆこ」は日常的な節約法のほか、投資についての動画も初心者向けに配信して人気を集め、チャンネル登録者数は58万人を超える(2024 年12月時点)。

構成/DIME編集部

“昭和な呪い”という名のアンコンシャスバイアス!?3万人の結婚迷い人を導いた婚活コンサルタントが指南する解呪術

3万人の婚活迷い人をサポートしてきた婚活コンサルタント松尾知枝氏の新刊、令和なマインドエクササイズ本『あなたの生きづらさ“昭和な呪い”のせいでした』が発売された。幼少期、児童養護施設という特別な環境で育ち、そこから独自の視点と強さを培う自己啓蒙法を編みだし、CA、タレントなど数々の夢に挑戦し、自己実現してきた著者。

現在、その経験を活かし、心理学とコーチングを基に、心から望むライフデザインを自己決定できるための婚活支援コンサルタント事業に取り組んでいる。この本は、著者の婚活コンサル受講生たちが効果を実感し高評価を得た選りすぐりのワークを掲載。典型的な「昭和な呪い」のフレーズも紹介しつつ、私たちの中に根付く古い価値観を見つめ直し、それを解くための具体的なステップを提供し、日々のストレスに悩むビジネスパーソンにも役立つ内容がつまった一冊となっている。今回、著者の松尾氏にお話を伺った。

『あなたの生きづらさ “昭和な呪い” のせいでした
古い価値観から心を解放するマインドエクササイズ』
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職場で家庭でストレスを生み出す“昭和の呪い”って?


↑書籍内のマンガをボイスコミック化した動画もチェック。

男性が育児休暇を取ろうとすると「男は働くのが当たり前」と批判されたり、「家事は女性がするもの」という考えから家事に協力的な夫はレアでイクメンなる言葉がもてはやされたり、女性が管理職を目指すと、「子育てと両立できるの?」と質問されたり…。最近、「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」というワードが注目を集めている。これは、私たちが気づかぬうちに社会的なステレオタイプを取り込み、それが日常の判断や行動に無意識に影響を与える現象だ。

昭和の時代には、性別や年齢、家庭内の役割についての一律の価値観が支配的だった。この価値観は、家族や社会で当然のように受け入れられ、異論を唱えることが少なかった。令和という多様性を重んじる時代になった現在も、こうした偏見が無意識のうちに意思決定に影響を与え続けている。

今まで婚活に悩む迷い人3万人をアドバイスし導いてきた婚活コンサルタントの松尾知枝氏は、こうした古い偏見や固定観念を「昭和の呪い」と表現し、その影響から解放されるための方法を提案する書籍をリリースした。松尾氏によれば、多くの女性が「結婚しなければならない」という強迫観念にとらわれ、自分らしい選択をすることをはばかり、それが婚活の最大の壁になっていると指摘している。

婚活だけじゃない!キャリア・ライフの悩みを解消する松尾知枝流マインドセット

「『女は結婚して子どもを産んで一人前』は今も根強く残る古い価値観信仰の一つ。未婚女性は周囲から『あなたのためを思って言ってるの』と〞善意〝のアドバイスシャワーを浴びせられ続けます。『(親や親戚から)いい加減早く結婚しなさい』、『35歳以上なのに、理想が高すぎるんじゃない?』、『高齢出産は、リスクが高くなるから、若ければ若いほうがいいよ』……。家族や身近な人、あるいはメディアの記事を目にしているうち、みんなと同じじゃない自分はダメなのだと思い悩むようになります。『結婚していない、出産を経験していないことに、負い目があります。結婚、出産していないと、社会に存在することすら許されてないようで……』と悩む女性の声が絶えません」

そんな方々に寄り添い、接してるうちに、松尾さんは、ある真実に気づいたと言う。

「お客さまの悩みの原因になっているのは異性との駆け引きのテクニックではなく、偏見という名の昭和な呪いにあるということに気づきました。昭和的な考えを背景とする、これらの呪いは、多様性を尊重する現代社会において改善が求められています。私の婚活講座は、結婚することを目標としたコンサルでありながら、実は昭和な古い価値観から自分を取り戻し、より良い自分らしい人生を選択するためのプロセスでもあったのです」

現代の婚活は単に結婚を目指す活動ではなく、自分自身と向き合い、時代に根付く偏見から解放され、自由な人生を選び取るプロセスでもあると強く語る松尾氏。彼女のワークは単に婚活のための恋愛テクニック指南だけにおさまらず、キャリアとライフイベントの狭間で直面するストレスから自身を解放し健全な状態にマインドセットしたい誰氏にもとって、とても効果的というわけだ。

現代社会に潜む7つの“昭和な呪い”とは?

松尾知枝氏は、まずは日常生活や職場に今も根強く残る“昭和の呪い”に気づくことこそが、自分らしい生き方を取り戻す鍵であると提案している。松尾氏は、特に現代社会において問題として取り沙汰されがちな以下のような7つのジャンルに“呪い”を分類している。

• 集団調和を優先し、個性や意見を抑え込む風潮「空気を読めの呪い」
• 性別による固定観念を生み出す「ジェンダーの呪い」
• 過剰な働き方や自己犠牲を美徳とする思考「24時間戦えますか? の呪い」
• 年齢に基づく役割や能力へのステレオタイプ化「年齢の呪い」
• 育児や家事を女性に押し付ける固定観念「ママなんだからの呪い」
• 他人との比較で優劣を競い合う「マウンティングの呪い」
• 家庭内の過干渉やモラハラを助長する価値観「アットホームの呪い」

これらの“呪い”に気づくことが、より自分らしい人生を歩む第一歩であると語る松尾氏。。

次回は、日常的に気づかないうちに、あなたも使ってしまっているかもしれない“昭和の呪い”の代表的なフレーズを紹介する。

また気になった方は、松尾氏のマインドセットワークも掲載されている書籍「あなたの行きづらさ“昭和な呪い”のせいでした」も、是非、読んでみていただきたい。

●著者プロフィール

松尾 知枝(まつおちえ)
婚活コンサルタント、株式会社インプレシャス 代表取締
10歳から8年間、児童養護施設で暮らす。 つらい幼少期を経て、 自身で考案したメンタルエクササイズにより呪いを解き、 目標達成する面白さに目覚める。 新卒で日本航空に入社。CAとして国内線、国際線に乗務。 2011年より自身の経験と心理学をベースにした婚活支援を行う。 自己肯定感を高め、心から望むライフデザインを描きたい女性から 大きな支持を受ける。情報番組出演や東京都の婚活支援事業、 ゼクシィ縁結びのコラムに監修として携わるなど、活躍の場を広げている。 著書に『3ヶ月でベストパートナーと結婚する方法』(かんき出版)、 『3年以内に成功する男、消える男』(フォレスト出版)、 『1日5分で夢が叶う 日記の魔法』(中経出版)

『あなたの生きづらさ “昭和な呪い” のせいでした
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