「話題の新製品を試してみたい」「ストレス発散したい」という気持ちから、日頃ついつい浪費してしまったりしませんか?
そのお金の使い方、もしかしたら「浪費メンタル」になっているかもしれません。
浪費習慣を卒業して「貯金メンタル」を身につけることができれば、人生の満足度が上がるお金の付き合い方に変えることができます。
今回は、節約・投資系YouTuberの節約オタクふゆこ氏による著書『貯金はこれでつくれます 本当にお金が増える46のコツ』から一部を抜粋・編集し、初心者でも無理なく続けられる貯金・節約・資産づくりのヒントを紹介します。
脳内ホルモンを利用して「貯金脳」をつくる
しかしながら、仕事がストレス源だとわかっていても、人それぞれに事情があるわけで、すぐに転職なんて難しいという人もいるでしょう。
では、「ストレスを切り離せなかったら、浪費習慣はどうやっても断ち切れないのか?」というと、そんなことはありません。
浪費習慣がストレスコーピングになっている場合、別のストレスコーピングの方法を用意するのが効果的です。
これは、禁煙や禁酒でもいわれることだと思います。
わたしは、転職後にボルダリングに興味を持ち、趣味としてはじめたのですが、これは節約やストレス解消と相性がいいなと感じました。安全対策をしっかりしているので落下しても大丈夫なのですが、いつも「落ちるかも……」という緊張感があり、課題をクリアすれば達成感を得ることもできます。解消しきれていなかったストレスが、壁を登った達成感で打ち消されているような気がしたのです。
ゲームでもストレッチでもウォーキングでも、あるいは読書や大好きな推しの動画を観ることでもなんでもいいので、なにか爽快感や解放感、一時的にでもストレスの原因を忘れられるような趣味や習慣を、節約と一緒にはじめるのがおすすめです。
また、浪費の原因となるストレスの解消には、脳の仕組みや脳内ホルモンの働きを知り、うまく利用していくことも効果的だと思います。ストレスを減らしていくことができれば、それだけ貯金がしやすい「貯金脳」に変わることができるでしょう。
下に、脳内ホルモンのうち、「幸せの三大ホルモン」と呼ばれている、代表的なものを紹介します。
なお、このなかのセロトニンには、ドーパミンの過剰分泌をコントロールする役割があるといわれています。なかなかストレス源から離れられないような環境でも、「なんとかストレスを緩和させて節約生活をスタートしたい!」と考える場合には、まずは生活リズムや食生活を整え、セロトニンの分泌を促すことからはじめるとよさそうです。
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『貯金はこれでつくれます 本当にお金が増える46のコツ』
著者:節約オタクふゆこ
発行:アスコム
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節約オタクふゆこ
1993 年2 月14日生まれ、自らを「節約オタク」と称する節約・投資系YouTuber。理系の大学院修了後に開発職として電子系メーカーに就職したものの、将来のお金に対する不安を拭えなかったことがきっかけでお金について学ぶ。その後、奨学金477 万円を返済しながら1カ月10 万円で生活し、年間300 万円を貯金、20 代で資産1000 万円を達成。現在は脱サラしてフリーランス。2021 年から運営しているYouTube チャンネル「節約オタクふゆこ」は日常的な節約法のほか、投資についての動画も初心者向けに配信して人気を集め、チャンネル登録者数は58万人を超える(2024 年12月時点)。
構成/DIME編集部