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被災経験者が非常食を選ぶ際に重視することTOP3、3位調理不要、2位おいしさ、1位は?

2024.12.17

アサヒグループ食品が展開するフリーズドライ食品ブランド「アマノフーズ」は、全国の20~70代の男女計800名(うち自然災害による被災経験者400名 ※1、2)を対象に「防災バッグに関する実態調査」を実施。結果をグラフにまとめて発表した。
※1:自然災害による被災経験…地震(地震、津波など)、火山(噴火など)、風水害(台風、洪水)、斜面災害(土石流など)、雪氷災害(大雪、雪崩)、その他気象災害(落雷、長雨)などで、ライフライン(電気・ガス・水道)に半日以上何かしらトラブルがあった、または住居や家財に何らかの被害があったこと。
※2:本調査での災害時の状況については、了承を得られた人に限って回答を得ている。

62.4%が「昨年と比べて防災意識に高まり」

全体(N=800)を対象に『防災意識の高まり』について、「昨年と比べて防災への意識が高まったと思うか」を聞いたところ、62.4%が「そう思う」「ややそう思う」と回答した。また、同回答を「そう思う」と答えた人を年代別でみると、20代が最も防災意識が高まっている(24.6%)ことがわかった。

一方で、『年末年始、実家に帰省するタイミングでの防災チェック(※3)予定』をl聞いたところ、防災チェック予定がある人は27.8%に留まり、防災意識は高まっているものの、帰省のタイミングで防災チェックをする人は少ないことが推察できる結果となった。
※3:防災チェック… 避難所の確認、家具の配置の確認、防災バッグの確認、火災報知器の点検など。

■実践している防災対策No.1は「非常食・食料・生活必需品の備蓄」

『家庭において実施している防災対策』を聞いたところ、「非常食・食料・生活必需品の備蓄(53.0%)」「自宅がある地域の危険度を知る(39.5%)」「避難場所や避難経路の確認(38.5%)」が上位にランクインした。

また、『ローリングストック法の認知度』については、61.1%がローリングストック法を知っており、30.1%が実践中と回答した。

自然災害による被災の経験者(※1 N=400)を対象に『避難生活で防災バッグに準備していた飲料や非常食の賞味期限が切れていた経験』を聞いたところ、33.8%が「賞味期限が切れていた経験がある」と回答。備蓄するだけではなく、見直しの大切さも考えさせる結果となった。

防災バッグの所持率は53.0%と半数

『家庭の防災バッグを初めて準備をした時期』を聞いたところ「10年以上前(21.5%)」が最も多く、「今年」は5.8%であるとともに、防災バッグを「準備していない・持っていない」が47.0%にのぼることが判明した。

『防災バッグの必須アイテム』を聞いたところ(未所持の方は、持つことを想定し回答)、1位「飲料(87.6%)、2位「非常食(82.0%)」、3位「ライト・懐中電灯(71.1%)」となった。

本回答を年代別でみると、TOP3は全体結果と変わりはないものの4位が異なり、若年層(20~30代)は「モバイルバッテリー・予備電池」、中年層(40~50代)は「携帯トイレ」、高齢層(60~70代)は「携帯ラジオ」が上がっている。

また、若年層と高齢層では「携帯ラジオ(高齢層が+34.5pt)」や「軍手・スリッパ(高齢層が+24.1pt)」に大きく差が生じる結果となった。

■66.5%が今年防災バッグの中身の見直しを実施するも、半数以上は防災バッグの重さは気にせず

『防災バッグの見直し』について聞いたところ、66.5%が「今年防災バッグの中身の見直しを実施した」一方で、そのうちの58.5%は「中身は見直したが、重さは気にしていない」ことが判明した。

また『防災バッグを準備する際に意識すること』を聞いたところ、上位から「防災バッグの中身(65.1%)」「防災バッグの取り出しやすさ(防災バッグの置き場所)(31.8%)」「防災バッグの重さ(24.6%)」の順となった。

■自身の防災バッグの重さを把握している38.4%、避難時に推奨されている防災バッグの重さ上限を把握している16.1%

『準備している防災バッグの具体的な重さ』と『持てるバッグの重さの上限』を聞いたところ、自身の防災バッグの重さを把握している人は38.4%、避難時に推奨されているバッグの重さ上限を把握している人は16.1%にとどまった。

いずれの結果からも、バッグの重さに対する意識が比較的希薄で不安定な傾向にあることが推察できる。

なお『所持している防災バッグの重さ』を伺ったところ、全体の平均は「8.2kg」となり、推奨されているバッグの重さ上限(体重の20%程度)とのギャップは「-4.24kg」*4判明。世代別では、20代が最もギャップが少ない(-1.18kg)結果(※5)となった。
※4:全体平均体重62.2kg×0.2=推奨上限12.44kg
※5:20代防災バッグ平均重量10.28kg/平均体重57.28×0.2=推奨上限11.46kg

被災経験者のうち47.5%が自身の防災バッグ重量を把握

被災経験者を対象に『準備している防災バッグの具体的な重さの把握』を聞いたところ、47.5%が自身の防災バッグの重さを把握している結果となった。

中でも避難所への避難経験者の防災バッグ重量把握率は61.7%にのぼり、非被災経験者の把握率(26.9%)と比べて34.8ptと、大きな差が付いたようだ。

■被災経験者の防災対策は、帰省時も抜かりなし!?

『年末年始、実家に帰省するタイミングでの防災チェック予定』を聞いたところ、被災経験者の防災チェック率は36.9%となり、非被災経験者の16.6%と比べて20.3ptの差が付いた。

被災経験の有無で、防災バッグの重さへの意識や防災意識の高さの違いが分かる結果と言える。

■被災経験者が非常食を選ぶ際に最も重視することは「常温・長期保存が可能」「おいしさ」「調理不要」

『非常食を選ぶ際に最も重視するポイント』を聞いたところ、被災経験者からは「常温・長期保存が可能なこと(35.5%)」、「おいしいこと(19.3%)」、「調理不要であること(16.8%)」に支持が集まった。

また、『避難生活時に食べてホッとした、精神的に落ち着けた食べ物』については、上位から「ごはん(50.0%)」、「味噌汁(45.9%)」、「即席めん(24.4%)」という順になった。

■被災経験者の非常食軽量化のコツは「軽量な食品選び」

『非常食を軽量化するために行っている工夫』を尋ねたところ、被災経験者からは「軽量な食品を選ぶ」が51.7%を獲得。最も支持を集めた(非被災経験者との比較+17.8pt)。

また、「工夫していない(22.3%)」の回答も非被災経験者と比較して-18.0ptとなり、非常食の軽量化についても被災経験者の意識の高さを感じさせる結果となった。

防災士直伝!防災バッグ準備における心得や必須アイテム

今回の調査結果について、防災士の岩野祥子さんからコメントが届いているので、以下紹介していく。

帰省などで家族が揃うタイミングが増える年末年始。ぜひこの機会に、家族での防災についての話し合いや、用意している防災バッグの中身の見直しを(子どもの成長や親の高齢化に伴い必要なアイテムが変わっていませんか?)。使用期限や賞味期限アイテムの更新など、災害が起きても少しでも落ち着いて行動できるように備えておきたい。

■防災バッグについて

避難バッグの考え方としては、以下が挙げられます。

(1)いつも持ち歩くもの
(2)発災時の緊急避難で持ち出すもの・緊急持ち出し品(1次避難、最初の3日間に必要なもの)
(3)避難生活に向けての備蓄品(2次避難、3日目以降に必要となるもの)

災害が起きるタイミングや場所、家族やペットの有無、災害の種類など、「私」や「我が家」の環境で何が起きる可能性があるかを具体的に想像することが大切です。

災害時は地形変動などで、普段通りの移動が困難な可能性があります。両手があくリュックなのか、場合によっては小さなお子様を抱っこ・おんぶしやすいショルダー/ウエストベルト型なのかなど、実際の避難時を想定して最適な防災バッグを用意しましょう。

■防災バッグ内のアイテムについて

世代によって必要なアイテムは異なります。災害や避難という、非日常な出来事だからこそ、持ち出すものは使いやすいもの、馴染みのあるもの、ストレスなく安心して扱えるものであることが大切です。 「私」と「我が家」にとっての必須アイテムを、一度じっくりイメージしてみましょう。特におすすめのアイテムを5選にも絞ってご紹介します。

【全世代共通:日常的に持っておきたいアイテム】
・水分(小さなペットボトルでも良いので、持っておくと安心)
・ヘッドライト(スマホで代用可能できるが両手を使えるので便利)、予備電池
・ホイッスル(助けを求める際に大声での体力消耗を避ける。キーホルダー型のコンパクトタイプがおすすめ)

【全世代共通:避難時に身に付けてほしいアイテム5選】
・スニーカーなど歩きやすい靴、ホイッスル、帽子かヘルメット、軍手、レインウエア(防水・防風・保温)

【世代別:防災バッグに入れたいアイテム5選】
・スマホに慣れている年代にとっては、通信、情報収集、ライト、記録などひとつでいくつもの役割を担えるスマホは必須アイテムとなります。

ですが、このような電子機器を使い慣れていない人は、別のもので代用する方がストレスなく、安心して扱えます。また、冬の時期は寒さで命を落とす可能性も十分にあり、若年層~中年層に比べて体力が弱い高齢層の方は寒さ対策も重要です。

<若年層~中年層>スマホ、水、トイレットペーパー、携帯トイレ、非常食
<高齢層>ラジオ、ライト、水、トイレットペーパー、アルミシート
<自分で歩ける子ども>家族の情報カード、家族の写真、好きなおもちゃ、好きなお菓子、水
<乳児がいるご家庭>(通常の持ち物に追加で)粉ミルク、おむつ、ウェットティッシュ、抱っこ紐、バスタオル
※ 該当する人にとってはマストアイテム:眼鏡、使い捨てコンタクト、杖、薬、生理用品

■非常食について

荷物が軽量だと機動性が増し、疲れにくく持久性も上がって安全に行動ができるので、防災バッグに入れる非常食は軽いに越したことはありません。

2次避難時は、水を加える、お湯を沸かすくらいはできるようになるので、軽量でおいしい食事を準備しておくのは、とても良いことだと思います(避難ステージ(特に1次避難時)によっては、水を入れたりお湯で温めたりということができない可能性があるので注意も必要です)。

我々日本人にとって和食は、ホッとできる食べものです。味噌などの発酵食品は、体調を整えるのみならず、心を落ち着かせるので、ストレスや不安にさらされやすい避難生活にはとてもおすすめです。

<NPO法人奈良県防災士会所属 岩野 祥子(いわの さちこ)氏>
愛知県豊田市生まれ。第42・48次(2000年、2006年)の日本南極地域観測隊で地学隊員として越冬し、地震や地殻変動の観測にあたった。2011年から東日本大震災被災地の支援活動実施。その後防災士資格を取得し、NPO法人奈良県防災士会に所属。防災訓練実施支援や防災教育に取り組む。

心の負担も軽量化!【防災士監修】『1人あたり約200g(2日分相当)の防災バッグ向け詰め合わせ 2人分』

本調査結果を踏まえてアマノフーズでは、防災士岩野さん監修のもと、防災バッグの軽量化を叶えるとともに色々な味を手軽に美味しく楽しめる【防災士監修】『1人あたり約200g(2日分相当)の防災バッグ向け詰め合わせ 2人分』を開発。同社オンラインショップ限定で2024年11月19日より販売している。
※ 6食(2日×3食)のうち、2食はおかずのみの想定です。

■商品概要

・商品名:【防災士監修】『1人あたり約200g(2日分相当)の防災バッグ向け詰め合わせ 2人分』
・販売期間:2024年11月19日~2025年春頃(予定)
・価格:5282円(税込)
・販売ページ:https://www.amanofd.jp/amano/shop/ad.html?ccd=LP00104

■セット内容

(1)まごころ一杯定番おみそ汁バラエティー10食

内容:【まごころ一杯 定番】とうふとほうれん草/五種の野菜/ほうれん草/なす/なめこ/こまつ菜と大根/ごぼうと蓮根/長ねぎ/豚汁/しじみ<10種類×各1食>

(2)雑炊 4種いろいろセット

内容:ほぐし身入り かに雑炊/ほぐし身入り さけ雑炊/炙り たらこ雑炊/まるごと 貝柱雑炊<4種類×各1食>

(3)お惣菜 3種いろいろセット

内容:やわらか牛肉の卵とじ/五目中華あんかけ<2種類×各1食>、とろっと卵の親子煮<2食>

内容:野菜と鶏肉のカレー・ひきわり豆のトマトカレー<2種類×各2食>

◎もしもの時の食事に困らないように普段から備えを。「食べながら備える ローリングストックBOX」も好評展開中

販売ページ:https://www.amanofd.jp/amano/shop/goods/index.html?ggcd=B7381

防災バッグに関する実態調査 概要
調査方法/インターネット調査  
調査時期/2024年10月
調査対象/全国の20~70代 男女 計800名 (うち、自然災害による被災経験者400名 ※1、2)
出典/アサヒグループ食品株式会社調べ

関連情報
https://www.amanofoods.jp

構成/清水眞希

アマノフーズの防災バッグやAmazonギフト券が当たる@DIMEキャンペーンスタート

2024年12月17日(火)より、@DIMEのパーソナライズ機能搭載キャンペーンがスタート! 今回ご紹介したアマノフーズの防災バッグや、Amazonギフト券5000円分があたる豪華キャンペーンの詳細は、こちらの記事からご確認ください。

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