小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

こっちのけんとさんが語る総再生回数100億回を超えた「はいよろこんで」誕生の舞台裏

2024.12.22

「トントントンツーツートントントン」「ギリギリダンス」といった歌詞と、一度聞くと耳に残る音楽が、ショート動画を中心に爆発的な広がりを見せた『はいよろこんで』。この楽曲はどのようにして生まれ、広がっていったのだろうか。紅白出場で話題のこっちのけんとさんに直撃。

こっちのけんとさんアーティスト こっちのけんとさん
楽曲や映像、デザインなどの制作を幅広く手掛ける。大学時代にアカペラサークルで音楽活動を始め、2022年に初の配信シングルをリリースした。キャッチコピーは〝緑のマルチアーチスト〟。

偶然流れてきた曲だからこそ多くの人が共感してくれた

 ポップな曲調の中にある切実なSOSが共感を集め、YouTubeのコメント欄は、歌詞を自分ごととして捉えた人の想いで溢れている。いったいどのような思いが込められているのか。

「〝他人にわかってもらえないもやもや感〟と向き合ったのがきっかけです。僕は躁うつ病になり自死を考えた過去があります。そんなとき周りは『生きているだけでいいよ』と言ってくれた。でも時間が経つとそのうち『そろそろ何かしてみない……?』という言葉に変わるんです(苦笑)。僕としては、病気と闘っていたので何もしていないつもりはない。さて、どうしたらいいんだろう……と」

 この思いをテーマに歌詞を作り、トラックメイカーのGRP氏らと共に楽曲の形に仕上げた。

自分が作っていて楽しいものを作りました。僕にとって曲作りは自分の表現したいことを吐き出す、ある種のストレス発散方法です」

 自分が〝やりたい〟〝面白い〟と思い作ったものがヒットした形だが、多くの人の心に刺さった理由をこう推察する。

伝えたかったこと、やりたかった発信の仕方が、精神面・技術面共に今の時代に合っていたのかなと。

 特に、みなさんの目に偶然入るTikTokなどのメディアは、この曲のテーマと相性が良かったように思います。僕自身悩んでいる時に、自分から〝病気を治そう〟みたいな本を読むエネルギーはなく、たまたま目に入った情報から自身を少し回復させていた。偶然流れてきて、自分で発見した気持ちになれるのって大事なのかなと思います」

 大ヒットによる今後への期待をどう受け止めているのか。

「『はいよろこんで』がヒットしてくれたおかげで、次の〝偶然の産物〟ができるまでの余裕ができました(笑)。焦らず、自由に作品を作っていきたいと思います」

SNSで大ヒット!「2種類の振り付け」とレトロ風PVはなぜ生まれた?

「ダンスは上半身と全身の両方を作りたかった。〝わかりやすさ〟を特に意識しました。MVを模索していく中でかねひさ和哉さんのイラストで曲が流れる映像がパッと浮かび、それ以外考えられなくなりました」(こっちのけんと)

『はいよろこんで』

取材・文/田村菜津季 撮影/須田卓馬

こっちのけんとさんへの超ロングインタビューが発売中の『DIME』で掲載中!

2024年の主役を数字で振り返る!DIME最新号は日本を元気にした「大谷SHO費」徹底研究

ワールドシリーズ制覇に2年連続のMVPと、まさに今年の主役という大活躍を見せた大谷翔平選手。その活躍は野球界だけでなく、経済やメディアなどにも大きく影響を与えました。

DIME最新号では、大谷翔平選手の活躍を数字で分析、野球だけでなく経済効果やスポンサー企業へのインタビュー、ファン層の分析、メディアの動向など多角的にリサーチ。2024年を賑わせ、多くのヒット商品を生んだ大谷“SHO費”現象を深掘りします!

【Amazonで買う】
【楽天ブックスで買う】
【セブンネットショッピングで買う】

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年12月16日(月) 発売

DIME最新号は、「大谷翔平研究!」。今年を象徴するDIMEトレンド大賞の発表や、Aぇ!group、こっちのけんと他豪華インタビューも満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。