Q.5 どういったSNSが活用されている?
A.5 目的によって使われ方は異なる
文字情報をきちんと読ませたいならX、ビジュアルを見せたいならInstagramといったように、SNSの特性に応じた使い分けがされています(長田さん)
Q.6 界隈マーケティングに求められることは?
A.6 界隈の一員となって一緒に熱量を上げる
企業に合う界隈を見出す→その一員として一緒に熱量を高める→その熱量を周りに広げるという流れを経ることで、濃いファンを広く獲得できるでしょう(長田さん)
Q.7 界隈マーケティングが主流になると、消費者にはどのような影響がある?
A.7 満足度は高くなるが流行り廃りが激しくなる
所属する界隈、つまり自分の価値観に合う情報を得やすくなります。満足度は高い一方で情報の偏りが起きやすく、その情報に左右された結果、需要の乱高下が発生しやすくなります(久我さん)
Q.8 企業の販売戦略はどう変わってきている?
A.8 2010年ごろからすでに企業の戦略は変化
実はスマホやSNSが普及しはじめた2010年頃には、すでに企業はマスマーケティングの限界を悟り、ミクロに視点を移していました。それを示すように、インターネット広告費はマスメディア四媒体の合算値より高く、その差は広がりつづけています(久我さん)
Q.9 今の時代で広告ってどれくらい意味がある?
A.9 社会的価値・ブランドイメージ訴求には不可欠
ネットの発展で商品価値を伝える手段は増えました。しかし、ブランドイメージを訴求したり、サステナビリティへの取り組みなど企業の社会的意義を示すために広告は欠かせない存在です(久我さん)
Q.10 これからも界隈マーケティングは主流になる?
A.10 デジタルネイディブ世代増加で、より主流へ
SNSが広く浸透したことにより、2010年以降のマーケティング戦略と消費者がマッチしてきました。世代交代が進むごとに、この傾向は強まるでしょう(久我さん)
取材・文/桑元康平=すいのこ
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