タムロンは、同社初となる「キヤノンRFマウント用」の超広角ズームレンズ「11-20mm F/2.8 Di III-A RXD(Model B060)」を2024年12月12日に発売する。希望小売価格は125,400円。
超広角ズームレンズながら小型軽量設計を実現!
「11-20mm F/2.8 Di III-A RXD (Model B060)」は、APS-Cサイズミラーレス一眼カメラ用の超広角ズームレンズ。すでに、ソニー Eマウント用、富士フイルム X マウント用が発売済みで、今回、キヤノンRFマウント用が登場した格好だ。
焦点距離11-20mm(35mm判換算17.6-32mm相当)をカバーする、大口径F2.8通しのズームレンズで、その広角端付近では、風景や建造物などを超広角ならではの迫力ある画角で撮影することができ、望遠端付近では、見た目に近い画角のスナップ撮影など、普段使いも可能。加えて、F2.8の明るさで、大口径ならではの柔らかいボケ味も堪能できる。
また、APS-Cサイズミラーレス一眼カメラとの組み合わせを考慮し、小型軽量化を実現しているのも特長。長さ84.2mm、質量340gと、大口径超広角ズームとは思えないほどのサイズで、重量を気にせず撮影に集中できる。対応するカメラと組み合わせれば、手持ちでの静止画撮影はもちろんのこと、小型三脚やジンバルを使用した動画撮影でも快適に使用することが可能だ。
さらに、レンズ構成は10群12枚で、2枚のGM(ガラスモールド非球面)レンズをバランスよく配置し、画面全域で高い解像性能を維持。特殊硝材XLD (eXtra Low Dispersion)レンズ1枚、LD (Low Dispersion: 異常低分散)レンズ2枚を採用することで、諸収差を良好に補正し、クリアな画質を実現するうえ、BBAR-G2 (Broad-Band Anti-Reflection Generation 2)コーティングが、ゴーストやフレアの発生を抑え、逆光条件下でも被写体のディテールを緻密に描き出す。
このほか、AF駆動には独自開発のステッピングモーターユニットRXDを搭載。高速・高精度なAFは動きのある被写体を的確に捉え、静止画だけでなく動画撮影でもその力を発揮する。
なお、キヤノンRFマウント用には、AF/MF切り替えスイッチとコネクターポートを搭載そており、タムロン専用ソフトウェア「TAMRON Lens Utility」を介して、自分で最新のファームウェアへのアップデートが可能だ。
■製品仕様
焦点距離:11-20mm<APS-Cサイズミラーレス一眼カメラ使用時> (35mm判換算:17.6-32mm相当)
明るさ:F2.8
画角(対角画角):101°44′-68°7’<APS-Cサイズミラーレス一眼カメラ使用時>
レンズ構成:10群12枚
最短撮影距離:0.15m(WIDE)/0.24m(TELE)
最大撮影倍率:1:4(WIDE)/1:7.6(TELE)
フィルター径:φ67mm
最大径:φ73mm
長さ:84.2mm
質量:340g
絞り羽根:7枚(円形絞り)
最小絞り:F16
標準付属品:花型フード、フロントキャップ、リアキャップ
対応マウント:キヤノンRFマウント用
製品情報
https://www.tamron.com/jp/consumer/lenses/b060/
構成/立原尚子