水まわり・タイルの国内事業が100周年を迎えるLIXILは、布製のたためる浴槽(fabric bath)を備えた浴室空間「bathtope(バストープ)」の販売を2024年11月26日より開始した。
コンセプトは「お風呂はもっと、自由でいい。」
bathtopeは、「お風呂はもっと、自由でいい。」をコンセプトに、暮らしを進化させる新時代の浴室空間として誕生した。浴槽や空間を極限までシンプルにすることで浴室の可能性を解き放ち、取り外せる布製の浴槽(fabric bath)というアイデアにたどり着いたという。
同社では「日本の伝統的な着物や折り紙からインスピレーションを受けてデザインされたfabric bathは、従来のバスタブの概念を打ち破る柔軟な発想を生み出し、想像力に満ちた多様な浴室を演出します」と説明している。
■bathtopeとは
bathtopeは、布製の浴槽(fabric bath)にお湯をためて入浴し、使用後はコンパクトにたたんで収納できるリムーバブルな浴槽を備えた浴室空間。FRP浴槽が固定された従来の浴室では手狭に感じるような空間でも、時間、季節、気分に合わせて浴槽を着脱できるため、広い浴槽と広いシャワールームを切り替えることができる。
従来のFRP浴槽とは異なる、fabric bathならではの軽やかな素材感、洗練されたデザイン、包まれるような入り心地で、新感覚のリラックス空間を体感できるはずだ。
コンセプトムービー:https://x.lixil.com/watch/6364328417112
bathtopeの主な特徴
■シャワー浴と浴槽浴を自在に切り替え
普段はシャワールームとして使用し、特別な時にはfabric bathを持ち込んで入浴。空間を自在に切り替えられる、自由なお風呂スタイルが楽しめるを。
例えば、忙しい平日はシャワーで済ませ、週末にはのんびりと湯に浸かってくつろぐ。普段はシャワーだけれど、寒い冬の間は湯に浸かってあたたまる。リムーバブルな浴槽が入浴習慣を刷新する。
■身体を包み込む、新感覚の柔らかい浴槽
fabric bathは、柔らかい繊維と防水フィルムの二重構造を持つ一枚の布から作られており、柔らかく肌触りの良い生地が頭や背中を優しく包み込む。お湯をためるとその重さで両側のエッジロープがピンと張り、浴槽底面は床に接していて身体をしっかり支えるため、安定して入浴できる。
■コンパクトな空間でも、足を伸ばして入浴可能
従来の1216サイズ(マンションなどで採用の多い1200×1600mmの規定サイズ)のユニットバスでは、1200mmの短辺方向に浴槽が配置され、足を曲げた窮屈な姿勢で入浴する必要があった。
bathtope なら入浴方法によって空間を切り替えられるため、長辺方向を使った1600mmサイズの広い浴槽を実現し、足を伸ばしてゆったりと入浴できる。また、浴槽を外せば、広々とした空間で快適にシャワーを浴びることも可能だ。
■浴室に隣接する洗面室も広々活用
1616サイズ(1600×1600mmの規定サイズ)のユニットバス(左図)をbathtope に交換することで、洗面室側を400mmも広げることが可能だ。さらにGタイプでは、壁一面がガラスになるスリムテンパー引違い戸の開口により、前室空間とのつながりも強調できる。
■環境にも配慮、26%の節水を実現
身体にフィットして包み込むfabric bathは幅が狭い分、バスタブにためる水量を減らすことができ、長辺サイズが同じ1600mmのFRP浴槽と比べて約26%の節水(※)を実現した。
幅が狭いことを、窮屈ではなく心地よいフィット感として還元して、これまでにない新感覚の入浴体験を提供していく。
主な素材は、ポリエステル生地。入浴する面にはポリウレタンフィルムをコーティングすることで防水加工を施している。
各部品は分別しやすく設計されているほか、梱包はリサイクル可能な紙製で、資源循環に配慮されている。
bathtopeの商品概要
製品名/bathtope(バストープ)
カテゴリー/システムバス
タイプ/3タイプ
<Eタイプ>シンプルモデル 55万円~(税・工事費別途)
<Sタイプ>スタンダードモデル 85万円~(税・工事費別途)
<Gタイプ>デザインモデル 200万円~(税・工事費別途)予定
浴室サイズ/1216サイズ(1200×1600mm)
浴槽カラー/5色
発売日/2024年11月26日 ※Gタイプは2025年春以降発売予定
販路/代理店、工務店・住宅会社、LIXILオンラインショップ
https://www.lixil-online.com/bathroom/reform/bathtope/
関連情報
https://www.lixil.co.jp/lineup/bathroom/s/bathtope/
構成/清水眞希