情報機器メーカーの京セラドキュメントソリューションズジャパンは、同社が現在発売中の字幕表示システム「Cotopat Mobile」の機能を拡充したバージョンアップ版の販売を2024年12月25日より開始すると発表した。価格はオープン価格。
「Cotopat Mobile」バージョンアップの背景と概要
Cotopatは話した言葉をリアルタイムで認識。文字や図解、動画を表示することで、会話の聞き取りづらさを解消し、コミュニケーションを円滑にするシステムだ。今回登場するCotopat Mobileは、そんなCotopatのタブレット表示モデル。店舗やオフィスでの接客時、場所を移動しての説明対応や、スペースの限られた受付での説明対応などに活用できる。
近年、訪日外国人の増加や国内の労働力不足により、訪日外国人とのコミュニケーションの機会が増えている。また、改正障害者差別解消法の施行や加速する高齢化などを背景に、さまざまな障がいの壁への配慮が求められる場面も多くなってきた。
Cotopat Mobileはこのような社会環境の変化へ柔軟に対応するため、機能を拡充して、より多くの人々に役立つシステムへと進化を遂げた。
同社では「対面コミュニケーションに最適な透明スクリーンに字幕を表示するモデル『Cotopat Screen』とともに、ご利用シーンで選べる2モデルを展開。お客様のニーズにお応えします」と説明している。
Cotopat Moblieの進化ポイント
[1] 双方向の翻訳表示
双方向の翻訳に対応。お互いの言語で話すと相手の言語でリアルタイムに表示できるため、外国人であっても字幕を見ながらスムーズな意思疎通ができる。
[2] 音声読み上げ
表示された字幕の音声読み上げに対応した。会話した字幕を見ながら音声も聞き取ることで、より円滑なコミュニケーションの実現が期待できる。
[3] 携帯性の向上
従来バージョンではタブレット本体の他にマイクやテンキーなどの周辺機器が必要だったが、携帯性を追求。タブレット以外の周辺機器が不要になった。
製品構成
・字幕表示アプリケーション:Cotopat MobileシステムアプリケーションV2 オープン価格 2024年12月25日発売
・タブレット:Cotopat MobileシステムパッケージWi-FiモデルV2 オープン価格 2024年12月25日発売
関連情報
https://www.kyoceradocumentsolutions.co.jp/products/ict-service/communication/cotopat/
構成/清水眞希