焼き肉を食べると一口に言っても、食べ放題か個別注文か、肉は自分で焼くか人に任せるかなど様々なスタイルがある。
リクルートの外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』は、外食トレンドを発表するための「トレンド座談会」で11月29日「いい肉の日」にちなみ、20代~60代の男女1,035人に「焼肉」に関するアンケート調査を実施した。
焼肉は「食べ放題」より「個別注文」の支持率が高い!自分の肉は男女とも「自分で焼く」が多数
「焼肉に行くならどの方式?」という質問では、「個別注文派」が49.0%と半数近い結果に。また「自分で焼くか、焼いてもらうか」では、「自分の分は自分で焼きたい」が支持を集めた。
性年代別では男性50代(73.1%)、60代(72.4%)が7割を超え、女性も40代(62.4%)、60代(72.8%)が高めという結果に。一方、「同席者に焼いてもらいたい」が最も高かったのは女性20代で36.1%であった。
Q 焼肉に行くならどの方式?
Q 焼肉を食べに行くなら肉は焼いてもらいたいですか?
「肉と一緒に炭水化物を食べる人」は7割超!「焼肉」と一緒に飲むのは「生ビール」で半数が支持
「焼肉を食べに行くときの流儀に一番近いものは?」という質問では、「白米・炭水化物はとらない人」25.8%に対して、「炭水化物と一緒に食べる人」は74.2%(「肉と白米と白米以外の炭水化物のいずれも食べる37.9%」「肉と白米を食べ、白米以外の炭水化物はとらない31.1%」「肉と白米以外の炭水化物を食べて白米はとらない5.1%」の計)と7割を超えていた。
そのなかで最も多くの人が答えたのは「肉と白米と白米以外の炭水化物のいずれも食べる」37.9%と4割弱という結果に。
Q 焼肉を食べに行くときの流儀に一番近いのは?
「焼肉」を食べるときに一番飲みたいお酒について聞いたところ、「生ビール」が49.9%と圧倒的に高く、半数近い支持を集めていた。
続いて「サワー・チューハイ系」「ハイボール」「生ビール以外のビール(瓶ビール等)」と炭酸系の飲み物が上位を占めた。脂をさっぱりと流し込むお酒と一緒に楽しみたい人が多いことがうかがえる。
『ホットペッパーグルメ外食総研』研究員からの解説
調査で、「焼肉」は「食べ放題」よりも、「個別注文派」の方が3.7pt高い49.0%と半数近い結果でした。
「食べ放題」は注文の種類や時間の制限を設けた店舗が多いので、限られた種類・時間のなかで食べることより、好きな種類を頼んでじっくりと食べたい人が多いようです。
また、「肉を焼いてもらいたいか」では「自分の分は自分で焼きたい」が全体で60.4%と最も高く、性年代別では、全体的に男性のほうが割合は高いものの、男女どの年代でも「自分で焼く」が高い結果でした。
男女とも40代以上が高く、特に男性では50代、60代、女性では60代が7割を超え、いわゆる“働き盛り” 世代がボリュームゾーンでした。
一方「同席者に焼いてもらう」は男女で大きな差があり、全年代で女性のほうが高く特に20代が36.1%と最も高く、男性20代16.7%の倍以上となったのは興味深いです。
焼肉店の形態は食べ放題以外に、韓国焼肉のようにスタッフが焼いてくれるお店や、希少部位やオーガニックに特化した専門店など様々なコンセプトを掲げたお店が登場しています。選択肢が増えたことで、自分の好みに合わせて選んでみるのも楽しいかもしれません。
調査概要
調査期間:2024年9月6日(金)~2024年9月7日(土)
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国20代~60代男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
有効回答数:1,035件(男性517件、女性518件)
関連情報
https://www.hotpepper.jp/ggs/trend/article/trend/20241125
構成/Ara