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ゲーム実況の定番「ゆっくり動画」はどうやって作る?制作ソフト「ゆっくりMovieMaker4」でできること

2024.11.28

日本には「ゆっくり動画」というものがある。

登場キャラが機械音声で話し、様々なうんちくや解説、ゲーム実況などをするという動画だ。このゆっくり動画は、饅頭遣い氏が開発した「ゆっくりMovieMaker4」(以下YMM4)で制作することができる。

筆者自身、ゆっくりゲーム実況動画を作ってYouTubeで配信しているため、YMM4も日常的に触れている。しかし、このYMM4は動画配信をしない人にもぜひおススメしたい。

なぜなら、趣味で写真(静画)加工をする人にとっても非常に便利なものだからだ。

商用利用には機械音声のライセンス購入が必要

まず最初に説明すべきは、「YMM4はどこまで無償で利用できるか?」という点である。

YMM4にはAquesTalkというサードパーティー製機械音声が用意され(ゆっくりボイスとは、このAquesTalkである)、これを個人利用の範囲外で活用する場合はライセンスの購入が必要となる。注意したいのは、YMM4で作成した動画にAquesTalkの機械音声を使っていない場合でも、法人利用や商用利用の際はライセンスを購入しなければならないという点だ。学校の授業や部活動でYMM4を活用する場合も、やはりライセンス購入が必要だ。筆者もこのライセンスを取得している。

一方、最初からAquesTalkを搭載していない「ゆっくりMovieMaker4 Lite」(以下YMM4Lite)というのも用意され、そちらでは学校の授業及び部活動での無償利用が可能。YMM4のダウンロード自体は無料のため、中には「広告付きのゆっくり動画の配信にライセンス料は必須ではない」と考えている人もいるが、それは誤解であることを強調しておきたい。

エフェクトを活用して面白い写真を作ろう!

さて、実際にYMM4を使ってみよう。

画面の下半分でレイヤー操作ができるようになっていて、ここに素材となる画像や動画、音声などを貼っていく。YMM4が搭載している図形なども貼ることができる。

そもそもが動画制作用のソフトだからこのような作りになっているのだが、「サムネイル画像を出力」という機能もあり、これを使えばJPEGの画像を出すことができる。

なお、上の画像もYMM4の「サムネイル画像を出力」を利用して作ったもの。Webメディアというのは今でも縦長の画像を敬遠する傾向がある。それを横長にするために白の四角形(横長の長方形)を背景に持っていき、赤丸もつけた。

このレベルの画像加工であれば、YMM4で十分に間に合うのだ。

また、カメラで撮影した写真の特殊エフェクト付与もYMM4で実施できる。今回は、以下の画像を意図的にぼかしてみよう。

右下の「映像エフェクト」から「レンズぼかし」を選択し、「ぼかし半径」を100pxにする。

このような具合に、エフェクトを加えることで様々な加工を施すことができるのだ。

積み木感覚で動画を編集できる!

YMM4で動画を作る手順も、基本的に上記とほぼ同様である。

レイヤーに元の動画を入れ、さらに数字の大きいレイヤーを重ねることで他の動画や画像、文字、音声、図形などを付け足す仕組みだ。

たとえるなら、積み木のような感覚である。YMM4を使った動画編集は、基本的に「場面ごとの積み木を揃え、綺麗に整える」というようなもの。呆気ないほど簡単だ。

そして、完成した動画を出力するのにYMM4なら直接MP4形式で抽出することができる。「当り前じゃないか」と言われそうだが、実はYMMは3まで「自力でのMP4出力」ができなかったのだ。

YMM3で出力できるのはexoファイルで、それを『AviUtl』という動画編集ソフトに通してようやくMP4になる。この出力機能が搭載されたことで、YMMは誰にとっても使いやすい動画編集ソフトに昇格したと言えよう。

決して高価ではないライセンス費用

個人利用を超えた使い方を想定するなら、上述の通りライセンスを購入しなければならない。

が、実のところこれは決して高価なものではない。アクエストの機械音声AquesTalk1、AquesTalk2、AquesTalk10を1年間商用利用できるライセンスの価格は6,380円。1ヶ月で530円と考えると、むしろ安価と言えるのではないか。

筆者はこのライセンス(紙に印刷されたものが郵送される)を額縁に飾っているのだが、仕事を持った大人であれば「利用規約を犯さないための保証代」としてライセンスを購入するという手もあるのではないか。

今日び、動画や画像の編集加工は生活を送るための基本的スキルになっている。それはキーボードのブラインドタッチのようなものだ。

かつては「キーボードを流暢に打てる」ということだけで、会社内で注目されていたものだ。それが今では特段珍しいスキルではなくなり、「覚えていて当然のもの」となっている。

「自分で動画や画像を編集できる」というのも、いずれは万人が持つ常識的スキルとなるだろう。そうした時代が到来する前の下準備として、使い勝手の良いYMM4に触れてみるのはいかがだろうか。

【参考】
ゆっくりMovieMaker4-饅頭遣いのおもちゃ箱

文/澤田真一

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