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共働き家庭の平均教育費、最多は「月額3万円〜5万円」

2024.11.28

個別指導の学習塾「明光義塾」を全国展開する明光ネットワークジャパンは、中学生の子どもを持つ共働きの保護者950名を対象に、「共働き家庭の子どもの教育に関する実態調査」を実施。結果をグラフにまとめて発表した。

共働き家庭の子どもの教育方針:母親主導51.4%、父親主導13.9%、夫婦共同33.5%

【Topics】お子さまの教育方針の決定は主にどなたが行っていますか?(n=950、単一回答方式)
中学生の子どもを持つ共働きの保護者950名を対象に、子どもの教育方針を主に誰が決定しているのか質問した。その結果、 最も多かったのが「母親」で51.4%(母親:24.6%、どちらかというと母親:26.8%)、次に「夫婦共同」で33.5%、「父親」は13.9%(父親:4.0%、どちらかというと父親:9.9%)という結果になった。

この結果から、共働き家庭の半数以上で、子どもの教育方針を母親が決めていることがわかった。

■共働き家庭の73.3%が子どもの教育について協力できていると回答

Q1. お子さまの教育について夫婦間で協力ができていると思いますか?(n=950、単一回答方式)
子どもの教育について、夫婦間で協力ができていると思うか質問した。その結果、73.3%が「協力できている」(協力できている:31.3%、どちらかというと協力できている:42.0%)と回答した。

■共働き家庭の学校行事参加率は92.7%

Q2. あなたのご家庭では授業参観など学校行事に参加していますか?(n=950、単一回答方式)次に、授業参観など子どもの学校行事に参加しているか質問した。その結果、「参加している」が57.4%、「時々、参加している」が35.3%、合計で92.7%の共働き家庭が学校行事に参加していることがわかった。

共働き家庭の学校行事への参加は7割以上が母親

Q3. お子さまの学校行事(授業参加など)への参加割合についてお答えください。(n=880、単一回答方式)

子どもの学校行事に参加していると回答した880名を対象に、母親と父親の学校行事への参加割合を質問した。その結果、最も多かったのが「母親が参加」で73.0%(母親が参加:41.1%、どちらかというと母親が参加:31.9%)、次に「同じくらい」で16.9%、「父親が参加」は5.6%(父親が参加:2.4%、どちらかというと父親が参加:3.2%)という結果が得られた。

【参考情報】「フルタイム同士の夫婦」より、「フルタイム&パートの夫婦」の方が、母親の学校行事参加割合が10ポイント以上高いことが判明
子どもの学校行事に対する母親の参加割合について、フルタイム同士の夫婦391名と、フルタイム&パートの夫婦460名を比較した。

フルタイム同士の夫婦では66.4%が「母親が参加」(母親が参加:35.5%、どちらかというと母親が参加:30.9%)、フルタイム&パートの夫婦では78.1%が「母親が参加」(母親が参加:45.9%、どちらかというと母親が参加:32.2%)と回答。

その結果、「フルタイム同士の夫婦」より「フルタイム&パートの夫婦」の方が、母親が参加する割合が11.7ポイント高いことが判明した。

■共働き家庭の学習サポートは母親の分担割合が高い

Q4. 夫婦間での学習サポートについての分担割合についてお答えください。(n=950、単一回答方式/マトリクス)
夫婦間での学習サポートについて、「宿題サポート」「受験サポート」「進路サポート」それぞれの分担割合について質問した。

その結果、「宿題サポート」については、48.0%が「母親」(母親:32.8%、どちらかというと母親:15.2%)、「受験サポート」については、53.7%が「母親」(母親:31.9%、どちらかというと母親:21.8%)、「進路サポート」については、50.2%が「母親」(母親:30.0%、どちらかというと母親:20.2%)と回答。共働き家庭の子どもの学習については、多くの場面で母親がサポートしていることがわかった。

共働き家庭の毎月の平均教育費、最多は「3万円以上〜5万円未満」

Q5. あなたのお子さまの毎月の平均教育費用を教えてください。(n=950、単一回答方式)
次に、子どもの毎月の平均教育費用について質問した。その結果、最多回答は「3万円以上、5万円未満(23.9%)」、2位「1万円以上、2万円未満(16.9%)」、3位「1万円未満(16.5%)」と続いている。

■共働き家庭の74.2%が「子どもの教育費に経済的な負担を感じている」

Q6. 毎月の教育費用について、経済的な負担を感じますか?(n=950、単一回答方式)
子どもの教育費に経済的な負担を感じるか質問しました。その結果、74.2%が「負担を感じる」(負担を感じる:33.8%、どちらかというと負担を感じる:40.4%)と回答した。 

【参考情報】「フルタイム&パートの夫婦」より、「フルタイム&時短勤務の夫婦」の方が、教育費用に経済的な負担を感じている割合が高い
子どもの教育費に経済的な負担を感じることについて、フルタイム&パートの夫婦494名と、フルタイム&時短勤務の夫婦28名を比較した。

その結果、フルタイム&パートの夫婦では75.1%が「負担を感じる」(負担を感じる:36.2%、どちらかというと負担を感じる:38.9%)、フルタイム&時短勤務の夫婦では89.3%が「負担を感じる」(負担を感じる:53.6%、どちらかというと負担を感じる:35.7%)と回答。

「フルタイム&パートの夫婦」より「フルタイム&時短勤務の夫婦」の方が、子どもの教育費用に経済的な負担を感じている割合が14.2ポイント高いことが明らかになった。

■共働き家庭の学力向上のための対策、5割以上が「学習塾」

Q7. お子さまの学力向上のために、どのような対策をしていますか?(n=950、複数回答方式)
子どもの学力向上のために、どのような対策をしているか質問した。その結果、最多回答は「学習塾(52.5%)」、2位「オンライン学習サービス(17.1%)」、3位「休日を利用して子どもの学習をサポート(12.8%)」と続いた。一方で24.6%が「特になし」と回答している。

調査概要
調査対象/中学生の子どもを持つ共働きの保護者950名
調査期間/2024年10月31日~2024年11月6日
調査方法/インターネットリサーチ調べ
出典/「明光義塾調べ

関連情報
https://www.meikogijuku.jp/meiko-plus/

構成/清水眞希

スタンフォードでAIを学ぶ医師が開発!1か月で図形問題が得意になる小学生向け算数ドリルが登場

 いよいよ年末が近づき、年を越えるとすぐに受験シーズンがやってくる。年が明けてまもなく始まるのが中学受験だ。ところで、小学校の勉強科目で、好き嫌いや得意・不得意が一番はっきりしているのが算数。特に図形問題については、苦手としている子どもが非常に多い。中でも立体図形問題は苦手意識をもっている小学生が多いといわれている。ところが、平面図形を正確にイメージする力が身につき、図形の性質を正確に理解する作図力が上達するようになるという小学生向けの図形計算ドリル「AI脳が身につく最強の図形ドリル」(小学館)が登場。さらに、平行・対称・回転の3つの平面感覚を養うことができるほか、立体図形を俯瞰・展開する力を高めることができるという。この画期的な小学生向けの算数ドリルを開発したのは、現在、スタンフォード大学大学院のAI専攻コースでAIを学び続けている岩波邦明医師だ。岩波氏によると、このドリルをマスターすることで「AI脳」が身につくという。早速、岩波氏に話を聞いてみた。

岩波邦明さん
医師。AI研究者。現在、スタンフォード大学大学院コースでAIを専攻。1987年生まれ。東京大学医学部卒。MENSA会員。在学中に暗算法「岩波メソッド ゴースト暗算」を開発。著書は66万部を超えるベストセラーに。AI資格「Stanford AI Graduate & Professional Certificate」を取得。

 突然ですが、みなさんは算数の図形問題が得意でしょうか?
「小学生時代は苦手だった」「図形問題のせいで算数が嫌いになった」 という方も少なくないはずです。 みなさんが小学生だった頃と同じように、 図形問題を苦手とする子どもたちは今でもたくさんいます。そして、当時と同じように、図形問題は中学入試を目指す子どもたちが乗り越えるべき算数の最重要分野であるといわれています。大人たちがどれだけ理路整然と理論を並べ立てたところで納得できなければ、子どもたちは頭を縦に振りません。また、図形問題をたくさん解くことは、
解き方の引き出しを増やす(ひらめきを得る)ために必要ですが、図形問題が得意になる前に“苦手意識”が芽生えてしまっては本末転倒です。ではどうして図形問題につまずいてしまうのでしょうか。それは図形センスの習得を疎かにしているからだと私は考えます。

 本書は、中学入試の算数の図形問題を解くために必要となる(平面図形のイメージ力、立体図形の把握力、 作図力など)のトレーニングを目的にしています。算数の知識のいらないパズル問題を数多く収録しているので未就学の子どもたちでも、楽しく図形センスを磨くことができます。また、本書はもうひとつ重要な力が身につくことを目的にしています。みなさんは「生成AI」という言葉を見聞きした覚えはないでしょうか。新聞などで盛んに報道されている通り、現在、AIは進化の渦中にあります。その飛躍はすさまじく、ゆくゆくは人間社会の在り方を大きく変えるだろうと予測されています。

 AIが人間の仕事を奪うのではないかといった危惧を目にすることもありますがどのような形であれ、来るべきAI時代に向けて備えておくべき能力があります。それが「AI脳」=AIを使いこなす力です。私がスタンフォード大学でAIについて学ぶ中で、気づきを得たことが2つあります。ひとつはAIの開発・研究において、数学の習熟が不可欠であること。もうひとつがAIを使いこなす上で基本的な仕組みをイメージとして認識・理解できる力が必要であることです。それこそが「図形センス」なのです。図形センスとは、複雑な物事を頭の中でシンプルな図へと変換できる力であるとも言い換えることができます。例えば、図のようなAI の仕組みをホワイトボードに書いてわかりやすく伝えられる人は、図形イメージ力が高く、
AIを使いこなしている人といえるでしょう。本書が、子どもたちが図形問題を好きになるきっかけとなり、AI時代を賢く生き抜く一助となることを願っています。

 この図形ドリルには、図形計算が得意になる8つのテクニックが網羅されている。著者の岩波邦明医師は、2011年に独自の暗算方をまとめた小学生向けドリル「岩波メソッド ゴースト暗算」を刊行し、シリーズ累計66万部の大ヒットを記録。2023年にはこのメソッドをバージョンアップさせた「小学生が99×99までスイスイ暗算できる最強ドリル」を出版。こちらもたちまち重版になっている。現在は、米スタンフォード大学大学院コースでAIを専攻し、最高評価の成績を収めたというまさに数学のプロ。その岩波氏が、今回、中学入試までの1か月で図形問題が得意になるというドリルを監修した。岩波氏が「問題集でも参考書でもない、画期的なワークブックです」というように、内容もとてもユニークなものとなっている。算数、とくに図形問題が苦手だというお子さんにプレゼントしてみてはいかがだろう。

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2024年12月4日発売

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