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結婚後の理想の働き方、男女ともに「フルタイムでの夫婦共働き」が最多

2024.11.27

婚活のゴールは結婚だが、結婚はゴールではなくスタートとよく言われる。夫婦となったその日からパートナーと共に歩む人生が続いていくわけだが、現在婚活中の独身男女は、どんな結婚生活を理想としているのだろうか?

IBJが運営する婚活アプリの「ブライダルネット」はこのほど、婚活中の独身男女1,655名を対象に「理想の結婚生活」に関するアンケートを実施し、その結果を発表した。

理想の夫婦に必要なことは「お互いに尊重しあうこと」が4割

婚活中の独身男女が考える「いい夫婦像」について調査したところ、1位「お互いに尊重し合うこと(43.5%)」、2位「自然体でいられること(21.1%)」、3位「対等なコミュニケーションがとれること(19.2%)」となった。

結婚を考える男女の意識は、夫婦が協力して家庭を築くスタイルが重視され、リラックスできる関係性や平等で協力的なパートナーシップが求められているようだ。

理想とする結婚後の働き方は「夫婦がフルタイムで働く」が最多

理想とする結婚後の働き方について、男女ともに「夫婦がフルタイムで働く」ことを理想と回答した人が最も多く、男性は51.9%、女性は45.9%という結果に。また、共働きを希望する男性は「妻がパートタイムで働く」よりも「フルタイムで働く」ことを理想と回答した人のほうが13.5ポイント高くなっている。

一方で「夫がフルタイムで働き、妻が専業主婦」を理想とする女性は13.4%と少数派で、全体的には専業主婦・専業主夫の割合は低く、理想の働き方は共働きの形が主流のようだ。

結婚後の生活に対し最も不安なことは「経済面」

共働きを希望する婚活男女が多い背景には、「将来の家計や経済的な負担」が大きな要因と言える。

結婚後の生活に対する不安を聞いたところ、 1位「将来の家計や経済的な負担について(38.2%)」、2位「パートナーとのコミュニケーションについて(20.4%)」、3位「お互いの両親や親族との関係について(14.0%)」となり、経済的な不安が他の項目を上回る結果となった。

厚生労働省の「国民生活基礎調査(2022年)」によると、結婚・子育て世代である若年層の収入は他の年齢層と比較して低い傾向にある一方で、子育てに伴う教育費は増加しており、文部科学省の「子供の学習費調査(2021年)」でも、子育て世帯が直面する経済的な負担の増加が示されている。 こうした若年層の低収入と子育てに伴う経済的負担が、結婚後の生活や子育てへの不安を高めていると考えられる。

家事・育児は2人で協力するスタイルが主流に

家事・子育ての分担については「お互いの得意分野に応じて分担する」がどちらも最多で、共働きの環境だからこそ、協力しあって分担したいという人が多いようだ。

家事・子育ての分担を「お互いの得意分野に応じて分担したい」と回答した理由としては、
・共働きなのでそれぞれ補い合うのが理想だから(30代前半女性)
・互いの得意な家事を優先して分担したほうが、同じ分担のまま長く続けられそうだから。(20代後半女性)
・男女関係なく、互いが得意なことをしてフォローする。それが正しいカップルというかパートナーの姿だと思う。(20代後半男性)
・仕事の繁忙期などあれば、柔軟に分ける(30代前半女性)
・ストレスなく過ごすには得意、不得意を理解した上でやるべき(30代前半男性)

こうした意見から、お互いの得意分野に応じて分担したほうが結果的に効率が良く、ストレスにならずに自然体で生活を続けられると考えている独身男女が多いようだ。

<調査概要>
調査期間:2024年11月1日(金)~11月5日 (火)
調査方法:インターネット調査
調査対象:ブライダルネットで婚活中の男女1,655名
※小数点第二位を四捨五入しているので、合計が100%にならない場合がある。

出典:婚活事業を複合展開する株式会社IBJ

構成/こじへい

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