「詭弁」の対義語
「詭弁」の対義語は、「正論」です。正論とは、道理にかなった正しい意見や議論のことです。ただし、正論は常に受け入れられるわけではありません。「正論ばかり言っている」と、否定的な意味合いで使われる場合もあります。
「正しいこと」は状況によって変化するもので、道理にはかなっているもののその場にそぐわない「正論」もあるためです。
その場の空気も読めずに「正論」を唱えることは、周囲を苛立たせることもあるでしょう。
(例文)
・彼女の意見は理路整然としていて、誰もが正論と認めざるを得なかった
・いくら正論を吐いても、周囲が納得しなければ受け入れられないだろう
・彼はいつも正論を唱えているが、陰では現実性に欠けると言われている
詭弁の意味や使い方を覚えよう
詭弁とは、誤った推論や理にかなわないことを強引に正当化したり、こじつけたりすることです。自分の意見が間違っていても正しく見せようとして、その意見を通そうとすることを指します。
詭弁の方法は多数や他人の意見を根拠にしたり、反語を使ったりします。議論を正しい方向に修正するためには、それらの詭弁に正しく対処することが必要です。
類義語や対義語も一緒に覚え、詭弁の意味を正しく理解しましょう。
構成/須田 望