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シニア世代の遺言作成率は1割以下、日本人が遺言を作成しない理由は?

2024.11.25

企業法務から離婚・遺産相続、刑事事件まで手がけるAuthense法律事務所は、11月15日「いい遺言の日」に遺言書の現状を把握することを目的とした独自調査結果を「遺言書年報2024」として発表した。

2024年は「遺言書の意識調査」や「親の相続経験」、「生命保険と遺言書」などについてWebアンケート調査を実施しており、本稿では同社リリースを元に、その概要をお伝えする。

日本人は遺言書に対して前向きな印象を持っているのか

・遺言書に対して「前向きな印象」を持っていると回答したシニア世代は68.5%。しかし、遺言書を作成予定の方はわずか「8.9%」という結果になった。
・遺言書を作成しない3大理由は「自分の遺産が少ないから」「まだ元気だから」「まだ自分事ではないから」。
・「どんなことがあれば遺言書を作成するか」という質問に対する回答の上位は「病気になったとき」「節目の年齢に達したとき」。

■20~40代の若い世代に遺言書を作成する予定があるか聞いた

・20代も大多数が遺言書の作成予定はない、と回答しているが、25.6%は「作成予定あり」と回答した。
・遺言書を作成する予定が「ある」と回答した割合は、50代と20代の差が0.1ポイントとほぼ変わらない結果が得られた。
・遺言書に前向きな印象を持つ理由の上位は、「残された家族のトラブルを防ぐことができる」「自分の死後の家族の手間を減らすことができる」「自分の思ったとおりに遺産を分配できる」。
・逆に遺言書に後ろ向きな印象と答えた人の理由は「遺言書の作り方がわからない・難しそう」「(遺言書は)争いの火種になるものである」「遺言書を作成するのが面倒だ」。

■家族と「遺言」に関する会話意向について

・子どもに遺言について「すでに話している」割合は年齢とともに増加しており、70代では15.7%。「話したい」「話すつもり」も含めると61.2%に達した。
・しかし、遺言について「すでに話している」人であっても、37.0%が遺言の作成意向が「ない」と回答。日本人の遺言書作成意向の低さが明らかになった。

親の相続時に遺言書があった割合は10.4%と低率だが、そのうち相続時に遺言書があってよかったと思う人は90.9%と非常に高い割合になっている。遺言書は、相続を経験した際に遺言書があったことで、初めてそのメリットを感じられるものなのかもしれない。

■自身の死後を考えて生命保険には加入するが「遺言」には無関心

・死亡保険に加入している人は11.5%が遺言書を作成する予定が「ある」と回答。がん保険や医療保険のみに加入している人はそれぞれ7.9%、6.6%だった。
・死亡保険に加入している人でも、10人にひとりしか遺言書の作成を考えていないことがわかった。

<「遺言書年報2024」全編はこちらからチェック>
https://www.authense.jp/souzoku/annual_dl2024/

関連情報
https://www.authense.jp/

構成/清水眞希

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