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やっぱりカーナビって便利!カロッツェリアの新型「サイバーナビ」やディスプレイオーディオの進化を体験

2024.11.25

「ルミナスバー」「PxLink」アプリなどエンタメ性と利便性に優れた10.1インチ大画面ディスプレイオーディオ

サイバーナビの進化に驚いた後は、ディスプレイオーディオの性能進化も体感してみましょう。

iPhoneやAndoridスマホなどとワイヤレスで連携して、大型ディスプレイや高音質のオーディオ機能で実用性とエンタメ性能を拡張してくれるのが、ディスプレイオーディオです。

こちらの「DMH-SF900」は、1DINサイズのフローティング機構により、様々なクルマに搭載可能。10.1インチというiPad級の大画面でナビやエンタメが充実しています。

一方で、ディスプレイオーディオというと、画面サイズや画質の違い以外で個性をなかなか見いだせない……そんなユーザーがいるかもしれません。

そこで、パイオニアは「ルミナスバー」を生み出しました。

こちらは、ディスプレイの上部に、音楽やナビアプリのルート案内などに合わせてイルミネーションが連動するもの。

例えば、音楽を聴いている時に、再生中の楽曲にあわせて光で演出する「ミュージックライド」で気分を盛り上げてくれたり、ナビの右左折案内に合わせて光る「ルートガイダンスサポート」で、視覚的に運転を支援してくれます。

「DMH-SF900」を試してみたところ、ルミナスバーは運転にはうるさすぎず、楽しく演出してくれました。

また、色の設定を替えるなど、様々なカスタマイズにも対応。ディスプレイオーディオの楽しみ方を深めてくれています。

さらに、新たに開発したという、専用アプリ「PxLink」を使うと、iPhoneやAndroidスマホから「DMH-SF900」をワイヤレスで操作できます。

例えば、「DMH-SF900」の画面ではナビを表示しつつ、スマホで音楽などをコントロールしたり、また前席だけでなく、後席からもコントロールできるなど、使い勝手が向上します。

実際に試してみたところ、操作性は上々。スマホアプリの画面デザインがあまり細かくしすぎていないために機能がわかりやすく、コントローラーとして優秀でした。

高精細4K録画対応モデルも登場したカロッツェリア ドライブレコーダー

最後に試してみたのが、カロッツェリアの「ドライブレコーダーユニット」です。

この冬向けに3機種が登場。最上位モデルの「VREC-DZ810D」は、高精細な4K録画に対応しています。

ドライブレコーダーユニットの説明をする、パイオニア株式会社 マーケティング推進部 井上徳也さん

「VREC-DZ810D」はフロントカメラに、一般的なフルHD(約200万画素)に比べて、約4倍(約820万画素)の高解像度4K録画機能を搭載。

ドライブレコーダーで重要な〝証拠保存〟の目的にかなうべく、ナンバープレートや看板の文字判別や、周辺の状況保存などに貢献する、鮮明な映像記録が可能となっています。

さらに、フロントカメラは、ソニー製のCMOSセンサー「STARVIS」とパイオニア独自の画像認識・処理の知見を生かした「AI-ISP(Image Signal Processor)」を組み合わせた「ウルトラナイトサイト」に対応しました。

高感度で高画質な画像保存を可能にする、「STARVIS」と、AIによる画像認識と学習アルゴリズムでノイズやブレを抑えて明るく鮮明な画像を実現する「AI-ISP」により、「VREC-DZ810D」は暗闇での走行でも鮮度の高い映像品質となっています。

映し出された暗部の画像を実際に確認しました。画像の明るさを大幅にアップすると、どうしても荒れた画になりがちですが、「VREC-DZ810D」はクリアさを保っていることが印象的でした。

これならば夜間走行の多いドライバーの強い味方になってくれそう……そう思わせてくれる画力でした。

ほかにもスピーカーやトゥイーター、パワーアンプなどの新型も登場。パイオニアのカーエンタメの進化が続く

今回の発表では、クルマ用のスピーカーやトゥイーター、パワーアンプも登場しています。

パイオニアのオーディオ技術の粋を集めた機器類は、音へのこだわりはもちろんですが、デザインの美しさにも配慮。いずれもオーナーの所有欲を満たしてくれるものばかりでした。

今回は、新型カロッツェリア「サイバーナビ」とディスプレイオーディオを中心に新製品を実体験しました。

スマホやタブレットなどのモバイル機器の進化で、カーナビの存在意義は薄くなっているのかな……そう思っていましたが、実機に触れると考えは一新。その進化はカーライフに配慮したユーザーフレンドリーで使い勝手のいいものであり、カーナビの実力は健在でした。

もちろん、スマホやタブレットでのナビやオーディオ鑑賞は、汎用性が高く、どこでも利用しやすいものです。

しかし、クルマはドライバーが運転し、スピードを出す乗り物です。ゆえに、クルマのナビゲーションや音楽再生には、一般の状況とは異なった課題があります。

カーオーディオやカーナビの開発で長い歴史を持つパイオニアの技術は、今だからこそクルマに必要なものだ……新製品を体験して改めて実感しました。

取材・文/中馬幹弘

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