ソニーは、35mmフルサイズ対応Eマウントレンズの新製品として、大口径標準ズームレンズ「FE 28-70mm F2 GM」を2024年12月13日に発売する。価格はオープン。市場推定価格は500,000円前後。
最新のレンズ設計技術により、小型軽量な筐体と取り回しの良い重量バランスを実現!
「FE 28-70mm F2 GM」は、αレンズで初めてズーム全域開放F値2を実現した大口径標準ズームレンズ。超高度非球面XA(extreme aspherical)レンズ3枚、スーパーEDガラス3枚とEDガラス1枚を含むエレメントの効果的な配置や、フローティングフォーカス機構の搭載により、色収差など諸収差を抑制することで、ズーム・フォーカス全域で画面周辺まで単焦点に迫る高い解像性能を実現する。
また、レンズ全面に均一な薄膜を施すソニー独自の「ナノARコーティングII」により、逆光時でもゴーストやフレアを大幅に抑制し、クリアで抜けの良い描写が可能。さらに、11枚羽根の円形絞りや、設計および製造工程における球面収差の最適化、XAレンズの高い面精度管理などにより、Gマスターならではの美しくやわらかなぼけ描写を実現する。
加えて、本レンズに最適化された4基のXD(extreme dynamic)リニアモーターとフローティングフォーカス機構の搭載、最新の制御アルゴリズムにより、高い応答性と静寂な駆動を実現。フルサイズミラーレス一眼カメラ「α9 III」の最高約120コマ/秒のAF/AE追随高速連写にも対応する。
このほか、αシリーズのカメラの「ブリージング補正機能」や、手ブレ補正「アクティブモード」にも対応。マニュアルフォーカス時の繊細なリング操作にレスポンスよく反応するリニアレスポンスMF対応のフォーカスリング、ズームリングの回転の重さを調整できるズームリング、クリックの有無を切り替えできる絞りリング、カスタマイズ可能な2つのフォーカスホールドボタンなど使い勝手にこだわった機能も搭載する。
最新のレンズ設計技術により、開放F値2通しのズームレンズでありながら、フィルター径φ86mm、最大径φ92.9mm、長さ139.8mm、質量約918gという小型軽量な筐体と取り回しの良い重量バランスを実現しているのも特徴で、これにより、高い機動性・携行性も確保している。
主な仕様は、レンズ構成が14群20枚。最短撮影距離が0.38m。最大撮影倍率が0.23倍。焦点距離イメージが42~105mm(撮像素子がAPS-Cサイズのレンズ交換式デジタルカメラ装着時の35mm判換算値)。フィルター径は86mm。外形寸法は最大径92.9×長さ139.8mm。質量は約918g。
製品情報
https://www.sony.jp/ichigan/products/SEL2870GM/index.html
構成/立原尚子