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未婚男性の孤独死リスクは高い!?精神科医が開発した「50代以上限定」のマッチングサービスが解決のヒントに

2024.11.24

利用者の体験談

ハハロルは、2024年9月のスタートからまだ2か月余りだが、すでにユーザーからは報告が寄せられている。その一部を紹介する。

●数年前に妻と死別した72歳男性

一緒にゴルフなどをする男友達はいるものの、介護や病気になる前の5~10年の間、一緒に日々の生活を楽しめるパートナーが欲しいと思い、ハハロルを始めたという。一人ではどうしても食事がおろそかになり、栄養補給のためにも誰かと外食し、食体験を楽しめる相手が欲しかった。ハハロルで何人かの女性とやり取りしており、一人とは先日、ゴルフに行き、次はランチに行く予定という。

●離婚経験ありの59歳女性

夜間担当の介護士であることから、まだハハロルでのマッチング後に会ったことはないが、一緒に旅行に行ったりできる人が見つかればいいなと思っている。

マッチングサービスは一般に女性から「いいね!」を送る率が高いほうが全体のマッチング率が高い傾向があるようだが、ハハロルでは女性からの「いいね!」送信率が3倍ほど高い。今後、他のサービスよりマッチング率が高まることを期待しているそうだ。

「精神科医監修」ならではのサービス特徴

ところで、本サービスが特徴的なのは、「精神科医監修」という点だ。

「通常のマッチングサービスを利用される際に、特に50代以上の方のストレスや自信喪失につながることで心身に悪影響を与えそうな要素を極力排除することを意識しています」

●顔やスペックより中身や自分史でアピールできる

「検索画面やプロフィール画面では、一般的に顔写真を前面に出すことが多いですが、日本人は年齢とともに自尊心が強くなる傾向があり、50代以上の人は老いによって自分のスペックや見た目に自信が減りつつも、自尊心は強く、自らを売り込むような現代の恋活・友活の手法を毛嫌いする傾向があると考えております。そのためハハロルでは、顔やスペックを前面に出すよりも、自身の中身や自分史をアピールできる仕組みにしております」

●精神医学と心理学でわかりやすい仕組み

「精神医学と心理学の知見を使ったユーザーインターフェースと文言にしており、この世代の方にとって次に何をすればいいかが、直感的にわかりやすい仕組みを作ることにこだわりました」

今後の展望:病気の発見と治療も行えるマッチングサービスを目指す

今後は、中高齢者の詐欺被害防止策やマッチング後の関係性の発展をサポートできる機能などを検討しているという。

「将来的には病気の発見と治療をこのサービス内で行えるようにしたいです。この世代の方にとって大きな健康リスクとなる高血圧などをターゲットに、心も体も健康になるサービス化していこうと考えています。

精神科医の活動としては、医療者の間でシニア層の『孤立・孤独』を重要なテーマとして認識してもらうための活動や、恋愛を含むつながりを求める活動が健康に寄与するという事実の啓蒙活動を進めていければと思います」

恋愛や結婚という観点だけでなく、孤立や孤独のリスクを未然に防ぐために、精神科医が深く関わるサービスが生まれたということは、中高年にとって新たな可能性も見えてくる。定年退職後からの第二の人生の重要性は、あらゆる意味で今後も高まっていくだろう。

取材・文/石原亜香利

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