ヤマハの子ども乗せ小径電動アシスト自転車「PAS babby」「PAS kiss」が夫婦で共有しやすい仕様にモデルチェンジ
2024.11.20ヤマハ発動機は、子ども乗せ電動アシスト自転車「PAS babby(パス バビー)」と「PAS kiss(パス キッス)」をフルモデルチェンジし、2025年1月30日に発売する。小売希望価格は「PAS babby」が184,000円、「PAS kiss」が187,000円。
夫婦両方の使いやすさにこだわった新フレーム設計を採用
「PAS babby」と「PAS kiss」は、幼児2人同乗基準に適合した20型小径子ども乗せ電動アシスト自転車。「PAS babby」は後ろ子ども乗せモデル、「PAS kiss」は前子ども乗せモデルとなる。
そんな「PAS babby」と「PAS kiss」が、より夫婦で共有しやすい仕様にフルモデルチェンジ。フレームを低重心化することで、走行中や押し歩き時の安定性を向上させたほか、ドライブユニット周辺のレイアウトも変更したことで、ペダルを漕いだ時にもフロントチャイルドシートやハンドルとの距離にゆとりを持つことができ、背が高い人でも快適に使用できるようになった。
また、スタンドは、体に近い位置で踏み込めるように形状を変更したことで、安定性が高くなり、小柄な人でも軽い力で簡単にスタンドがけが可能に。さらに、体格差がある夫婦でも、2人とも快適に使用できるよう、日本人の体型データをもとに97.5%の体型をカバーできる設計にしたサドルを採用したほか、日々、母親、父親両方で使うことを想定し、レバーを開くだけでシートの高さを簡単に素早く調節できるクイックレバーも新たに装備した。
加えて、制動力を向上させるため、前輪にはVブレーキ、後輪には大型フィン付きローラーブレーキを採用した。
このほか、「PAS babby」には、現行の「ハグシート」の特徴である子どもの頭部を270度包み込むヘッドレストはそのままに、日常での使いやすさや快適性を向上させた「ハグシートプラス」を搭載。乗せ降ろし時に子どもを通すスペースを広く確保できる「開閉式ハンドルバー」を新たに採用するとともに、子どもが快適に座れるよう座面のクッション性を向上させた。
一方、「PAS kiss」には、子どもを足元まで包み込む繭型が特徴の「コクーンルーム」をより使いやすくアップデートした「コクーンルームプラス」を搭載。バックル同士を近づけるだけで簡単に固定ができる「マグネットバックル」を新たに装備したほか、バックルが子どもの下敷きになりにくい構造となっているため、乗せ降ろしもスムーズに行なえる。
なお、カラーついては、「PAS babby」では、チャイルドシートとのカラーコンビネーションを考えつつ、アクティブな印象のカラーからシンプルで落ち着いた印象のカラーまで全6種用意。「PAS kiss」では、チャイルドシートとのカラーコンビネーションを考えつつ、アクティブな印象のカラーからシンプルで落ち着いた印象のカラーまで、全4種をラインナップする。
■主な仕様
※1 1充電あたりの走行距離は、バッテリー満充電からアシスト停止まで走行したときの走行距離に同社測定値。「標準パターン」の測定条件は以下のとおり。
バッテリー新品、常温15~25℃、車載重量(乗員および荷物を合計した重量)65kg、平滑乾燥路面、無風、無灯火状態、製造業者指定のタイヤ空気圧で、平坦路(1km)、勾配4度の上り坂(1km)を含む全長4kmの標準走行路を設定し、平坦路「変速ギア・3」15km/h、上り坂「変速ギア・2」10km/h、下り坂「変速ギア・3」20km/hで走行し、1kmごとに一旦停止。
※2 容量はTyp.容量(代表容量)として、同社が従来使用している方法で測定したバッテリー容量であり、標準パターンで走行した場合に使用できるバッテリー容量の平均値。JIS C 8711によるとTyp.容量15.8Ahのバッテリーは定格容量14.7Ahとなる。
※3 バッテリーの残量がほぼない状態から、満充電までの時間を指す。環境や条件によって充電時間が異なる場合がある。
関連情報
https://www.yamaha-motor.co.jp/pas/lineup/babby-un/
構成/立原尚子