三菱電機は、大容量と置きやすい幅を両立した冷凍冷蔵庫「中だけひろびろ大容量」シリーズから、新たな冷凍機能「できちゃうV冷凍」を搭載した新製品を発売する。
“野菜を冷凍する”ことで、調理の時短、メニューの汎用性向上、食品ロスの削減を実現!
2022年の日本の食品ロス発生量は472万トン(内家庭系食品ロスは236万トン)(※1)にものぼり、ごみ処理費用悪化やSDGsの観点からも、今後食材の無駄を減らす意識が拡大すると予測される。その中で、食品ロスの約28%(※2)は野菜であり、その背景には、野菜の保存期間を延長する手段である冷凍保存には「冷凍後の使い道を事前に想定して野菜のサイズを調節しておく必要がある」、「茹でたり炒めたりする下処理の手間」という課題があると考えられる。
このような市場背景を受け、開発されたのが、“野菜を冷凍”して簡単に調理に使うことができる「できちゃうV冷凍」機能。同機能を利用することで、冷凍した野菜を手で砕いて、そのまま料理に使うことができるので、時短調理が可能。また、野菜を冷凍保存することで保存期間が延長できるのはもちろん、レシピに合わせて簡単に野菜のサイズを調整できるので、活用の幅が広がり、野菜を無駄なく使い切ることができる。
なお、同機能の対象野菜は、キャベツ、玉ねぎ、小松菜、人参、白菜、大根、えのき、パプリカ、ほうれん草、カリフラワー、豆苗、しいたけなど。ざく切りにしたこれらの野菜を袋に入れて、一晩(8時間以上)冷凍室に保存したら、あとは使いたいタイミングで操作パネル・または冷蔵庫アプリから「できちゃうV冷凍」を設定すれば、設定から約20~30分で野菜が砕けるようになる。
また、全機種ともに、食品をおいしく冷凍し、解凍不要で必要な分だけ使える「切れちゃう瞬冷凍A.I」や、AIが使用状況に応じて自動で霜の発生を抑制する「霜ガード」機能も装備。さらに、「MR-JW55M/50M」以外の機種には、スマートフォン連携機能も搭載する。
このほか、「できちゃうV冷凍」機能を搭載したモデルとして、野菜室真ん中タイプからはスリム幅60cmで5ドアの「MR-MD45M」、冷凍室真ん中タイプからは同社最大容量700Lの「MR-WXD70M」、スリム幅65cmでローデザインの「MR-WXD47LM」、スリム幅60cmで5ドアの「MR-BD46M」も発売する。
発売日は「MR-MD45M」が2024年12月中旬、「MR-WXD70M」と「MR-WXD47LM」が2025年2月上旬、「MR-BD46M」が2025年1月下旬。市場想定価格は「MR-MD45M」が341,000円前後、「MR-WXD70M」が506,000円前後、「MR-WXD47LM」が385,000円前後、「MR-BD46M」が319,000円前後となる。
※1 環境省 我が国の食品ロスの発生量の推計値(令和4年度)
※2 同社調べ(24上期消費者態度調査)
関連情報
https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/reizouko/
構成/立原尚子