南側の行き止まりを見に行ってみた
続いて三重県松阪市飯高町へとやって来ました。国道166号との重複区間で、道の駅 飯高から西に3kmほど進んだT字路が行き止まりに向かうための分かれ道です。
南側の422号行き止まりは、北側とは違ってギリギリまで民家や畑が続いています。共通点としては行き止まり付近でキャンプ場が運営されている…ということなのですが、南側にある『つつじの里 荒滝』はコテージや釣り堀などが併設され、より賑やかな印象を受けました。
道としてもギリギリまで舗装路が続き、観光客がマイカーで訪れても支障ない様子です。初めて訪れるなら、そしてキャンプを目的に訪れるなら、まずは南側の飯高町から挑戦した方がよいかもしれません。
実際にたどり着いた行き止まり箇所がこちら。
キレイな小川が流れ、川遊びにもよさそうです。釣り堀が運営されているのにも納得しちゃうような穏やかな環境ですね。
さて、地図上では上の写真の箇所が行き止まりなのですが、よく見ると北へ向かってさらに道が続いているのを発見しました。舗装されてはいますが、路面の荒れや落ち葉などが先に民家・施設のないことを物語っています。
パッと見た感じではバイクでも走れそうな道だったので、行ける限り最後まで走ってみることにしましたが…。
進み始めて2分足らず。あっという間に路面は未舗装路へと変わり、これ以上は危険ということで切り上げることとなりました。山の奥へ向かって道らしいものは続いているのですが、大きな石がゴロゴロと転がりとても車両では進めそうにありません。
どうやらこの付近は登山道の入り口となっているようで、山中には庄司峠と呼ばれるハイキングコースがあるようです。
ただし北側の422号行き止まりまで行くには、道なき道を進む必要があります。おまけに、どうやら目印が少なく崩落も起きている山深いルートで、経験者向けのハードな道のりのようです。この記事を読んで徒歩での走破を考えている方は、しっかり計画を立てて十分な準備とともに挑戦してくださいね。
国道422号にある2ヵ所の行き止まりを探検しに行った今回のツーリング。行き止まりは悲壮感に溢れているものだとばかり考えていましたが、実際には神秘的であったり賑やかであったりと、想像とはまったく違う光景が広がっていたのでした。ひとつとして同じ道がないように、行き止まりにも同じ場所はないのですね!
文/高木はるか
アウトドア系ライター。つよく、しぶとく、たくましくをモットーにバイクとキャンプしてます。 愛車はversys650、クロスカブ110、スーパーカブ90。
高木はるかの記事は下記のサイトから
https://riding-camping-haruka.com
編集/inox.