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実家まで片道2時間以上かかる人に聞いた「実家が遠いこと」のメリットとデメリット

2024.11.15

訳あり不動産の情報メディア「訳あり物件買取プロ」を運営するAlbaLinkは、実家まで片道2時間以上かかる499人を対象に「実家が遠いことのメリット・デメリットに関する意識調査」を実施。結果をランキング形式で発表した。

本稿では同社リリースを元に、その概要をお伝えする。

実家が遠いことのメリット1位は「旅行気分で帰省できる」

実家が遠いことのメリットを聞いたところ、圧倒的1位は「旅行気分で帰省できる(206人)」となった。2位「実家と程よい距離を保てる(147人)」、3位「あまり帰らなくていい(59人)」、4位「帰省の嬉しさ・楽しみが増す(46人)」が続いている。

大きくわけて「実際に帰省するときのメリット」と「実家から離れて生活することのメリット」が挙げられていた。

帰省するときには、「旅行気分」「嬉しさが増す」など、帰省の特別感を強く感じている人が多くなった。普段の生活では、実家・親兄弟との距離感を保てて、実家や親戚関連の面倒に巻き込まれにくくなるのがメリットとなっているようだ。

<1位 旅行気分で帰省できる>

また実家が遠方だと帰省が、小旅行や家族旅行になることも多いことがわかる。帰省ついでに通り道や付近の観光地を巡って楽しんでいる人もいた。

また「ドライブが好き」「飛行機や新幹線に乗るのが好き」という人もいて、帰省の移動を楽しんでいる様子が推察できる。

<2位 実家と程よい距離を保てる>

「親が急に訪ねてこないので干渉されにくい」「生活状況について口出しされないので気楽」といった回答が寄せられていた。

実家と物理的に離れることで、親兄弟から干渉されにくくなる。そのため、過干渉気味の親から離れられてうれしいといったコメントも見受けられた。

<3位 あまり帰らなくていい>

距離が遠いと、「遠いから」「急には帰省しにくいから」という理由で、帰省を断りやすくなる。理由が明確なだけに、実家にいる親兄弟も頻繁に顔を見せてほしいとは言いにくいのではないか。

「帰省や親戚との集まりが面倒」「実家や親戚があまり好きではない」という人にとっては、大きなメリットと言える。

実家が遠いことのデメリット1位は「急な帰省が難しい」

反対に、実家が遠いことのデメリットを聞いた結果、1位は「急な帰省が難しい(151人)」、僅差の2位は「帰省にお金がかかる(141人)」、3位は「気軽に頼れない(136人)」となった。

簡単に帰省ができないことや、帰省する必要があるときにお金や時間がかかってしまうことに対して、デメリットを感じている人が多くなっている。なお「デメリットはない」と答えた人は5人で、「家族仲が悪いので」などの回答が寄せられている。

<1位 急な帰省が難しい>

距離が離れていると、実家で緊急事態が起きてもすぐ駆けつけるのは難しくなる。自分はすぐに動けても、「チケットが取れない」「終電が早いので、夜に移動できない」といった交通機関による制約で移動できないケースも考えられる。

日帰りできない距離の場合は泊まりになるため、留守中の準備や、仕事との調整が必要な人も多いはずだ。

<2位 帰省にお金がかかる>

帰省に新幹線や飛行機を使う人からの回答が目立った。一人ならまだしも、家族で帰省するとなるとさらに費用はかさんでしまう。

お盆などは新幹線や飛行機の料金が高くなるため、「ハイシーズンしか帰省できないので、移動費用が高くなる」という声も届いている。

<3位 気軽に頼れない>

中でも子育てに関して助けてもらえないという声が多く寄せられた。体調を崩したときや、子育てに行き詰まり助けてほしいときも、実家の親に頼れず我慢する人が多いようだ。

他には「入院の書類にサインしてほしいとき、郵送になって面倒だった」など、頼れるものの時間や手間がかかってしまうという声もあった。

実家に帰る際の交通手段は「鉄道」が41.8%

実家に帰る際の交通手段の1位は、新幹線や在来線含む「鉄道(41.8%)」、次いで自家用車やレンタカーなどの「車(31.6%)」となった。飛行機を使う人も2割近くいる。

また「飛行機と電車とバス」「飛行機とレンタカー」など、複数の交通手段を組み合わせている人も。「基本は新幹線だけど、節約したいときは夜行バス」「基本は車だけど、雪なら飛行機」「新幹線や高速道路が混んでいそうなら飛行機」など、場合によって使い分けているケースもあった。

■実家に帰る頻度は「年2回程度」

実家に帰る頻度を聞いたところ、最も多かった回答は、「年2回(32.7%)」、次いで「年1回程度(25.3%)」だった。日本の年中行事からして、「お正月とお盆の両方」もしくは「お盆とお正月のどちらか」に帰省する人が多いと推測できる。

一方、月1回程度帰省しているなど帰省頻度が高い人からは「頻繁に帰らないと親がうるさいから」「高齢の親が心配だから」といった回答が寄せられた。反対に帰省頻度が低い人からは、冠婚葬祭でしか帰らないといった回答があった。

また「帰省はあまりしていないが、親が家に来る」という回答もあり、帰省しなくても親の顔は見ている人もいるようだ。

実家が遠いことで感じる不安は「緊急事態・災害時の対応」

実家が遠いことで感じる不安の圧倒的1位は「緊急事態・災害時の対応(254人)」で、全体の5割を占めた。2位「親の健康状態を見守れない(179人)」も多くの票を集めており、基本的には「実家にいる親に何かあったらどうしよう」と心配している人が多いことが判明した。

一方、実家から遠く離れたところで生活していることについて、「寂しい」と不安を抱えている人もいた。

なお「不安なし」と答えた人は22人で、「兄弟が実家近くにいるから」「まめに連絡しているから」「そもそも親に関わりたくないから」などのコメントが寄せられている。

<1位 緊急事態・災害時の対応>

家族が急病で倒れた場合などに、遠方にいるとそもそも気づきにくく、連絡を受けたとしてもすぐに移動できない。

また地元で災害が起こったことはニュースなどで知ることができるが、実家の状況など細かく把握することは難しい。そのため緊急時・災害時の対応に不安を感じている人が多くなったのかもしれない。

<2位 親の健康状態を見守れない>

電話やメッセージで連絡を取っていても、実際に会って様子を見るのとは違うと感じている人も多数いた。とくに親が高齢になってくると健康不安が増してくるので、子世代の心配も大きくなると考えられる。

<3位 自分が抱える孤独感>

実家や地元の友人と離れて生活していたり、親のサポートなしで子育てしていたりする環境を孤独だと感じている人もいた。実家から距離が遠いことで、精神的なサポートを受けられず困っている人も多いことが考えられる。

調査結果まとめ

実家が遠いことには、メリットもデメリットもある。

ただ「家族仲が悪いからメリットしかない」という人もいれば、「実家が遠いことのメリットをひとつも感じない」という人もいた。

例えば「定期的な帰省」「子どもによる親の健康状態チェック」が前提になっている人なら、実家が遠いことは時間や交通費面のデメリットが大きくなる。一方であまり帰省せず、緊急時の対応も個々に行うと考えている人なら、お互い干渉しないので暮らしやすいというメリットが大きくなるだろう。

「実家が遠くても定期的に帰省するものだ」という意識の強さや、家族や地元への愛着の程度により、メリットやデメリットの感じ方は違うことがわかる。

調査概要
調査対象/実家まで片道2時間以上かかる人
調査期間/2024年8月31日~9月9日
調査機関/自社調査
調査方法/インターネットによる任意回答
有効回答数/499人(女性346人、男性153人)
回答者の年代/10代 0.8%、20代 22.4%、30代 41.4%、40代 23.0%、50代以上 12.4%

関連情報
https://wakearipro.com/home-far-away/

構成/清水眞希

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