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女性の4人に3人が実践している「グルテンコントロール食」、人気の理由は?

2024.11.12

近ごろ話題の食事法「グルテンフリー」。小麦などに含まれるタンパク質の一種「グルテン」の摂取を抑えることで体調改善、ダイエット効果が期待できるとして取り入れる人も多いと思われるが、実際のところ、どれくらいの人がグルテンを控える食生活を実践しているのか?

ZENB JAPANはこのほど、全国の20~69歳の女性500人を対象に「小麦製品・グルテンを控える食生活に関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。

なお本調査では、一人ひとりができる範囲で小麦のグルテンを控える食生活を「グルテンコントロール」と定義している。

健康的な食生活をしたい人の傾向として、5人中2人(41.0%)がグルテンコントロールの食生活に興味あり

「興味がある食習慣」を聞いたところ、最も回答が多かったものは腸内環境の改善で45.4%、次いでグルテンコントロールが41.0%、たんぱく質の摂取が38.8%、食物繊維の摂取が38.2%、糖質制限が35.2%となった。腸活やたんぱく質の摂取のような定番の食習慣と同等にグルテンを控える食生活の関心の高さがうかがえる。

約半数(49.5%)の女性が、直近1年間でのグルテンコントロールの意識が高まっている

「直近1年以内のグルテンや小麦食品の摂取を控えたいと思う意識」について聞いたところ、約半数が直近1年以内で意識が高まったと回答(とても強まった16.0%+やや強まった33.5%)。一方、関心が弱まっている人は4.3%(やや弱まった2.6%+とても弱まった1.7%)とごくわずかであり、グルテンコントロールは女性にとって、引き続き関心が高いテーマである。

また、グルテンコントロールの実践者は約4人中3人(72.3%)を占めており、その内訳をみると「積極的に取り入れている」(18.1%)+「たまに取り入れている」(54.2%)であった。一方で、「取り入れたことはあるが、今はやっていない」と回答した実践離脱者は3.3%にとどまっており、実践者は、無理せずにゆるく継続的にグルテンを控えている人が多いと考えられる。

グルテンコントロールの実践理由は、体調を整える(39.2%)、腸内環境の改善(39.2%)、ダイエット(36.8%)、健康維持(36.0%)など多岐にわたる

グルテンコントロールの認知および実践者に「小麦やグルテンを抜く・控える食事スタイルを取り入れている(取り入れていた)理由」を聞いたところ、体調を整える・慢性疲労の改善・倦怠感の改善・何となくの不調といったいわゆる「不定愁訴」を改善したいという回答が最も多く、次いで腸内環境の改善・お腹のハリやお通じの改善といった「腸活」に関する回答が多かった。他にも、ダイエットや健康維持という悩みの解消など、実践理由は多種多様だ。

また、「大きな病気以外で、普段感じている身体の不調があるか」と聞いたところ、87.6%が不調を感じている実態があった。そのような日常生活のコンディションに対する改善に向けて、グルテンコントロールの食生活に注目が集まっていることが考えられる。

<調査概要>
小麦製品・グルテンを控える食生活に関する意識調査
・調査期間:2024年9月17日(火)~9月18日(水)
・調査方法:インターネットでのアンケート調査 (全国対象)
・調査対象:20歳~69歳までの女性 (有効回答500名)

出典:ZENB

構成/こじへい

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