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子育てが終わった親に聞いた「児童手当の使い道」ランキング

2024.11.11

児童手当は2024年10月分から、主に「所得制限撤廃」「高校生年代まで延長」「第3子以降は3万円」など大きな変更があった。

そこでセレクトラ・ジャパン スマートマネーライフ編集部では、子育てが終わった親250名を対象に独自調査を実施。「子どもへのお金の使い道」に焦点を当てた考察と分析を行なった。

本稿では同社リリースを元に、その概要をお伝えする。

出典:スマートマネーライフ 『児童手当は投資するべき?児童手当が高校生まで拡大|子育てを終えた親250名が語る「優先すべき費用」とは?

子育てが終わった親が選ぶ児童手当の使い道ランキング

「子どもが中高校生だった時に、児童手当がもらえたら、何を優先するべき?」という質問に対して、児童手当は「教育関連」に使用するという回答が68.4%を占めた(「学費」もしくは「食費」「医療費」などの生活支出以外で)。

続いて、「習い事」や「部活」が続いた。回答数は少数だが、これらの選択肢は「勉強以外に様々な経験をさせてあげたい」「こどもの得意分野を伸ばしたい」といったような勉強以外の面を重視する考えの表れと言えるだろう。

■1位 大学進学のための貯蓄・投資:42%

大学進学には多額の費用がかかるため、早めに貯蓄や投資をして備える必要があると考える人が多い結果となった。

回答者の子どもが中高生だったころ、特にお金をかけていた項目は「学習塾・予備校」が1位だったが、意外と学費にお金がかかったという後悔の経験をもとに進学費用を選択したようだ。

<2位 学習塾・予備校:26.4%>

2位は学習塾・予備校となった。「身になるもの」「志望校合格のため」といったような、子どもの目標や課題を達成するためのサポートとして有効な使い道になる。と考えて塾を選択した回答者が目立った。

<3位 習い事(音楽、スポーツ、芸術など):8%>

進学の費用や学習塾など、進学に関わる教育関係に使うとした回答者が多数を占めたため、3位の習い事は、上位2項目と比べると一気に回答数が減少する。

しかし、「子どもの個性を尊重」「勉強以外の自己実現」など、学業以外の分野で幅広く経験を積むことを重視した回答が集まった。

<4位 部活動の活動費(遠征・合宿費用など):5.2%>

「今しかできないこと」「子どもの意見を尊重した使い道」として、部活動の活動費が挙がったようだ。実際、回答者自身の子どもが中高校生の頃に、部活に熱中していたため、「部活やクラブ活動にはに費用が掛かる」という実感を持つ人が多いのかもしれない。

<5位 テクノロジー機器の購入(パソコン、タブレットなど):4.8%>

テクノロジー機器は現代では「必須」として、最新のIT環境や技術への対応力と実用性を重視した回答が目立った。無駄なく実用的に活かせる費用の使い道といえる。

子育てを終えた親が「特にかけた費用」と「その満足度」

■特に費用をかけた費用項目1位は「学習塾・予備校」

回答者の子どもが中学生・高校生だったころ、特に費用をかけた項目は「学習塾・予備校」が1位となった。

「学習塾・予備校」を選択した多くの回答者が、学習塾・予備校は大学や希望する学校への進学に向けて必要な学力を養うために利用したと回答としている。

「受験対策」「大学進学のため」「志望校の合格のため」子どもの具体的な目標を叶えるために使われたことがわかる。

■お金をかけて良かったと思う費用項目は「海外・ホームステイ」「進学のための貯蓄投資」

海外・ホームステイに特に費用をかけたとした回答者は25名で全体回答者の10%だった。さらに「グローバルな視点を持ってもらえた」「自分のことは自分で決めるようになった」と、お金をかけただけよかったと思う回答者の割合も高い傾向にある。

しかし、「海外・ホームステイ」に費用をかけた25名の回答者に関しても、もしいま児童手当を使えるなら。という質問では、40%が「進学のための貯蓄・投資」を選択している。やはり資金準備は重要だと実感しているようだ。

次に、「進学のための貯蓄・投資」に特に費用をかけた回答者は176名で、全体の70%を占める。それでも費用をかけてよかったと感じている回答者が多く見られた。

さらに、もしもいま児童手当を使えるなら。という質問でも、176名中87名約50%が「進学のための貯蓄・投資」を選択している。

■子育てを振り返って、子どもに影響を与えた費用項目

特に費用をかけた1位~3位の項目がどの程度子どもに影響を与えたのか。回答者の自由回答をもとに、スマートライフ編集部にて費用の影響の種類を4つに分類した。

分類ごとに、回答者が特に費用をかけた項目を集計し、全体の有効回答者数(245名)との割合を求めた。この割合から、影響力の高い費用項目が分類ごとに紹介されている。

直接影響した項目と、間接的に影響した項目については、3位大学進学のための貯蓄・投資がもっとも回答人数は多い項目となった。全体回答者数に対して特に割合が大きかったのは、資格取得のための講座・検定、テクノロジー機器の購入だった。

成長・人格形成に影響した項目に関しては、コミュニケーション能力や頑張る力など、勉強や進路に影響があったという回答を分類している。

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