今年も残すところあとわずかとなり、忘年会の季節がやってきた。近年は「忘年会離れ」が進んでいるといわれているが、今年の状況はどうなっているのだろうか。
日程調整ツール「調整さん」を運営するミクステンドは、会社員や公務員など仕事に就いている人を対象に、今年の忘年会に関するアンケートを実施した。
働く人の約8割「今年の職場の忘年会に参加したいと考えている」
今年の忘年会に参加したいと考えているか聞いたところ、最も多い回答は「開催/参加をしたいと思っている」で50.7%となった。
また「開催/参加を決めている」との回答は29.7%で、これにより全体の80.4%が「今年の職場の忘年会に参加したいと考えている」ことが判明。
従業員が忘年会に参加しやすいようにしている工夫1位は「忘年会の費用は会社が負担」
近年の職場での忘年会については、開催ニーズが高くないなどの理由から、忘年会を開かない「忘年会離れ」が進んでいると言われている。
そこで、2022年末、2023年末の忘年会で幹事をした人と、今年の忘年会で幹事をする予定の806人を対象に「従業員が忘年会に参加しやすいように近年職場で行っている工夫、または行う予定の工夫」について聞いた。
複数回答形式で質問すると、最多は「忘年会の費用は会社が負担する」で、36%であった。次に「忘年会の時期を早める(プライベートの忘年会と日程が重ならないよう配慮)」が、33.3%で続く。
一方で「工夫はしない」との回答は、18.9%にとどまり、幹事の81.1%が「従業員が忘年会に参加しやすいように工夫をしている」ことがわかった。
幹事806人に対して「若者が忘年会に参加しやすいように職場で行っている工夫、または行う予定の工夫」について自由回答形式で質問したところ、「食べたいものを聞く」や「行きたいお店を提案してもらう」といった回答が複数あり、店選びの際に若者の好みに合わせる工夫をしていることが判明。
このほか「飲めなくても問題ない事とソフトドリンクの種類を増やしている旨を伝える」や「飲まない人の料金を下げる」など、若者の酒離れが進んでいるといわれる中で、お酒を飲まない人が参加しやすいように配慮する幹事も複数いた。また「家族同伴可能」との独自の工夫もみられる。
主な回答(年代、職業)
・食べたいものを聞く。(60代、経営者・役員)
・行きたいお店を提案してもらう。(50代、会社員)
・日頃からそういった会に呼べる・来てもらえる関係性の構築。(30代、公務員)
・飲めなくても問題ない事とソフトドリンクの種類を増やしている旨を伝える。(40代、会社員)
・飲まない人の料金を下げる(40代、会社員)
・立食形式の忘年会にして酒マナーのようなものが可能な限りないように心がける。(20代、会社員)
・家族同伴可能(30代、経営者・役員)
最後に、今年の職場の忘年会の出席率についてどのくらいだと思うか質問。幹事806人の回答を集計したところ、1位は「7~8割程度」で、35.6%が選択していた。
2位は「9割以上」で32.1%となり、ほぼ全ての従業員が参加するとの予想は3割程度にとどまっている。また、幹事806人を含む3,984人全員の回答でみても、「7~8割程度」の予想が最多であった。
調査概要
調査対象:「調整さん」ユーザー (会社員、自営業、経営者・役員、公務員、その他団体職員、パート・アルバイトなど)
実施期間:2024年10月8日~10月21日
調査方法:インターネットリサーチ
有効回答数:3,984
※数値は、小数点第二位以下を四捨五入し、小数点第一位で表記している。
※調整さんチーム調査。
構成/Ara