ヤマハは、サクソフォンの新製品として、アルトサクソフォン「YAS-62A」「YAS-62UL」とテナーサクソフォン「YTS-62A」「YTS-62UL」を2024年11月25日に発売する。希望小売価格は「YAS-62A」と「YAS-62UL」が各467,500円、「YTS-62A」と「YTS-62UL」が各566,500円。なお、品番末尾のアルファベットは仕上げを表しており、Aがアンバーラッカー仕上げ、ULがアンラッカー仕上げとなる。
↑ヤマハ アルトサックス「YAS-62」仕上げ4種類(左からゴールドラッカー、銀メッキ、アンバーラッカー、アンラッカー)
上位機種のカスタム「82Zシリーズ」でのみ展開していた人気仕上げ!
同社は、1967年にヤマハブランド初のサクソフォン「YAS-1」「YTS-1」を発売して以降、エントリーモデルからプロミュージシャンに使用されるカスタムモデルまで幅広いラインアップを展開。なかでも、サクソフォンの名手ユージン・ルソー氏(1932-2024)を技術顧問に迎えて開発・改良されたモデルとして1978年に発売した「62シリーズ」は、世界中で愛され続けるロングセラーの定番モデルとなっている。
今回、そんな「62シリーズ」のアルトサクソフォンとテナーサクソフォンに、上位機種のカスタム「82Zシリーズ」でのみ展開していた人気仕上げ「アンバーラッカー」と「アンラッカー」が登場。
「アンバーラッカー」は、優れた遠達性を持ち、芯の強さと明るい音色をもたらすのが特徴。また、ヴィンテージサクソフォンを彷彿とさせる深みのあるカラーと華やかな彫刻とのコントラストが、ステージで存在感を発揮。さらに、ラッカーをかけた後に彫刻する「後彫り」を施し、その上にトップコートをかけて保護する特殊な二重塗装を行なっているため、彫刻面を長期間美しい状態に保つ。
一方、「アンラッカー」は、表面にラッカーがかかっていないため、演奏時に管体の振動が奏者に伝わりやすく、そば鳴りが良いのが特徴。奏者に心地よい音色をもたらすとともに、時間とともにアンティークな味わいを増す外観も魅力となっている。
なお、「アンバーラッカー」と「アンラッカー」が追加されたことで、両モデルともに、従来の仕上げ「ゴールドラッカー」「銀メッキ」と合わせ4種類の仕上げで展開することになった。
↑ヤマハ アルトサクソフォン「YAS-62A/YAS-62UL」
↑ヤマハ テナーサクソフォン「YTS-62A/YTS-62UL」
製品情報
https://jp.yamaha.com/products/musical_instruments/winds/saxophones/yas-62/index.html
https://jp.yamaha.com/products/musical_instruments/winds/saxophones/yts-62/index.html
構成/立原尚子