未来に向けたウェルビーイングな食生活を提案するブランド、ZENB JAPANは、全国の20~69歳の女性500人を対象に、「小麦製品・グルテンを控える食生活に関する意識調査」を実施。結果をグラフにまとめて発表した。
なお、同社では小麦のグルテンが含まれる食品を一切食べないことではなく、一人ひとりができる範囲で小麦のグルテンを控える食生活を「グルテンコントロール」と定義している。
健康的な食生活をしたい人の傾向として、5人中2人がグルテンコントロールの食生活に興味
「興味がある食習慣」を聞いたところ、最も回答が多かったのは腸内環境の改善で45.4%、以下グルテンコントロール41.0%、たんぱく質の摂取 38.8%、食物繊維の摂取38.2%、糖質制限35.2%という順になった。
腸活やたんぱく質摂取のような定番の食習慣と同等に、グルテンを控える食生活に対する関心の高さが推察できる。
■約半数の女性が「直近1年間でのグルテンコントロールの意識が高まっている」
「直近1年以内のグルテンや小麦食品の摂取を控えたいと思う意識」について聞いたところ、約半数が直近1年以内で意識が高まったと回答した(とても強まった16.0%+やや強まった33.5%)。
一方、関心が弱まっている人は4.3%(やや弱まった2.6%+とても弱まった1.7%)とごくわずかであり、グルテンコントロールは女性にとって、引き続き関心が高いテーマであることがわかる。
また、グルテンコントロールの実践者は約4人中3人(72.3%)を占めており、その内訳をみると「積極的に取り入れている18.1%」+「たまに取り入れている54.2%」だった。
その一方で、「取り入れたことはあるが、今はやっていない」と回答した実践離脱者は3.3%にとどまっており、実践者は、無理せずにゆるく継続的にグルテンを控えている人が多いと考えられる。
■グルテンコントロールの実践理由は「体調を整える」など多岐にわたる
グルテンコントロールの認知および実践者に「小麦やグルテンを抜く・控える食事スタイルを取り入れている(取り入れていた)理由」を聞いたところ、体調を整える・慢性疲労の改善・倦怠感の改善・何となくの不調といったいわゆる「不定愁訴」を改善したいという回答が最も多く、次いで腸内環境の改善・お腹のハリやお通じの改善といった「腸活」に関する回答が多かった。
他にも、ダイエットや健康維持という悩みの解消など、実践理由は多種多様となっている。
また、「大きな病気以外で、普段感じている身体の不調があるか」と聞いたところ、87.6%が不調を感じている実態があった。そのような日常生活のコンディションに対する改善に向けて、グルテンコントロールの食生活に注目が集まっていることが考えられる。
調査概要
調査期間/2024年9月17日~9月18日
調査方法/インターネットでのアンケート調査 (全国対象)
調査対象/20歳~69歳までの女性 (有効回答500名)
関連情報
https://www.mizkan.co.jp/company/
構成/清水眞希