登録者数50万人以上の大人気YouTubeチャンネル「りんの田舎暮らし」のりんが〝移住の裏側〟を紹介する連載企画「りんの移住裏トーク」。北海道の最北東端、日本のすみっこから、田舎暮らしのリアルをお届けします。
連載/りんの移住裏トーク
こんにちは、りんです。
今回は「移住先の村にぶっちゃけ仕事はあるのか?」をテーマにお送りいたします。移住を考えるなら、働き口があるかどうかはかなり重要な問題ですよね。
結論、私が最初移住した人口2500人の村には、移住者がすぐに就けるような仕事はほとんどありませんでした。
だから、「移住してから仕事を探そう」という楽観的な考えはあまりおすすめできません。
村から隣の市・釧路までは車で片道40~50分。市内に出てお仕事を探すならいいかもしれません。が、私は往復2時間弱の通勤を勿体ないと思ってしまう人間です。
アルバイトのお給料で寒さをしのいだ移住の始まり
私の場合、移住してすぐは東京にある会社から依頼を受けて、北海道で機材管理のアルバイトをしていました。もらえるのは、高校生がアルバイトで稼げる程度のお給料。
でも、移住先の家賃は安かったし、事業が失敗したことによりごはんがあまり食べられなくなっていた身体は燃費が良く、月にかかる費用は少なくて済みました。
灯油代は堪えたかな。借りた家の中央には巨大ストーブが居座っていました。冷えた心と身体を温めてくれましたが、年代物ものの煙突ストーブは灯油をばくばく食べます。道民の方が「冬はすきじゃない」というのは灯油代の存在もひとつなのかな、と思います。
「仕事のない村」で仕事をする方法
先に書いた通り、仕事のために隣町まで車を走らせる時間は勿体ないと思いませんか?自宅で仕事ができるなら、通勤時間を田舎暮らしの生活を楽しむ時間に充てられます。
今は、パンデミックによりリモートワークが普及し、自宅でも地方でも成立する仕事の形が増えました。
もともと私は映像制作がある程度できるスキルを持っていました。移住した頃は、田舎暮らしを紹介するYouTube動画に広告収益をつけていなかったため、「映像制作で食ってる」とはいえませんでしたが、動画編集のようにPCがあればできるお仕事もあると思います。
〝どこでも仕事ができるスキル〟さえあれば、田舎に移住しても問題なく生きていけるし、田舎暮らしの時間を目一杯楽しめるはずです。
移住先で仕事を見つけてみてもいいけれど、スキルやリモート環境を整えてから移住することで、暮らしを楽しむ選択肢が格段に増えると思います。
リモートワークと切り離せない通信環境事情
今は最初に移住した村とは違う場所、知床で暮らしています。
日本の最北東端にある知床からオンライン会議を平均して週5回はやっています。多い時は1日5回打ち合わせする時も。
知床から繋ぐ先は東京がほとんど。直線距離で約1000km離れていても音声と映像は問題なく繋がって、何事もなく対面で会議しています。
ネットでできる仕事の幅が広がり、移住先でできる仕事も増える一方なので、私が移住してからの数年間でも仕事面での移住のハードルは下がってきています。
ちなみに、北海道へ移住したりんから、これから移住する皆さまに伝えたいこと、それは「キャリアはdocomoに限る」です。
北海道に来た頃は別キャリアを使っていました。最初は、「電波悪いな。これも田舎の醍醐味と楽しむべきなのか」と思いつつ、それでも動画のアップロードが中々進まなくて結構困っていました。
道民の方に「絶対docomoにしたほうがいいよ」と教えていただき、変更してからは電波に困らなくなりました。今ではすっかりdocomo信者です。
北海道に移住してきた話を道民の方にすると、皆さん誘い合わせたように「docomo使ってる?」とおっしゃいます。
「キャリアはdocomoに限る」は、道民あるあるのひとつです。移住してリモートワークをしたい方はぜひ覚えていてください。