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キヤノンが近接撮影でも高画質の3D映像を撮影できるEOS VR SYSTEMの3D撮影用レンズ「RF-S7.8mm F4 STM DUAL」を発売

2024.11.10

キヤノンは、「EOS VR SYSTEM」の3D映像撮影用レンズとしてAPS-Cサイズカメラに対応した「RF-S7.8mm F4 STM DUAL」を2024年11月中旬に発売する。価格はオープン。キヤノンオンラインショップでの販売価格は77,000円。なお、2024年10月29日時点での対応カメラは「EOS R7」(2022年6月発売)のみとなる。

キヤノンは、2021年に3D VR映像撮影システム「EOS VR SYSTEM」を立ち上げ、幅広い分野におけるVR(Virtual Reality:仮想現実)映像制作をサポートしてきた。今回登場する、「RF-S7.8mm F4 STM DUAL」は、新たにユニークな映像表現に挑戦したいクリエイターのニーズに対応した、3D映像撮影が可能な「EOS VR SYSTEM」のRFレンズ。被写体に寄った近距離での撮影において高画質で立体感のある撮影を実現し、映像表現の幅を拡大する。

主な特徴

■被写体に迫った近接撮影において立体感のある映像撮影を実現する3Dレンズ

2つのレンズの間隔を「RF-S3.9mm F3.5 STM DUAL FISHEYE」(2024年6月発売)より狭い約11.8mmとすることで、被写体までの距離が50cm未満の近接撮影でも高画質な3D映像を撮影することが可能。料理やペーパークラフトなど手元で作業をするシーンや、ペットなど被写体に寄った撮影においても、質感や立体感を表現した映像を実現し、まるでそこにあるかのような3D映像を楽しむことができる。

↑被写体に近い撮影で立体感のある映像を実現

■画面全体での高画質とAF機構の搭載などによる快適な操作性を両立

「UDレンズ」2枚を含む7群9枚のレンズを効果的に配置することで、画面全体での高画質を実現。また、プリズムを用いないレンズ構成とすることで、質量約131gの小型・軽量設計を実現している。さらに、ステッピングモーター(STM)で駆動する二眼連動のAF機構を搭載し、一般的なRFレンズと同様の操作感で高速・高精度なAFを可能とした。

■EOS VR SYSTEM」専用アプリケーションとの組み合わせによりさまざまな視聴フォーマットに対応

「EOS VR SYSTEM」用のPCアプリ「EOS VR Utility」では、3D Theater形式での出力に加えて、180°VRフォーマット、360°VRフォーマット、「Apple Vision Pro」の「空間ビデオ」に対応したMV-HEVCフォーマットに変換可能。また、「Adobe Premiere Pro」専用プラグイン「EOS VR Plugin for Adobe Premiere Pro」では、180°VRフォーマットへの変換ができるなど、さまざまな視聴フォーマットに対応している。

↑「空間ビデオ」での視聴イメージ

<主な仕様>
画角(水平・垂直・対角線):63°00’・63°00’・63°00’
レンズ構成:7群9枚
絞り羽根枚数:7枚
最小絞り:16
最短撮影距離:0.15m
最大撮影倍率:0.07倍
フィルター径:Φ58mm(前部)
最大径×長さ:約Φ69.2mm×41.5mm
質量:約131g

製品情報
https://personal.canon.jp/product/camera/rf/rf-s78-f4d

構成/立原尚子

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