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すき焼きの「関東風」と「関西風」の境界線はどこにある?

2024.11.07

家族や友人同士で集まる機会が増えるこれからの季節。親しい人たちと囲う食卓の中心に「すき焼き」を用意し、美味しいお肉や野菜をつつきながら、団らんの時間を過ごしたいという人も多いのではないだろうか?

キッコーマンはこのほど、1,158名に「すき焼き」に関するオンラインアンケートを実施し、その結果を発表した。

すき焼きを家庭で食べる頻度、「年に2~3回くらい」が最多

すき焼きを家庭で食べる頻度を尋ねたところ、「年に2~3回くらい」と回答した人が約38%と最も多く、「年に4~6回くらい」が約30%と続いた。

家庭ですき焼きを食べるタイミングは、「大晦日」「年末」「正月」「正月三が日」のいずれかを選択した人がのべ約55%となった。「週末」と回答した人は約39%、「平日」と回答した人は約30%で、年末年始だけでなく、普段から食べられていることがわかった。

「家庭で食べるすき焼きはどのようにつくるか」と尋ねたところ、「調味料で割り下をつくる」「市販のすき焼きのたれを使う」「しょうゆ・みりん・砂糖などの調味料を使って調理する」と意見が分かれた。

家庭ですき焼きを食べるときによく使う食材、牛肉、長ねぎ、焼き豆腐、しらたき、しいたけ、えのき、春菊、白菜が多い傾向

すき焼きのつくり方を地域別に見ると、「関東風」で割り下をつくる人は、近畿、四国を除き、全国的に3割を超えた。「関東風」で市販のすき焼きのたれを使う人は、関東より東側の地域に多く、一方で「関西風」でつくる人は近畿より西側の地域に多くいた。東海地方が「関東風」「関西風」のゆるやかな境目と言えそうだ。

なお本アンケートにおいて、関東風は、「たれを割り下の状態にして、肉を少し焼いた後、食材とたれを入れて煮ながら食べる」、関西風は、「先に肉を焼き、砂糖・しょうゆなど調味料で味付けした肉を食べ、その後他の食材を焼きながら・煮ながら食べる」と定義している。

「家庭ですき焼きを食べるときによく使う食材」について尋ねたところ、牛肉、長ねぎ、焼き豆腐、しらたき、しいたけ、えのき、春菊、白菜を選択した人が50%を超えた。これらはすき焼きの定番食材と言えそうだ。

肉の種類について地域別に見ると、全国的には、定番の牛肉が人気だった。北海道では豚肉を食べると回答した人が約52%。北陸や北関東でも豚肉がよく食べられていることがわかった。

鶏肉と回答した人は、牛肉や豚肉と比べると全体的に低い割合だったが、近畿、中国、九州では約15%がすき焼きによく使うと回答した。

<アンケート概要>

実施時期:2024年9月
対象:「キッコーマン+(プラス)会員」 オンラインアンケート
n数:1,158
地域区分について:
北海道
東北(青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県)
北陸(新潟県 富山県 石川県 福井県)
北関東(茨城県 栃木県 群馬県 山梨県 長野県)
南関東(埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県)
東海(岐阜県 静岡県 愛知県 三重県)
近畿(滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県)
中国(鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県)
四国(徳島県 香川県 愛媛県 高知県)
九州(福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県)

出典:キッコーマン

構成/こじへい

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