天候などの影響を受けず、稼働時にCO2を排出しない次世代型自動販売機
コカ・コーラ ボトラーズジャパンと富士電機は、2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)において、世界初(※)となる水素カートリッジを使用した自動販売機を設置することを発表した。
※2024年10月30日現在、富士電機調べ
世界初となる水素カートリッジを使用した自動販売機
大阪・関西万博会場 設置機のイメージ(デザインは変更となる場合があります)
コカ・コーラ ボトラーズジャパンと富士電機は、2050年のカーボンニュートラルの実現を目指し、CO2排出量削減に取り組む中、新たなエネルギーとして期待が高まる水素を動力源とした自動販売機を開発した。
天候や設置場所の影響を受けず、稼働時にCO2を排出しない次世代型の自動販売機として、国内外の先端技術が集結し、「未来社会の実験場」となる大阪・関西万博の会場内に本自動販売機を1台設置。多くの来場者に「未来の自動販売機」を体験してもらう機会を提供する。
■水素エネルギーの自動販売機への応用について
水素エネルギーは、天候に左右されず自動販売機を稼働でき、少ないスペースで運用できることから自動販売機の動力源としても親和性が高いと考えられる。今後は水素を供給するインフラやコスト面などが課題となる。
■本自動販売機の稼働イメージ
本自動販売機は、自動販売機本体と発電機から構成されている。発電機に水素カートリッジを装填して、水素と空気中の酸素を化学反応させることで電気を生成する。
生成された電気はバッテリーに蓄電され、そこから送電されることで、自動販売機が稼働する仕組みだ。
構成/清水眞希