JAF(一般社団法人日本自動車連盟)は2024年6月1日~30日にかけて発生した〝猫がクルマに入り込んだことによるトラブル〟の救援要請件数を発表した。
2024年6月の〝エンジンルームに猫〟は1か月で381件、2023年12月調査時の24件から約15倍に増加
2024年6月1日(土)~6月30日(日)の1か月間でドライバーから「エンジンルームに猫が入り込んでしまった」と、ロードサービスの要請があった件数は全国で381件だった。
同様の調査を昨年12月にも実施しているが、その際は1か月間で24件。6月の381件はその約15倍相当であり、冬よりも春から初夏にかけての方が猫がクルマに入り込むトラブルが多いことがわかった。
■猫だけじゃない、意外な動物のクルマ入りトラブル
同調査では猫以外の動物がクルマに入り込んだトラブルも報告されており、同期間で9件あった。
内訳はヘビ6件、鳥2件、犬1件。数字としては決して多くはないが、クルマに入り込むのは猫だけとは限らない。エンジンルームなどから物音がして中を確認する際は、注意が必要。不用意に手を入れてかまれた場合、けがや感染症のおそれがあるからだ。
■事故を防ぐため乗車前にボンネットを優しくたたく
猫は暖かい場所や狭い場所を好む。エンジンをかけてしまうとエンジンベルトなどに巻き込まれる場合があり、猫が命の危険にさらされるのはもちろんのこと、クルマの故障(ベルトの切れ、外れなど)にも繋がるリスクがある。
猫はドライバーが車内に乗り込んでも気づかないことがあるため、なんらかの方法で猫に人間の存在を知らせる必要がある。
乗車の前はボンネットなどエンジンルーム付近をやさしくたたき、乗車後はエンジンをかける前に数秒静止して、猫の気配がしないか確認するなど、できることを実践したい。
関連情報
https://jaf.or.jp/common/news/2024/20241015-001
構成/清水眞希