熱燗マシンから温度調節機能付きマットレスまで! クラファンサイト「Makuake」で話題の個性派家電4選
2024.10.30Makuakeは、日本発のクラウドファンディングプラットフォームで、革新的な商品やサービスのアイデアを支援者から資金を募ることで実現している。個人や企業が新しいプロジェクトを提案し、支援者はリターンとして限定商品や特典を受け取れる。テクノロジーやデザイン、ファッション、食品など多様なジャンルのプロジェクトが掲載されており、新たなアイデアを早期にサポートし、広めるための場として注目を集めている。
日本のクラウドファンディング最前線
今回は家電ジャンルで公開中、または11月公開予定の3つのプロジェクトを紹介しよう。情報番組「がっちりマンデー!!」に登場した布団乾燥機を作った家電ブランド、カドーの新プロジェクトも始動予定。
東急プラザ表参道オカモドで開かれたイベント「OC TOKYO ‐推しコマース東京‐」には1600人が来場。中国、深圳での説明会で100人を超える事業者を集めるなど、Makuakeはリアルな活動も強化している
「儲かる引き算ビジネス」に登場した布団乾燥機
cado(カドー)は、洗練されたデザインと高い性能を持つ日本の家電ブランドである。特に空気清浄機や加湿器が人気であり、シンプルかつスタイリッシュなデザインが特徴。機能面でも優れた技術を有し、清潔で快適な空間作りをサポートする。「圧倒的な技術力」と「美しいかたち」をコンセプトに掲げ、インテリアとしても魅力的な製品を展開している。
「がっちりマンデー!!」に登場したシンプルなデザインのふとん乾燥機「FOEHN」シリーズは、ホースがなくステック状の本体をふとんに差し込んでスイッチを入れるだけで、乾燥、ダニ対策、あたため、オゾン消臭が完了する。今回のプロジェクトでは「FOEHN 002」と「FOEHN PRO」へと進化を遂げた。「FOEHN 002」は従来の機能はそのままで駆動音低減率33%の静音モードを設けた。オプションの靴乾燥スタンドとフレグランス機能に対応。「FOEHN PRO」はキングサイズベッドに対応するために送風性能を50%向上、消臭機能のためのオゾン発生を2倍に高めている。作動音はもともと「FEN-002」よりも静かなので、よりパワフルな急速モードが追加されている。靴乾燥スタンドは使えるが、送風口が大きくなったためフレグランス機能には非対応。どちらもふとん乾燥機には見えず手にすると欲しくなってしまう男心をくすぐるデザインなのだ。
プロジェクトは目標金額を達成、11月24日に終了予定。その後は一般販売が予定されている
私のおススメはパワフルで静音化された「FOEHN PRO」である
送風口が大口径化されキングサイズベッドに対応、乾燥時間も短縮される
「FOEHN 002」は静音モードを搭載。好みのアロマオイルが使えるフレグランス機能にも対応
セット販売される靴乾燥スタンドを使えば、靴の乾燥、消臭もおこなえる
フレグランスの使用方法はセットのアロマオイルをアタッチメントにたらすだけ。市販のアロマオイルも使える
アタッチメントを送風口にセットすれば準備完了。要望が多ければ「FOEHN PRO」対応品も考えたいとのこと
快適な睡眠を追求したマットレスギア「FOEHN GRASS」
カドーが11月16日に公開予定のプロジェクトが、送風温度制御技術を使った、真冬でも暖かく、真夏でも涼しいマットレスギア「FOEHN GRASS」である。既存のマットレスの上に敷くだけで、快眠を実現する。「FOEHN GRASS」は8層構造になっており、足元にヒーターとファンを内蔵、オールシーズンで快適な温度と湿度に調整できる。サイズはシングル、セミダブル、ダブル、クイーンがあり、ダブルとクイーンサイズでは左右独立した温度制御に対応する。ワンタッチで操作できる内部清掃機能があり、55度Cの温風でダニを絶滅できる。電気代はセミダルブルで1時間5.6円、駆動音は32dBの超静音設計、専用アプリを使いスマホからの操作にも対応する。Makuakeではシングルモデルが数量限定30%OFFの6万9300円で応援購入できる予定だ。
体験してみると「FOEHN GRASS」は高反発で通気性が良く、足元にファンがあるため駆動音は全く気にならなかった。冬暖かい寝具は従来にもあったが夏に涼しく通気性がいいのが魅力的だ。ベッドのマットレスの上に敷くのが基本的な使い方だが、クッション性があるので床に直接敷いても使え、丸めて収納できるそうだ。
マットレスの上に敷くだけで温度と湿度を調整できる「FOEHN GRASS」
ダブルサイズ以上では左右に独立したファンを持ち、個別に温度調整ができる
左右独立設定できるリモコンが付属、専用アプリを使ってスマホからも操作できる
木のぬくもりを活かしたスマートホームコントローラー
mui Labが作ったのが天然木を使った「ぬくもりデジタル muiボード」である。木のボードに内蔵されたLEDによって、スマート機器の操作に対応、さらにメッセージボード機能も搭載している。共通通信規格は「Matter」と「ECHONET Lite」に対応、さらに同社のloTハブ「SwitchBot ハブミニ」と接続すれば、赤外線通信を使った家電のリモコン操作もできる。
また、一連の動作を記録してワンタップで複数の操作がおこなえるマクロ的な機能も搭載している。木製のボードに触れるとフワッとアイコンが浮かび上がり、ほっとするような操作感が味わえる。従来のコントローラーは液晶パネルとボタンやダイヤルの組み合わせで無機質なものが多く、リビングのインテリアと調和の取れないという悩みがあったが、「ぬくもりデジタル muiボード」は部屋の中心部にあっても違和感なく、家具との親和性も高い。細かい設定はスマホの専用アプリを使い、BluetoothとWi-Fiに対応。カラーはダークとナチュラルの2色がある。
プロジェクト開始数時間後に目標額の100万円を達成。その後も順調に応援購入が続いている
ワンタップに対応するのは左側と中央付近の2ヶ所で円が広がるアニメーションが表示される
テキストまたは手書きメッセージ、ボイスメッセージ表示にも対応する
接続機器はホーム画面にアイコンで表示され、その状態をモニターできる