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「令和の米騒動」で代替品として購入されたのは麺類、パン、粉ものではなくカップライスやパック白米

2024.10.29

読売広告社(以下YOMIKO)は、同社の子会社であるショッパーインサイトが保有する日本最大級の食品ID-POS購買行動データベース「real shopper SM(※1)」を活用して、食品スーパーにおけるコメなどの購入変化を分析。
※1 real shopper SM:食品スーパーのID-POSデータをもとに生鮮惣菜を含めた全ての食品購買状況を全国規模の買物客単位で分析できるデータベース。

コメの品薄状態がみられた今年の夏における、コメの代わりに買われたものの購入傾向やコメの購買状況の変化を明らかにした。

本稿では同社リリースを元に、その概要をお伝えする。

「カップライス」「パックご飯」などがコメの代替商品に

2024年の夏は、コメが店頭において品薄となった。その時期に、コメの代替商品として何が購入されたかを調査を実施。主食となりうる商品を25点ピックアップして、トレンド指数(時系列の売上トレンドの傾向を把握する指標・22年9月~23年8月の平均月間金額PI値が基準)を分析した。

2024年9月の同月前年比(2023年9月)を比較すると、「カップライス」「パックご飯」「おかゆ」などのコメ関連商品が、各種の麺類や粉もの、パン類よりも大幅に伸びていることがわかる。

また、主食類のトレンド指数の同月前年比上位5品目の指数推移をみてみると「カップライス」や「パック白米」の2024年7月から8月の上昇幅が大きく、コメの品薄に伴った代替商品として購入されていた様子が推察できる。

■うるち米の金額PI値は増加傾向にある

コシヒカリやあきたこまちなど、一般的なコメとして流通している「うるち米」の金額PI値(レジを通過した買い物客1000人あたりの販売金額指数)推移を分析。

2024年1月から緩やかに増加傾向にあり、6月頃から増加度合いが大きくなっていることが判明した。

8月4日週に金額PI値が跳ねており、これには台風発生や南海トラフ地震臨時情報による消費者の購買状況が影響していると考えられる。ただし、翌週からは徐々に落ち着き始めている。

金額PI値の変動における数量および単価の影響度合いを確認してみると、主に数量の影響が大きいことがわかる。

特に2024年8月4日週では数量要因(価格に変化をもたらす数量の変動要因)、単価要因(価格に変化をもたらす単価の変動要因)ともプラスになっており、ダブルで金額PI値を押し上げたようだ。

つまり、売上数量が増えたこと、販売単価が上がったことの両方が金額PI値を押し上げた要因とみることができる。

直近の8月18日週以降では販売単価が上がっているプラス要因を、商品の品薄によって売上数量が減ったマイナス要因を打ち消している状況が発生している。

■うるち米の購入金額増加幅が大きかったのは女性50代・60代

2023年8月と2024年8月のうるち米の平均購入金額の差分を比較してみると、男女ともに全世代において2024年の購入金額はプラスとなっている。特に女性50-60代では増加幅が大きいことがわかる。

調査概要
集計期間/2023年8月~2024年9月
エリア/日本全国
対象カテゴリ/主食類
利用データ/real shopper SMデータ

関連情報
https://shopperinsight.co.jp/sakiyomi/

構成/清水眞希

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