27日は衆議院議員選挙の投開票日ですが、選挙に行った時に気になるのが立会人の人たち。
お年寄りの方も多く、誘導や投票用紙を渡す人たちと違い、一見ただ座っているだけのように見えますが、どんな役割があるのでしょうか?
選挙に対する信頼感を高める立会人の役割
選挙は国民の意思を反映する重要な制度であり、その公正さは民主主義の根幹をなすものです。立会人は、選挙の公正さを確保するために、中立的な立場から投票や開票の過程を監視し、不正やミスがないかを確認します。立会人の存在は、選挙に対する国民の信頼感を高め、民主主義の健全な発展に貢献するものです。
選挙の立会人は、投票や開票の際に不正が行われないよう監視し、選挙の公正さを守る重要な役割を担っています。具体的な仕事内容は以下の通りです。
投票立会人の役割は?
・投票所の開閉に立ち会う
・投票箱が空であることを確認する
・選挙人が選挙人名簿に登録されているか確認する
・投票用紙の交付に立ち会う
・投票箱の閉鎖に立ち会う
・その他、投票手続き全般に立ち会う
開票立会人の役割は?
・開票手続きに立ち会う
・投票の有効・無効の判定に立ち会う
・開票結果の集計に立ち会う
・その他、開票事務全般に立ち会う
立会人は、これらの業務を通して、選挙が公正かつ適正に行われるよう監視し、選挙結果の信頼性を確保する重要な役割を担っています。
どんな人がやっている?
選挙の立会人は、地域の選挙管理委員会が選任します。
一般的には、
・ 地域の自治会や町内会に所属している人
・ 公務員
・教職員
・企業の従業員
どうやって集めている?
立合人の報酬は?
国政選挙での報酬(費用弁償額)の基準は法律で定められ、投票日1日1万900円、期日前1日9600円となっています。
こちらの報酬には規定の所得税が源泉徴収され、半日従事の場合は半額となります。
とりあえず、選挙に行こう
立合人だけでなく、選挙には多くの人がかかわり、その運営費は税金で賄われています。自分たちの生活、未来を守るためだけでなく、この選挙にかかるお金を無駄にしないためにも投票には行くべきだと筆者は考えます。一票にはそんなに力なんてありませんが、それが集まることで時代の大きなうねりになっていくと思うからです。
文/相原アイコ